世界各国で始まっている12~17歳の子どものワクチン接種。
一方で、健康な若者に接種をする必要があるのかという疑念を抱えている人も少なくありません。
そんな中、ブラジルで未成年の子どもへのワクチン接種を見合わせる動きが出ています。
ブラジル ケイロガ保健相↑
接種停止の理由ははっきり説明されていないものの、副作用を懸念しているとの見方が強まっています。
詳細はこちら→ブラジル、未成年者へのワクチン接種を停止の可能性(ロイター) – Yahoo!ニュース
ブラジルではすでに350万人の未成年者への接種を終えていますが、接種後1500件を超える副反応が報告されており、死亡や重篤な副反応にさらされる子どもが少なくないことを重く見ていると考えられます。
ところが、この副反応は起こるべくして起きている可能性が。
ブラジルでは、米のファイザー、独のビオンテックは未成年に承認されているものの、それ以外のワクチンは承認されていません。
ところが、その未承認のワクチンが未成年者に接種されていた模様。
副反応が報告されているうちの93%が未承認ワクチンによる副反応とのことで、ブラジル政府はサンパウロ州を除く他の地域を対象に接種の停止要請を出しています。
「既に1回目の接種を終えている健康な未成年者は2回目の接種をするべきではない」とケイロガ保健相も通達しており、全国的に停止する方針です。
問題の未承認のワクチンのメーカーですが、公表はされていないものの、中国製ワクチン“シノバック”やロシア製ワクチンの使用が南米で広がっていることから、これらのワクチンではないかと推測されています。
中国やロシアで開発されたワクチンについては、ヒトで安全性や有効性を確かめるために行われる臨床試験の結果が十分に公表されていないことが問題視されていますが、価格が比較的安く管理も簡単、他メーカーのワクチンが確保できないなどを理由に、中国製やロシア製のワクチンを使う動きが拡大しています。
亡くなった未成年者もいるとのことですが、ワクチンとの因果関係は今の時点では認められていません。
未成年者のワクチン接種を巡っては国により判断が分かれていますが、本当に2度も打つ必要性があるのかどうか、子どもに打つ量として適切か、など日本でもきちんと検証してもらいたいと思います。
ワクチン接種により苦しんでいる子ども達が早く回復することを願います。
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