生後半年までの子は要注意!患部の切断もあり得る【ヘアターニケット】とは。

育児

【ヘアターニケット】。

初めてこの言葉を聞くという方も多いのではと思いますが、小さなお子さんを育てをている方、出産を控えている方、これから妊娠をお考えの方にはぜひ知っておいてもらいたいと思います。

ヘアターニケットとは、髪の毛、体毛、糸などが赤ちゃんの手足の指や場合によっては生殖器などにきつく巻き付き、腫れや痛みが生じる現象を言います。

酷い場合には患部がうっ血状態となり、血流が悪くなったことにより最悪その部位の組織が死んでしまうことも…。

たかだか髪の毛1本でもこんなひどい状態が引き起こされてしまうと思うと、かなりゾッとしますよね。

赤ちゃんにたまたま髪の毛等がくっつき、手足をバタバタさせている間にどんどんきつく締められてしまうそうです。

一番多いのはつま先で、靴下内に入っていた髪の毛でこの現象を引き起こすことが多いとのこと。

主に生後半年くらいまでのお子さんに起こりやすいですが、確率としては極めて稀で、稀さゆえにこのような現象を知らない親御さんは多いです。

しかし、なってしまうととんでもなく大変…。

「髪の毛や糸が巻き付いているだけなら切ればいいだけでしょ?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、うっ血した状態の患部が腫れあがり、髪の毛や糸が肉の奥底に食い込んで埋もれてしまっている状態であることが多いため、切ろうと思っても難しいのです。

そのような場合は自宅で無理に取ろうとせずに、小児科など医療機関に行って適切な処置を行うのが賢明です。

しかしよほど腫れているときは髪の毛だけを切断するということも難しいことがあり、患部の一部も一緒に切る処置が行われることもあります。

そのほか、髪の毛を溶かすための化学薬品を使用する場合も。

巻き付いていたものを切断さえできれば、時間をかけて回復していくことがほとんどです。(患部の組織が死んでしまい、切断をすることもありますが稀です)

さて、赤ちゃんをこんな危険な目に遭わせないためにはどうしたらいいのかですが、ズバリ原因となるものを赤ちゃんのそばに置かない!に尽きます。

原因が髪の毛の場合はお母さんの長めの髪の毛であることが多いようなので、赤ちゃんに触れる前にブラッシングをしたり、髪の毛を結んだりなど、髪の毛をなるべく落とさない工夫が求められます。

とはいえ髪の毛なんて知らない間に落ちるし、何も落ちていないように常に部屋をきれいにしておくのもなかなか難しい。

赤ちゃんが原因不明の泣きわめきをしていないのであれば、毎日お風呂に入るときにじっくり全身を観察してあげるだけでも十分なので、どこか変わったところがないかしっかり見てあげてください。

下に敷いていたタオルケットの糸がほつれて絡まっていたり、パパやママの洋服から飛び出ていた糸が絡まったりするケースもあるので、そのあたりも注意が必要です!

 

タレントの紺野あさ美さんの次男くんが最近これになってしまったらしく、ブログにその経過をアップされています。

紺野さんの焦りや当時の状況がよくわかり、非常に参考になると思うので、ご興味のある方はぜひ見てみて下さいね。

 

 

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