「イベルメクチン」という薬名をご存知でしょうか。
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士により開発された薬で、元々は抗寄生虫薬として使用されてきた薬です。
この薬はかなり前から世界各国で「コロナ治療・予防に有効」と言われているのですが、日本発の薬にも関わらず日本政府はいまだにコロナ治療薬として認可していません。
一体なぜなのでしょうか。
イベルメクチンの歴史
イベルメクチンは、家畜やペットの寄生虫の治療薬として1981年に開発された薬です。
「動物に効果があるなら人にも効果があるかもしれない」と研究・開発が進み、アフリカ・中南米・中東などに住む人々に蔓延していたオンコセルカ症の治療・予防薬として活用されました。
※オンコセルカ症(河川失明症)とは…河川に生息する黒バエ(ブユ)に刺される際、体内にミクロフィラリア(回旋糸状虫)をうつされることがあり、その線虫が体内で繁殖すると激しいかゆみや皮膚の腫れ、場合によっては失明を起こす。
1987年にイベルメクチンが熱帯地方の人々に無償で配布されるとオンコセルカ症は急速に減少し、「撲滅した」と宣言する地域も出てきたほど。
薬の配布は医師ではなくボランティア達の手により現地の人々に渡されており、それだけ副作用が少ない安全な薬であることが証明されています。
今回コロナが世界中に蔓延しているのに、医療体制が整っているとは言えないアフリカで爆発的な感染が起こっていないのは、イベルメクチンの効果だとも言われています。
「コロナに効果あり」との声多数
イベルメクチンがコロナ治療・予防に効果があるという声は世界中からたくさん寄せられています。
今年の3月時点で、イベルメクチンの有効性については世界27カ国から44の研究報告が上がっています。
合計1万5420人にイベルメクチンを投与した結果、予防に89%、早期治療に82%、死亡率にも75%の改善が見られています。
予防についてはアルゼンチンやインド、ブラジルなどの16の研究で、7011人に投与して確認された効果であり、死亡率も複数の国での17の研究で、7267人に投与して確認されたものです。
イベルメクチンを投与した704例の致死率は1.4%で、同数の非投与の致死率は8.5%。
人工呼吸器を装着した患者だけに着目すると、投与した人の致死率は7.3%なのに対し、非投与の致死率は21.3%。
イベルメクチンを投与するか否かで致死率にはっきりとした差が見えています。
効果は明らかなのに、なぜコロナ治療薬として承認されていないのでしょうか。
イベルメクチンが認可されると困る理由
コロナ特効薬とも言われているこの薬が認可されない理由は、主に「お金」との見方が強まっています。
イベルメクチン自体は安価で、効果的で、副作用もほぼないという優れた商品。
早く認可してほしいという人は多数います。
しかしこれを認めてしまうと困るのが、一部の政府と製薬会社。
なぜ困るのでしょうか。
政府や製薬会社が困る理由
新型コロナウイルスの治療薬としてイベルメクチンを認めるかどうか、許可を出すのは厚生労働省です。
国内でもこれだけの罹患者や死者が出ているのに認可をしないのには、厚労省ならではの理由があるから。
実は、厚労省の官僚は厚労省勇退後に製薬業界に天下りをするのが古くからの流れ。その数は年間で数百人~千人規模だと言われています。
しかも現在、武田薬品がコロナ治療薬として薬を開発している真っ最中。
今ここでイベルメクチンを治療薬として認めてしまうことは開発薬のプロジェクトには大打撃。
新薬が売れなくなることを懸念しているのです。
天下りした官僚の給料は毎年何千万、開発薬が世に出れば製薬会社にも莫大な金額が転がり込んでくるのですから、たとえ国民の命がかかっていたとしてもイベルメクチンには意地でもその地位を譲るわけにはいかないというのが本音でしょう。
結局のところ、政治家や官僚、製薬会社が甘い蜜を吸いたいがために許可を出さない、というところです。
すでに安くて効果が確認されている安全な薬があるのに、です。
この国の仕組みにはウンザリしますよね…。
製薬会社も新薬で儲けたいとの思惑もありますし、イベルメクチン自体は特許が切れている上に安い薬で大して利益にならないので旨味はありません。
このことから、イベルメクチンの承認が遅れているのでは、と推測されます。
世界からの評価の高さ
世界各国でイベルメクチンの効果は確認されていて、大々的に発表されています。
20年3月、アメリカバージニア州のイースタンバージニア医科大学の呼吸器・重症患者治療主任のポール・E・マリク教授がリーダーとなって、新型コロナに関する医師連盟であるFLCCC(Front Line COVID-19 Critical Care Alliance)が設立された。FLCCCは、世界で広がっているイベルメクチンの臨床試験の報告をいち早く評価して、自分たちのプロトコルにイベルメクチンを取り入れ、他のグループの臨床試験を集約して評価をはじめた。
その結果は20年10月31日、「イベルメクチンはCovid-19パンデミックに対する世界的な解決策となる可能性を秘めている」とのタイトルで、約30報の論文を精査した結果として世界に向けて発信された。
その評価内容は、以下のような衝撃的なものだった。
1、新型コロナウイルスの複製を阻害し、感染した細胞培養において48時間でほぼすべてのウイルス物質を消失させる。
2、感染した患者の家族間のCOVID-19の感染と発症を防ぐ。
3、軽度から中等度の疾患でも、発症後早期に治療することで回復を早め、悪化を防ぐ。
4、入院患者の回復を早め、集中治療室(ICU)への入室や死亡を回避する。
5、国民全体に配布・使用されている地域では、症例死亡率の顕著な低下をもたらす。
イベルメクチンは、使用され始めてから長い年月が経っており、副作用がほとんどないことがわかっていて、ワクチンを接種するよりよほど安全性は高いです。
ここまで世界的評価の高い治療薬があるのに、日々コロナで日本国内の人々が亡くなっているなんて残念過ぎませんか?
