「ゲームは悪影響」はもう通用しない!ゲームをする子供はしない子供よりも〇〇が優れている!

育児

子供はゲームが好きですよね。

私が子供の頃はちょうど初代のファミコンが大ブームで、友達の家にみんなで集まってゲームをするなんてことがしょっちゅうありました。

しかし「ゲームは教育上よくない」などという声がいまだに聞かれます。

果たして本当にそうなのでしょうか。

ゲームはルールを決めてから

「ゲームはダメ!」とお考えの親御さん。

もしあなたのお子さんが、ゲームをすることで成績が上がっていったとしたらどうでしょうか。

それでも「ゲームは絶対にダメ!」とやらせませんか?

ファミコンが世に出だしてからの30年ほどでゲームの果たす役割は「娯楽」から「教育」へと少しずつ変化してきています。

実際に、教材の一つとしてゲームを取り入れている通信教育も増えてきています。

教育現場でも活躍するということは、裏を返せばゲームは子供にいい影響を与えるから、と考えることもできるのではないでしょうか。

ゲームに対する懸念

とはいってもゲームを与えることに抵抗があるのは、

・学業に影響が出る

・ゲーム依存になる

・現実とゲームの境目が分からなくなる

・人とのコミュニケーションを取らなくなる

・外で遊ばなくなる

・視力が悪くなる

というような心配事が増えることですよね。

しかしこれらは確定事項ではなく、すべて語尾に「のでは?」がつく不確定の懸念です。

そのような心配事をできるだけ解消すべく、ゲームを与える前に必ずゲームをするときのルールを親子で決めましょう。

ゲームをするときのルールは双方納得できる妥協点を探す

せっかくゲームを買い与えたとしても、親が一方的に決めたがんじがらめなルールで子供が楽しめなかったり、せっかく決めたルールを子供が毎日破ったりするとお互いに気分が悪いですよね。

そうならないために、ゲームを購入する前に必ず親子で話し合ってルールを決めることが重要です。

子供にきちんとルールを守らせるためには子供がきちんと内容に納得していないと難しいので、親と子で意見が対立してしまうことがあれば、あえて本人にルールを決めさせてもいいかもしれません。自分が決めたルールであれば守ろうとする気持ちも強くなりますので。

お互いが納得できる妥協点を探すのは簡単なことではないかもしれませんが、取り組んでみてくださいね。

ゲームの影響を最小限に抑えるルール作り

先程挙げた懸念材料を一つずつ見ていきましょう。

・学業に影響が出る

ゲームを与える=勉強ができなくなると思われがちですが、これはゲームのせいというのではなくゲームの時間をとることでその分他のことにかける時間(勉強、読書、運動など)が減るからと考えたほうが現実的です。

・ゲームはやることを全て終えてからでなければやってはいけない

・ゲーム時間は1日30分以内

などでゲーム以外の時間を確保しましょう。

時間をきちんと決めることはゲーム依存を防ぐためにも効果的です。

・現実とゲームの境目が分からなくなる

選ぶソフトによるのかなぁと思うのですが、例えばマリオではブロックを壊したり敵を踏んづけてやっつけたり現実離れした要素が多いです。

しかし年齢制限が設けられているような暴力的描写・官能的描写などのあるゲームを長時間やり続けることは子供には刺激が強く、健全な心の発達にも影響を及ぼすことがあります。現実世界でそれをやったらどうなるのか、という間違った興味を生んでしまう恐れも0%ではありませんのでそういう類のものは確実に避けてください。

「リセットボタンを押せばすべてが元通り」というのはゲーム独特の世界観で「現実の世界にはリセットボタンなんてない」というのは子供でも気付くことですが、心配であれば念のため話しておくといいと思います。

・人とのコミュニケーションを取らなくなる

一人で黙々とやっているイメージが強いかもしれませんが、ゲームを通じて友達と情報交換をする機会ができるので子供達の仲は深まることも多いです。攻略法を教えあったり放課後に一緒にゲームをしたり、コミュニケーションツールの一つと言えるかもしれません。

また、家庭内でも家族みんなで一緒にゲームをすることにより会話が増えることもあります。

低年齢のうちのコミュニケーション不足は、ゲーム時間が他の時間を邪魔して会話をする時間が限られている場合が考えられます。

・外で遊ばなくなる

NintendoDSが流行ったとき、公園のベンチは小学生の子供達で溢れていました。みんながそれぞれのゲーム機を持ち寄って一緒にプレイしているのです。その異様な光景に最初は驚きましたが、青空の下でみんなで一緒に遊んでいることには変わりないのでなんとなく微笑ましかったです。

ゲームの良さはみんなで楽しめるところにあるのですが、楽しい遊びはゲームだけではないことも実感させなければなりません。

外で友達と身体を動かすことで得られる楽しさもあるので、ゲーム以外の楽しさを子供にどう実感させていくかがカギになります。

ちなみに我が家では、友達とゲームをしたいときには家に来てもらい、ある程度(大体30分~1時間)時間が経ったらゲームをやめて外に遊びに行くというルールにしていました。「まだやりたい」と言われたら「外で1時間遊んでからまたやりに帰っておいで」と言って強制的に外遊びをさせていましたね(苦笑)。

