日本でワクチン接種が推奨され始めてから約7カ月が経過しました。
たった7カ月の間に、ワクチンを打ったか打ってないかで家族、友達、職場、保育所に至るまで、今までの円滑な関係が壊れて分断が頻繁に起こっています。
そしてついに『未接種者への差別を禁止する』とした条例を施行しているところも。
接種は個人の意思次第だったはずなのに、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。
政府・メディアの偏向報道が分断の原因?
コロナが世界に蔓延し始めてから今まで、コロナウイルスやワクチンを巡る様々な情報が世界各国を駆け巡っていました。
流行り始めた当初は、「みんなでこの危機を乗り越えよう」という連帯感があったように思うのですが、ワクチン接種が進むにつれて日本を含む諸外国でも『分断』が目立ち始めたように思います。
日本では、ワクチン接種は任意で、強制ではなかったはず。
にもかかわらず未接種者が接種者から攻撃を受けているのはおかしな話です。
背景には、偏った報道ばかりするメディアの存在が大きかったようです。
「ワクチン一色」が攻撃的な人達を増加させた
ワクチン接種対象者が医療従事者、高齢者、一般へと進むにつれ、ワクチンを打ったか打っていないか、打つか打たないかといったことで家族関係、友人関係、学校や職場でギスギスした経験をした人が増えていきました。
テレビや新聞が連日にわたりコロナウイルスの恐ろしさを語ってワクチンを推進している一方で、インターネットでは、日本よりも先にワクチン接種した国から副反応や身体の不具合についての情報が飛び交っているような状況。
未知のウイルスの恐怖からワクチンを接種した人、人類初のmRNAワクチンへの恐怖から接種しないことを選択した人。
それぞれ個人の意思が尊重されてしかるべきなのに、連日の「ワクチン一色報道」により未接種者に攻撃の刃が向けられるようになりました。
「ワクチン未接種者は無責任」「未接種者は自己中」「未接種者は体調が悪くなっても治療は受けるな」の声に始まり、「仕事を続けたければ接種を」と強制的に受けさせられるような会社まで出始め、「任意」だったはずのワクチン接種がいつの間にか半強制的なワクチンへと変貌していきました。
極めつけは政府が流した「あなたとあなたの大切な命を守るためワクチン接種をご検討ください」というCM…。
まるで打たない人はダメだとでも言わんばかりの内容。
接種者と未接種者との溝はさらに深まり、ネットでは未接種者への誹謗中傷が相次いでいました。
冷静な未接種者
未接種者をよく「反ワク」と表現する人がいますが、正しくは「疑ワク」だと思います。
ワクチン成分が身体に合わずに打ちたくても打てないという人を除くと、未接種者の多くはワクチンの効果、副反応、長期的身体への不安などから様子見している人がほとんどで、「ワクチンは必要ない」と考えている人はごく少数。
コロナウイルスに罹患した人の数、その中で亡くなった人の人数・年齢を考慮すると、本当にワクチンが必要なのか、まだ治験中のワクチンを今急いで打つ必要があるのか、国産ワクチンが出てから打てばいいのでは、近いうち経口薬も出るだろう…と今後の選択肢の幅を考慮して「今は打たない」という選択をしている人がネット上の書き込みを見ていると多いと感じます。
今まで散々叩かれていた未接種者ですが、ここ最近のワクチン情報で打たなくてよかったとホッとしている人も多いのではないでしょうか。
・ワクチン接種者は今後もブースター接種が必要になりそう
・ワクチンを打っていてもコロナに罹るし人にもうつす可能性がある
・ワクチンに異物混入 など
今までわからなかったことがここ半年ほどで色々わかってきましたよね。
今後もどのような情報が出てくるかわかりません。
それが治験薬の恐ろしさです。
接種者の心の内とは
接種者の一部には、自分の判断を正当化したいためにとても攻撃的な人がいます。
