コロナワクチン、同じ12歳でも接種タイミングによって量も種類も違うことを知っておこう!

コロナ関連

5~11歳のコロナワクチン接種が今まさに始まろうとしていますね。

新聞社やネットアンケートのリサーチによると、お子さんが対象年齢にあたっている保護者の回答で最も多いのが「当面様子見」だったそうです。

この先長い時間を生きていく子ども達に、将来どのような影響が出るのかわからないワクチンを簡単に打たせるわけにはいかないと考える親御さんが多いのはごく当たり前の結果かもしれません。

子のワクチン接種は親の判断に委ねられていますので、ワクチン接種に関する知識を深めていきましょう。

子どものワクチンは大人と違う?

11歳以下の子どもへの接種は12歳以上と比べて量が少なく設定されているのをご存知の方も多いでしょう。

と言っても単純に12歳以上が打っている量を少なめにして打つというわけではなく、小児専用のワクチンを打つことになります。

12歳以上は希望する製薬会社のワクチンを受けることができますが、11歳以下はファイザー製と決められていて、1回につき

大人…0.3mL(有効成分は30㎍)
11歳以下…0.2mL(有効成分10㎍)

※㎍=マイクログラム……マイクログラムとは、1gの1/1,000,000に相当します。

の量を接種し、1度目の接種から3週間の間隔をあけて2回目を接種します。

身体に入れるワクチン液全体の量は12歳以上の2/3で、有効成分は12歳以上の1/3というのがファイザーの小児用ワクチンの詳細です。

ちなみに有効成分量が12歳以上の1/3である理由は、臨床試験時にこの量で十分な中和抗体価の上昇と90.7%の発症予防効果が確認されたからだそうです。

量が少なくても十分な効果があるなら有難いですね。

身体が小さい12歳も大人と同じ量を打つ!?

多くの親から疑念の声が出ていたのが12歳の接種量。

12歳と言えば小学校6年生~中学1年生で、まだまだ個体差が目立つ時期。

大人顔負けの体格の子もいれば、まだまだお子様体型の子もいます。

身体の大きな子はまだしも、身体の成長がまだ未発達の12歳の子に大人と同じ量を接種させて大丈夫なのかと気になりますよね。

調べると、

ワクチンは、感染や発症、重症化を防ぐのが目的です。ワクチン接種で、感染した時と似たような免疫反応を体内で起こし、実際に病原体が体内に入ってきた時に免疫反応が素早く起こるようにします。こうした免疫反応を起こさせるのに必要なワクチンの量は、免疫反応が成人とはやや異なる乳幼児や児童以外は、大きな差はないため、体重や体格とは関係なく同じで問題ありません。

参照:ワクチン接種量、体格が違ってもなぜ同じ? 大人と子供、男女差は? (asahi.com)

とのことで、よほど小さな子でない限り量は問題ないとのこと。

しかしその一方で、日本ではワクチンによる副反応率が海外に比べて高いことから、日本人には量が多すぎるのかもしれないと分析する医師もいます。

こちらを参考に:コロナワクチン、日本人の副反応の要因を医師が分析 「量」か「体質」か|NEWSポストセブン (news-postseven.com)

真実は今のところわかりませんが、もし打つとしたら子どもの身体になるべく影響が出ないようにしたいところ。

…が、調べていくと同じ12歳でも打つタイミングによっては量に差が出る事態になることがわかりました。

接種量に差が出るタイミング

11歳と12歳で接種量が異なるコロナワクチン。

ここで一つ疑問が。

2度の接種のうち、1度目の接種日には11歳で、2度目の接種日を迎える前に誕生日を迎えて12歳になってしまったらどうなるの??

1度目は小児用ワクチンで2度目は大人用ワクチンなのでしょうか?

厚労省HPによると、

1回目の接種日の年齢を基準として2回目を接種するそうです。

ということは、子どもの身体を考えて少ない量を打ちたい場合には12歳の誕生日を迎える前に打つ必要があります。

1回目の接種日が誕生日前か後かで同じ12歳でも接種量の違う子が出てくるというわけですね。

気になる11歳以下の副反応は

打ったワクチンで子どもが苦しむ姿を見たくはありませんが、副反応は起こっているようです。

厚労省によると主な副反応は

とのことで、接種後しばらくはお子さんの様子を注意深く見ている必要がありそうです。

心筋炎リスクは?

ワクチンの副反応として最も怖いのが心筋炎ではないでしょうか。

日本国内でもワクチン後に心筋炎で亡くなった方が数多くいらっしゃいました。(ワクチンとの因果関係は1件も証明されていません)

今回は小児用ワクチンということで量も少ないし…と期待したいところですが、

米国で実施された、ワクチン接種後の様々な症状に関する解析結果によると、5~11歳の男性においても、2回目接種時に心筋炎が報告されています。

しかし、その報告頻度は12~15歳および16~17歳の男性と比較して低かったことが確認されています。

ワクチン接種後4日程度の間に、お子様に胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸等の心筋炎や心膜炎を疑う症状が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。

参照:5歳~11歳用ワクチンの効果・副反応/厚木市 (city.atsugi.kanagawa.jp)

とのことで、特に男児には注意が必要なようです。

心筋炎は一度発症すると一生を左右しかねない病気です。

接種するか否か、ご家族で十分に検討したうえで結論を出してくださいね。

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