【心の飢餓】禁止事項が多い家庭で育った子供の行く末は…。大人になってから暴走するケースも。

育児

育った家庭環境というのは後の人生を大きく左右するほど影響力を持つものです。

子供時代に「やりたいこと」「欲しいもの」を制限される家庭で育った子ほど、大人になったときに過去の不満を爆発させるかのような行動をとることがあります。

子供だって一人の人間。

本当に子供のことを思うなら、子供の自由を奪うルールはなくしたほうが子供のためなのでは?と感じています。

ルールを作るのは親の自己満足

どこの家庭でも少なからず「○○は禁止」というルールはあるのだろうと思います。

もちろん私が子供の時にも親が決めたルールがありました。

特に覚えているのはくだらないテレビを見るのは禁止、そして門限までに帰宅すること。

親の言うことに従わねばならず窮屈な思いをしていた記憶がありますが、世の中にはもっと厳しい制限をかけられている人が思った以上にいるんだなーと今回調べてみてわかりました。

それは誰のためのルール??

インターネットで検索してみると、実に様々な制限をかけられるパターンがありました。

・母の手作りお菓子以外口にするのは禁止

・流行りの歌(J-POP、ロックなど)は禁止

・駄菓子屋禁止

・キャラクターグッズを持つのは禁止

・洋服は母が決めたものだけ

・漫画、ゲーム、テレビは禁止(親が許可したものだけはOK)

・インスタント食品は禁止

・子供同士でのおでかけ禁止

などなど、まだまだ禁止事項はたくさん出てきますが一旦このあたりで止めておきますね。

身体に悪いもの、教育上よくないと思われるものを禁止するのはわかるのですが、キャラクターグッズ(キャラ付きの鉛筆・消しゴム・下敷きなど)や親の選ぶ洋服しか着られないというのはどのような理由からなのでしょう。

友達同士で出かけることも人間関係を深めるために必要なことだと思うのですが…。

理解しがたい禁止事項は上記以外にもまだまだ存在し、子供達の自由を奪っています。

子供の心に潜む欲望に気付かない親がほとんど

子供に何かを制限するということは、子供の心の中に知らず知らずのうちに欲望を溜め込ませる原因になります。

実際、子供の頃に禁止事項が多かった人ほど大人になってから影響が出やすく、それに苦しむ人もいるほどです。

子供のうちは親の言うことを聞いていたとしても、親元を離れてから反動が出る人が多い傾向にあります。

親はそのあたりのことも考えて禁止ルールを作っているのでしょうか。

おそらくそうではないでしょうね。

本当に子供のためを思うなら、ある程度大きくなったときには本人の意思を尊重してあげたほうが後々の反動が小さいもので済むだろうと個人的には思っています。

禁止することで勉強に打ち込むようになる、わがままに育たない、変な友達ができない、身体が健康になる、と思っているとしたらそれは短絡的すぎます。

子供に一方的に細かな禁止を押し付けるのは、私には子供の心を無視した単なる親の自己満足にしか思えないのです。

禁止事項が多かった子供が大人になると

禁止の多い家庭の子は外に出るとその欲望を満たすかのような行動をとるというのはよく聞く話です。

市販のお菓子を禁止されている子がお友達の家に行くと出されたお菓子をガツガツ食べるとか、ゲームを禁止されている子がお友達の家に入り浸って散々ゲームをするとか…。

ひどい場合、その友達の親に「うちではそれを禁止しているのになんてことするんですか」と苦情を入れるケースもあるようです。

(ここまでする親は子供のためを思ってのルールではなく、単に支配欲だでルールを決めているんじゃないかと思われます)

さて、このような子供達が大人になったとき(親元を離れた時)にどうなるのかを挙げてみたいと思います。

・禁止されていたお菓子を食べまくる→小さい頃に食べられなかった反動で3食スナック菓子になるというケースも。その場合、短期間で体重が増加することがあります。

・ゲーム浸り→誰にも邪魔されずにできるため、気の済むまでやる。酷くなると昼夜逆転の生活になり、大学や仕事など行くべき場所に行かなくなります。

・欲望のままに散財する→欲しかったものを我慢してきた思いが強い人ほど、あるだけのお金を全て使い果たすほど物への執着が強くなります。欲しいものは欲しいときにその場で手に入れないと気が済まないので借金をしてでも買ってしまう傾向にあります。衝動買いが多いです。

・見栄っ張りになる→貧しさから制限をかけられていた場合、自分で働きだしたときに稼ぎに見合わない高価なものを手に入れたがる傾向にあります。

・おしゃれができない→幼いころから親が決めた洋服しか着てこなかったため、自分で服を選ぶのが苦手になる傾向があります。何を着たらいいのかわからず、苦労することも。反対に親から抑圧されていたのを晴らすかのように洋服をたくさん買って、オシャレに目覚める人もいます。