少し前までは「ワクチンは絶対に打つべきだ」という風潮が社会全体にありましたが、ここへきて数々のワクチンのマイナス情報によりその勢いは弱まっています。
未接種者を攻撃する人は、リスクを冒して接種したにもかかわらず、デメリットが散見されることに腹を立て、その矛先が未接種者に向いてしまっているという印象です。
打つも打たぬも個人の自由。
接種したことを正当化したいために人にワクチン接種を強要したり、接種しない人達を攻撃するのは筋違いです。
「自分は打ったのに打たない人間はズルい」と考える大人のまあ多いこと。
子ども達にまで差別や攻撃が伝染しないといいのですが。
差別は国の作戦か
今わかっていることだけでも「ワクチンって必要??」と思えることが多いのですが、政府は一貫して「ワクチン打て打て作戦」で国民を誘導しています。
ついにはこの冬あたりから「ワクチン・検査パッケージ」(別名:ワクチンパスポート)を活用する方針でいるとか。
ワクチンを2回接種したか、検査陰性のいずれかを示す証明書があれば行動制限緩和の対象になるという制度のようですが、未接種者が通常の社会生活を送りづらくなるとの懸念の声が多くあがっています。
「個人の意思」に任されていたワクチン接種が、ワクチンを接種しないと不利益を被りかねない事態へと進もうとしている今の日本。
「みんなと旅行に行けないかも」「子どもが行事に参加できないかも」などの同調圧力から接種をすることにしたという方も多いようですが…。
意外にもこの政策には接種者からも反対意見が多く出ています。
その理由は、
・今以上に差別を助長することになる
・ワクチン効果はすぐに薄れるのに無意味
・ワクチンパスポートがあることで、ノーマスクや密になるなど予防策を講じないでいいと勘違いする人が増えそう
というもの。
わざわざそんな制度を作って更なる分断を生まなくても…と思うのですが、政府は分断を生んでワクチン接種をさせる作戦に出たんでしょうかね。
差別禁止条例を出した8県
差別はいけないと言いつつも差別を生むようなことばかりしている政府。
この事態を重く見た8県が条例により差別を禁止したと報道されています。
共同通信は9月末、全国47都道府県を対象にワクチン未接種者への差別対策について担当課から主に文書で回答を得た。
条例で未接種者への差別を禁止している8県は、石川、長野、岐阜、三重、和歌山、鳥取、徳島、高知。高知だけが条例に未接種者を明示し、7県は、感染防止策を講じていない人などへの差別を禁じた規定の対象に、未接種者も含まれるとの見解で対応していると説明。いずれも罰則はない。
高知は7月、新型コロナ感染対策を定めた条例を施行。この中に「予防接種を受けていないこと」を理由とする差別禁止を盛り込んだ。「差別対策に県と県民が一致団結して取り組む」とのメッセージを明確にする必要があると判断した。
2月に施行された新型コロナ対応の改正特別措置法が、差別対策は国と自治体の責務と規定したことを受け、新潟は人権に関する「基本指針」を改定。これに基づき未接種者への差別対策を進めているとした。条例や指針がない都道府県の多くも、広報誌などで啓発を行っていると説明した。
市町村では栃木県那須塩原市などが未接種者差別を条例で禁じている。
参照:未接種差別 8県が禁止 27道府県「国が対策を」 コロナワクチン全国調査― スポニチ Sponichi Annex 社会
そもそもワクチンは任意のものなのに、なぜ差別にまで発展するのか…ってとこですよね。
政府・マスコミがワクチンのメリットばかりを謳い、副反応や接種後死亡者の情報を隠蔽かと思うほどに伝えてこなかったのが原因だと考えられます。
そして近々始まるワクチンパスポート制度。
いくら条例で禁止しても、政府が政策を変えない限り差別は付きまとうのではと思えてなりません。
新政権が愚策を撤回してくれることを願うばかりです。
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