効果は知りつつ処方できない医師達
イベルメクチンがコロナに効果が期待できるということは、もちろん日本国内の医師達の間でも周知の事実です。
処方してくれる医師は一部いるようですが、ほとんどの医師はコロナで苦しんでいても処方してくれません。
効果があるのになぜなのでしょう。
その理由はまさに『コロナ薬として承認されていないから』。
承認されていない薬を患者に処方し、万が一何かがあった場合、処方した医師が責任を全て負わねばなりません。
損害賠償すべてが一人の医師にのしかかるというわけです。
一方、承認された薬品というのは国がよく調べた上で「問題がない」という御墨付きのあるものなので、その薬を使って万が一患者に問題が生じた場合は責任を取るのは国になります。
万一の場合には国が損害賠償金を患者に支払ってくれる、という安心感があるからこそ、医師はその薬を安心して患者に使用ができるのです。
コロナ治療薬として処方したくても認可がないので処方できず、歯がゆい思いをしている医師は全国にたくさんいます。
【余談】イベルメクチンは効果なしと言い切る医師の正体
厚労省が認可しない理由の一つに「コロナ治療に効果が認められない」とする発言があります。
しかしこの結果を導き出したとされる研究機関は厚労省の言いなりであり、厚労省に不利な発言は絶対にしないことで有名です。
そこの医師が「効果がない」と言ったから、「専門家も効果がないと言っているから認められない」と厚労省は発言しているようなのです。
詳しくはこちら→未知のコロナワクチンを根拠なく称賛する厚労省「御用医師」らの無責任
感染して苦しい思いをしている罹患者だけでなく、クラスター等のリスクを懸念されて高齢者施設にいる肉親に会えない辛さ、そのような国民の思いをこの方達は理解していない…というかする気もないのかもしれません。
イベルメクチンは既に品薄
イベルメクチンは現時点ですでに品薄状態だそうで、個人で海外から取り寄せている人も多くいるようです。
しかしそこには危険も。
まず一つ目が偽商品が出回っていること。
二つ目が、イベルメクチンの飲み方についてです。
偽商品かどうか素人では判断しづらく、被害に遭う人も出ています。
そしてイベルメクチンにはいくつもの種類があり、1年に1度服用すればいいものもあれば週に一度飲むものなど、様々です。
副作用は少ないと言えど大量摂取は健康被害を及ぼすことに繋がります。
飲み方や飲む量を間違えると危険なので、イベルメクチンが欲しい場合は医療機関に相談しましょう。
冒頭でもお伝えしたように元は体内の虫の駆除等で使用されていたものなので、内科医よりも胃腸科や皮膚科の方がこの薬に比較的に詳しい医師が多いです。
薬があるかどうか、医師が処方してくれるかどうかはわかりませんが、まずは専門医に相談して情報を得ることから始めましょう。
おわりに
インドネシア政府はイベルメクチンをコロナ治療薬として最近承認しました。
これを受けて、日本発のワクチンなのに日本は何してるの?という声が国内外から飛んでいます。
副作用が重く数年後の作用すらわからない恐ろしいワクチンに頼らなくても、何十年も前から安全に使われている薬でコロナを予防したり治療したりする方がよっぽど効果的だと思いませんか??
コロナ対策で数々の失態を犯している日本政府。
信じられるのは政府よりも己の判断力です。
どうか周りに流されることなく、自分自身で調べた上で、最善の方法で、一人一人がコロナを予防してほしいと思います。
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