・何においても興味がない→あれがしたい、これがしたい、を我慢し続ける中で特に怖いと思えるのが「興味がなくなる」ということです。欲しかったものへの執着がなくなるだけならまだ良いのですが、親の支配が度を超すと「どうせ親の言う通りにしないといけないから自分の思いは叶わないし…」と、自分の描く未来の姿すらどうでもいいものになってしまいがちになります。

本人の意向はそっちのけで「それがあなたの幸せなのよ」と親の意見を押し付けてくる。

その典型的なものが「女子高しかダメ」とか「就職先は○○」とか「結婚相手は親が決めた相手と」などです。

 

ここに挙げたのは一部の例です。

すべての人がこれに当てはまるわけではもちろんありません。

中には特に反動もなく、普通に過ごしていらっしゃる方も大勢います。

一方で、育った環境が起因して極端な生活を送っていらっしゃる方もいます。

親はルールを作る際に「本当に適したルールかどうか」をしっかり考えるべきだと思います。

子供は親の操り人形ではありません。

子供に幸せになってもらいたいのであれば、ルールでがんじがらめにするのは今すぐやめたほうがいいと思います。

こちらも参考にどうぞ→過干渉・過保護な親はもはや論外!子供の将来のために親ができる最大のこと。

禁止するのが本当に子供のためなのか

5年ほど前に「子供と携帯電話の付き合い方」という講習を受けたことがありました。

子供にいつ携帯を持たせるか、使用法をどう指導するかなどとても参考になる会だったのですが、その際に講師の方がおっしゃっていた言葉が一番印象的だったかもしれません。

それは

「携帯電話を触らせないためにいつまでも『買わない』という選択をしていた親の子ほど、手に入れた後の反動がひどい」というものでした。

その方がおっしゃるには、「原因を取り除く方法がそもそも『与えない』という選択はしないほうがいい。むしろ与えて使い方を少しずつ覚え、同時にしてはいけないことも刷り込むほうがいい。そのほうが最終ゴールは親が理想としていた場所と近いものになる」とのことです。

これって携帯電話に限らず、ゲームや漫画やお菓子などにも当てはまるのではないかと思います。

要は、「欲しくて欲しくてたまらなかったものを我慢して我慢してやっと手に入れた時、その反動は大きく親が止められるものではない」ということです。

例えば、中学生ごろから周りの友達はスマホを買い与えられているのに自分の家は買ってもらえず、ずっと我慢をしていたとします。

高校生になってようやく持てた時、周りのみんなはスマホの使い方に詳しくなっているから自分も早く追いつきたいという気持ちや、待ち望んでいたものが手に入った嬉しさから必要以上に携帯を触ってしまう。これは当然の行動かもしれません。

中学の時であればまだ親の指導を聞いたかもしれないけれど、高校生まで我慢させられたという思いを持つ子供は親の言うことなんて聞きません。ようやく持てた携帯電話をまた親に制限されるなんてまっぴらごめん、という心境でしょう。

常に触っているため親も注意したくなりますが、注意したところでなかなか難しいのではないかと思います。

触れさせて、わからせて、指導する

禁止されたものほど子供が興味を持つのは、「それがどんなものか知らないから試してみたい」という好奇心が強いからというのも一因に挙げられます。

そのもの自体を知った上での親の指導であれば、知らずに禁止されるよりも不満は小さいものになるでしょう。

子供の年齢が小さいときほど親の言うことを素直に聞くので、小さいうちから体験させてそのうえで「これはやめておこうね」と指導するのが一番ではないでしょうか。

子供の身体の中に入るもの…例えばカップラーメンや着色料が使われている食べ物などは健康のために排除したい!と考えるのは親であれば誰でもそうだと思います。

しかしだからと言って、「絶対禁止!」となると子供は親に隠れて欲望を叶えようと考え始めます。

だからよその家でお菓子やゲームにハマったりするのです。

身体に良くないとわかっているものをわざわざ食べなくてもいいと思いますが、例えば子供がそれを食べたがっていて、しかもその頻度が1カ月に1度など親の許容範囲であれば、与えて子供の心を満たすことを優先したほうがいいと思います。

月に1度何かを食べたからと言って、それが身体に悪さをするとは考えづらいですし、むしろそれすら叶えてくれない親への不信感や大きな欲望などが子供の心に渦巻くほうが怖いと私は思います。

おわりに

親元から離れて反動が来るかどうかは欲しかった気持ちなどを代替するものがあったかどうかにも左右されます。

欲しい・やりたいという気持ちが強かったとしても、それ以外のことで心を埋めることができた人は後の反動は大きくならずに済んでいる人が多いようです。

何事もほどほどが一番です。

締め付けすぎも緩すぎもよくありません。

友達との会話についていけずに学生時代は寂しい思いをしたという記憶を今でも抱えている人だっています。

子供の年齢や環境に応じて、適したルールを作ってあげてほしいなと思います。

 

子供は親の持ち物ではない。

一人の意思のある人間なのですから。

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