クラクションが車内閉じ込めに有効!?低年齢は力足りずに鳴らないリスクも。

生活

先週九州で起きた、保育園の送迎バスに男の子が閉じ込められていたという事件。

降車の際に職員がバス内の確認を行っていなかったため、中にいた5歳の男児が炎天下の中9時間にわたり閉じ込められていたとみられ、発見から間もなく死亡が確認されました。

保育園バスで5歳男児死亡 約9時間置き去りか(九州朝日放送) – Yahoo!ニュース

毎年毎年炎天下の車内に子どもが閉じ込められて死亡するケースは後をたたず、そのニュースを聞くたびに「防げた事故なのに…」と胸が痛くなります。

今拡散されている方法とは

1件でも多くの事故を無くすため、「いざという時のために子どもに教えよう!」と今拡散されているのが『クラクションを鳴らして助けを求める』という行為。

もし車内に閉じ込められたらクラクションを鳴らして!と子どもに教える親が急増しています。

専門家によると、どの車種でもエンジンを切った状態でクラクションは作動するとのことなので、音が大きく手軽に注目を集めるクラクションはまさに命の架け橋。

手段はこれしかないという感じすらします。

注意点

しかし、ここで見落としがちなのが

子どもの力で押すのは結構大変

ピンポイントで押さないと鳴らない

という点。

小学生以上のお子さんであればクラクションで周りに危険を知らせる手段は有効かもしれませんが、幼稚園以下のお子さんには繰り返し鳴らす練習をさせる必要がありそうです。

念のため、我が子で実験。車はトヨタのワンボックスカー。

まず、8歳次女。

押す場所さえ合っていれば、鳴らす力は十分に備わっていました。

次に6歳(年長児)長男。

押す場所がわかったとしても、割と力を入れないと押せない様子。音が鳴るときと鳴らないときがありました。

車種によって加減も違うでしょうから、それぞれのご家庭で実際にお子さんに試させてみたほうがいいと思います。

あんまり音を鳴らすとご近所迷惑になりますので、常識の範囲内でお試しください。

無理な場合はハザードを

クラクションを鳴らすのに力が足りない場合は、ハザードランプの点灯も有効です。

ショッピングモールの駐車場などでハザードが点滅していたら目立ちますし、ハザードを点灯するのにクラクションほど力はいりません。

 

とは言え、これはあくまで「念のため」「万が一の時のため」の対処法。

 

子どもがクラクションが鳴らせようがハザードを点灯できようが、そんなことよりもっと大切なことがあります。

そう、一番の予防法は車内に子どもを放置していかないこと。

これを大人が徹底してさえいれば、この手の事故は100%防げます。

 

たとえエアコンをつけっぱなしていたとしても、たとえ短時間だったとしても、炎天下の車内では何が起こるかわかりません。

 

今夏も暑い日はまだまだ続きます。

どうかお子さんの車内放置事故が一件でも減りますように。

 

□□参考に□□
子どもの車内放置事故は大人の脳が原因になって起こることもあるそうです。
【必読】『赤ちゃん忘れ症候群』って??真夏が来る前に知っておきたい大切なこと。

 

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