11歳以下の子どもを対象にしたコロナワクチン接種が全国各地で本格化しています。
以前の記事でもお伝えしたのですが、11歳以下の子どものワクチンは12歳以上が接種するワクチンとは全くの別物です。
小児専用ワクチンは、
・ファイザー製しか承認されていない
・1回の接種量は、12歳以上が0.3mL(有効成分30㎍)打つのに対し、11歳以下は0.2mL(有効成分10㎍)※㎍=マイクログラム……マイクログラムとは、1gの1/1,000,000に相当します。
という点が12歳以上用ワクチンとの大きな違い。
有効成分が12歳以上と比べると1/3の量なのですが、臨床試験時にこの量で十分な中和抗体価の上昇と90.7%の発症予防効果が確認されたのでこの量になりました。
……だったのですが…。
3月2日、日経新聞に目を見張る記事が掲載されていました。
ここへきて、小児用ワクチンの予防効果は1カ月程度しかないのではという調査結果が発表されていたのです。
アメリカのニューヨーク州保健局が新型コロナウイルスワクチンの有効性についての調査をしたところ、低容量の小児専用ワクチンを接種した5~11歳の年齢層では、成人と同じ用量を接種した12~17歳の年齢層と比べ、接種後1カ月程度で「オミクロン株」への感染を予防する効果が急速に低下していたことが分かりました。
2021年12月~22年1月に、ファイザー製ワクチンを2回接種した5~11歳37万人と、12~17歳85万人を対象に効果を調べたところ、
12~17歳のグループでは感染予防効果が12月中旬は66%、1月下旬では51%。
小児専用ワクチンを接種した5~11歳のグループでは、12月に68%だった予防効果が1月下旬に12%まで急速に低下。
という結果が得られたとのことです。
ワクチンを打っても感染するというのは周知の事実ですし、ワクチンに多少なりとも予防効果があったことが逆に驚きなのですが…。
我が国の厚労省は「5~11歳にオミクロン株の予防効果があるという明確なエビデンス(証拠)は現段階でない」と認めていますし、予防効果を期待してはならないのではと個人的に思っておりますが。
それはさておき、驚くのが記事の最後の一文ね。
予防効果の引き上げには小児用ワクチンの用量見直しが必要となる可能性がある
は???
どんどん変異してる病気に対して、型の合わない可能性の高いワクチンを量多めに打つって…。
ちなみに感染予防効果は低下しても重症化予防効果は下がらないという結果も出たそうで。
いやいや、普通の健康な子どもはそもそも重症化しませんから。
何のために子どもに打たせるのか、もはや目的がわからないものとなっているワクチン。
ちなみに、臨床試験で得られた90.7%の発症予防効果というのは、『デルタ株に対して』であり、オミクロン株に対する効果ではありません。
愛知県大口町が小児接種の中間報告を公表していまが、18人中15人にワクチンによる副反応があらわれたそうです。
大した副作用じゃないらしいけど、子どもにしてみたら苦しいよね…。
ろくに考えもせず安易に打たないようにと、ワクチン希望者に市の窓口まで接種券を取りに来てもらう方法を取る市町村もそこそこあるようだし、子どもにワクチンを打たせることに抵抗を持っている大人は思っている以上に多いのかもしれません。
子どもにワクチン。
本当に必要なのか。
本当に必要じゃないのか。
保護者はじっくり考える必要があります。
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