先月の15日、変異株の種類によってはアメリカの製薬会社ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの働きが弱まる可能性があることを示す研究結果を国立国際医療研究センターのチームが発表しました。
接種を受けた約10人の血液を集め、ウイルスの感染力を弱める反応が起こるかどうか調べ、「変異の仕方次第ではワクチンの効果は大幅に減る可能性がある」ということを突き止めています。
それを裏付けるかのように昨日、「イスラエルの保健省が変異ウイルスへのファイザーワクチンの有効性がかなり低下しているとの報告書をまとめた」とのニュースが流れました。
報告書によると、無症状者を含んだコロナウイルスに対する予防効果は、6月6日の時点で約64%、入院や重症化予防での効果は93%。
5月に発表した報告書では、ファイザー製ワクチンを2回接種した場合には、感染・入院・重症化に対する予防効果は95%超と発表していたので、感染に対する予防効果は30%以上も落ちたことになります。
入院・重症化予防に着目すると、5月時点では98.2%の予防効果とされていたところが6月には5%減の93%に推移。
「重症化予防に効果があるのでワクチン接種は依然有効」としていますが、変異株に対する予防効果は明らかに減少していて、このまま変異が続けば現行のワクチンでは対処できない可能性も出てきます。
冒頭でお伝えした国立国際医療研究センターの研究結果をまとめた満屋裕明研究所長は、「免疫を回避する新しい変異株の出現に備えて、ワクチンだけでなく、強力な効き目がある新しい抗ウイルス薬の開発が必要だ」と話しています。
個人的には、未知のウイルスに対する未知のワクチンや強力な薬に頼るばかりでなく、個人個人が基礎免疫力をあげるように努力するほうが健康的なのでは?と感じています。
薬を飲む・ワクチンを打つ→身体に二次被害(副作用等)が出る→それを抑えるためにまた新たな薬を飲む…という一連の流れが、身体に相当な負荷をかけ本末転倒な気がして仕方ないんですよね。
ワクチンをすでに接種した人にまた新たに強力なワクチンを接種させるのだろうか、治験もままならない状態の抗ウイルス薬を人々に処方するのだろうか、いう不安もあります。
そんな怖い薬を使うくらいなら、有効性も安全性も実証されているイベルメクチンを早く承認してほしい。
話は戻りますが、コロナワクチン接種の先行国であるイスラエルでは、人口930万人中約60%が少なくとも1回目の接種を終了したと言われています。
1日当たりの新規感染者数は1月時点に1万人を超えていましたが、6月には1桁台まで減少し、行動規制を大幅に解除たところで7月に入り新規感染者数が増加。
変異株に対する有効性の低下も確かなのでしょうが、ワクチンを打ってもなお予防に努めなくてはならないことは間違いないようです。
今後、以前のようにマスクのない生活ができる日はやってくるのでしょうか。。。
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[…] 参考に→変異株に対するファイザー製ワクチンの予防効果が大幅減。今後も下がる可能性。 […]