【子どもの味覚】わさび、からし、唐辛子などの刺激物は子どもに与えても影響はない??

健康

子どもの頃はわさびやからしなんて全然好きじゃなかったのに、今はそれらがないと美味しく食べられない!なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私がまさにそうで、お刺身やお寿司にはわさび、おでんにはからし、うどんやそばには七味、餃子にはラー油…など、かなり刺激物が好きなほうだと思います。

そんな私を見たからか、最近はうちの長男(5歳)も真似をして食べたがるようになりました。

でも幼児に刺激物与えても大丈夫なの??

今回は、小さい子供に刺激物を与えていいのか、与える場合の注意点などを調べてみました。

子どもの味覚

子どもの味覚はどちらかと言うと原始に近いものがあるんだそう。

大人に比べて口にしたものの数が少ないので経験の差ももちろんありますが、酸っぱいもの=腐っている、辛い・苦い=毒(食べてはいけないもの)という本能が子どもにはしっかり備わっているとのことで、強い刺激のあるものを食べたがらないのも頷けます。

大人が美味しいと感じる辛みも、子どもにとっては痛みに感じることがあるので、本人が食べたがっていないのに無理に食べさせるようなことは絶対にしてはいけません。

過去には逮捕者も…→4歳男児に「わさびから揚げ」食べさせ動画撮影 保育士を暴行容疑で再逮捕

でも、もし本人が食べてみたいと言ったら…??

子どもに刺激物は大丈夫なのでしょうか。

刺激物はいつからOK?

身近にある刺激物として

・わさび

・からし

・ショウガ

・ニンニク

・唐辛子

・胡椒

などがあります。

実際これらはいつから子どもに与えてもいいものなのでしょうか。

わさび・からし

わさびやからしは栄養価が高く健康に有益に働くことで知られていますが、大人でも食べすぎると味覚障害(味覚の鈍化)や吐き気の原因になります。

子どもの敏感な舌には刺激がキツいため、もし与えるならばごく少量をたまに、という程度でしょう。

少量を食べたくらいで健康被害が出ることはほぼないのでその点は安心です。

しょうが

しょうがには骨を強くする成分が含まれていたり、便秘を解消する作用や身体を温める作用もあるので積極的に食事に取り入れたいところですが、ごくまれに摂取したことによりアレルギーが出ることがあります。(発症報告例はごくわずか)

しょうがによるアレルギーは手足に蕁麻疹が出たり、口腔アレルギー(口内や口の周りに赤い腫れ)が起こることが報告されています。

生のしょうがの方がアレルギーが出やすいそうなので、初めは加熱したしょうがを少量食べさせてみるなどして身体に変化がないか様子を見たほうが良さそうです。

身体に変化がなかったとしてもしょうがも刺激は強いので、与える場合は少量にしましょう。

にんにく

育児関連サイトや育児本などを調べたところ、にんにくは離乳食後半あたりから取り入れても大丈夫との記載がありました。

とは言え、まずは風味付け程度から入ったほうが良さそうです。

注意しなければならないのは、生のにんにくは避けること!!

生のにんにくは刺激が強く、子どもの舌に不快感を与えます。

さらに、生のにんにくをすりおろすことで発生する“アリシン”という成分にかなり強力な作用があり、これを摂取することでまだ未発達の子どもの胃腸の粘膜を傷つけ、体調不良を起こさせてしまう恐れがあるそうです。

加熱することでこの作用を随分抑えられるので、与える時は加熱してからにしましょう。

唐辛子

農林水産省のHPを見ると、

トウガラシを使った料理や調味料による適度な辛さは食欲を増進させ、おいしく食事をする助けになります。
しかし、トウガラシの辛みの主成分であるカプサイシンをとりすぎると、粘膜が傷つき、のどや胃が荒れてしまうことがあるので、辛いものを食べ過ぎないように心がけましょう。

と記載がありました。

子どもはまだ発達段階で様々な機能が未成熟のため、あまり食べさせないほうがいいように思います。

胡椒

料理の臭み消しや風味で入れることの多い胡椒ですが、そのような使い方で食べる分には特に問題はなさそうです。

市販のレトルトカレーやハンバーグにも含まれていますし、胡椒が入っているのかどうかわからない程度であれば気にしなくていいでしょう。

大人が食べていて「あ、胡椒…」とわかるようなものは刺激が強すぎるため避けたほうが無難です。

おわりに

冒頭でお話ししましたが、我が家の長男(5歳)が大人が食べている香辛料に最近興味を示し始めました。

餃子のたびにラー油を欲しがり、1滴だけ器に入れてそれを少量ずつつけながら食べるように…。

一方、10歳の長女は餃子はノーマルが好きで、餃子のたれや醤油すらつけません。

姉弟でも味覚にはかなり差があると感じています。

今回ご紹介した香辛料は、どれも少量食べる分には健康被害はもたらさないと考えられますが、食べ過ぎや食べ方には注意してください。

食べる時期や好みは個人差が大きいので、食べたくないようであれば食べないままでいいと思います。

くれぐれも、無理に食べさせることはないようにしてくださいね。

 

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