ゲームしたいなーと思いながらも外でそれなりに楽しそうに遊ぶし、やっつけの外遊びだったとしても身体を動かしているからまあいいでしょう。

身体を動かして遊ぶソフトもあるので、コロナやインフルであまり外に行かせたくない場合はそんなゲームをさせるのもアリかもしれません。

・視力が悪くなる

長時間同じ距離で何かを見続けることは目の筋肉を疲れさせてしまいます。これを続けるとピントを合わせる目の機能を弱らせてしまい、次第に視力が落ちていってしまうようです。

適度な休憩をとる、明るい場所でやる、振動のある場所(車や電車など)ではやらないなど、目の負担を少しでも軽減させることが大切です。

【余談】

我が家の次女と長男には遠視の傾向があり現在メガネで矯正しているところですが、次女の遠視が発覚した際にかかりつけの眼科の先生から驚きの言葉をかけられました。

「できるだけゲームをやらせてください」

ゲーム!?目に悪影響な気がするけどいいの?なんで!?

「ゲームでしっかり自分のキャラクターを目で追うことでピントを合わせる力が向上するんですよ」

先生がおっしゃるには遠視は近いものを見る時に特にピントを合わせづらいそうで、そのピントを合わせる機能を伸ばすためにゲームは有効だというのです。

ちょうどそのころ長女がWiiのマリオにハマっていた時期だったので次女も一緒によくやっていました。

その5年後には末っ子の長男にも遠視が発覚したのですが、長男を診ていただいた先生(次女とは別の眼科医)にも「遠視にゲームは有効」と言われ、彼もまた毎日ゲームをしています。

先生からお墨付きをもらったといってもやりすぎはよくないので時間を決めてやらせていますが、視力はグングン回復しています。(^^)v

ゲームのメリット

コンピューターなしの生活など考えられないほど人間と機械は密接な関係になっており、小学生でもプログラミングの習い事が流行るほど浸透しています。

ゲームは子供が最も身近に触れ合える機械の一つで、それをきっかけに家族や友達との交流を増やすことも可能であるため、今までかかわりのなかった友達とゲームの話で盛り上がれたり、共通の趣味を持つことで情報交換や交流を深めたりなど決してマイナス要素ばかりではありません。

ゴールに到達するまでに試行錯誤・創意工夫をしながら進めていくこと、想像力や忍耐力を鍛えること、協力し合うこと、ゴールをしたときの達成感を味わうこと、それを人と共感・共有すること。

これらの感情を味わえるだけでもゲームには大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか。

そのほかにも、リラックスできる(無心になれる)、反射神経が良くなる、注意力・集中力が高くなる、認知能力(特に空間認知能力)が高まるなどの効果があるようです。

お子さんにゲームを買い与えるか迷っているという親御さん、悪いのはゲームではなくその使い方です。

・ゲームをするから成績が落ちるのではなく、ゲームに時間を取られすぎて勉強時間が削られている→ゲーム時間を決めればよい

・ゲームをするから目が悪くなるのではなく、目に負担をかけるやり方をしている→暗いところではやらない、ゲーム画面から適度に距離を取る、定期的に休憩時間を挟むなど目に負担をかけないように心がける

など、使い方次第でデメリットはある程度解消できることもあります。

2017年、朝日小学生新聞ではその読者を対象にゲームに対するアンケートを行い、その結果を公表しました。

アンケートの結果、家でゲームを楽しんでいる子は家でゲームを禁止されている子よりも集中力・計画性・自主性などが高い傾向だということがわかったそうですよ。

【朝日小学生新聞】「子どもとゲーム」実態調査リポート

お子さんがゲームを欲しがっているのであれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

おわりに

読んでいただいてお分かりかと思いますが、私はゲーム推進派です。

幼い頃、ゲームを通じて友達と盛り上がることももちろんありましたし、パズルゲームなどは頭の体操にもなります。

とにかく楽しい!

子供の頃と変わらずアラフォーの今でもゲームをとても楽しんでいます。

自分が小学生の時などにハマっていたソフトを久々にやって、当時の気持ちを思い出しながら一人で思い出に浸る…という怪しげなこともしています(笑)。

「ゲームはダメ」と思っていらっしゃる方は、実際にゲームに触れる機会が少なかった人が多いのではないか…と思います。

子供がやりたいと思っていることを親が無理に制限してしまうと、子供が独立した時に反動でそれにドハマりすることがあるというのはよく聞く話です。

ポテチを禁止されていた子が一人暮らしをきっかけに毎日ポテチばかり食べていたり、ゲーム禁止だった子も独立を機に1日中ゲーム三昧だったり…。

できなくて抑え込んでいた気持ちが一気に噴き出してしまうようです。

その反動を考えると、ゲームは家族でも楽しめるし、メリットもたくさんあるし悪いものではないと思いますよ。

クリスマスが近づいてくると品切れや値段が高騰したりするので、購入するのであれば今のうちがいいでしょう。

「ゲームを買ってよかったな」と思える親御さんが増えるといいな、と思っています。

今年の年末は家族でゲームで盛り上がる、なんてどうでしょうか。

コメント

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました