子どもの脳には【数独】が必須!?身に付けさせたいその効果とは。

教育

日本では2000年代中盤から流行りだした数独。

雑誌や新聞などに掲載されているのをご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

この数独ですが、継続することで子どもの脳の活性化にとても役立つようですよ。

数独とは

まずは数独って何?というお話から。

数独は9×9のマスの中に1~9の数字を埋めていくゲームです。

◇数独のルール◇
①縦9マス、横9マスの中に1~9の数字を全て入れること
②太枠の3×3のマスの中にも1~9の数字を全て入れること

ヒントになっている数字をよく見てマスに確実な数字を入れないとどんどん泥沼にはまっていってしまうペンシルゲームです。

 

【数独】の他に【ナンプレ(ナンバープレース)】との呼び名もあります。

実際に一緒にやってみよう

数独をやったことがある人はお分かりかと思うのですが、一度やってみると面白くて大人も子どももハマってしまいます。

特にヒントの少ない問題をクリアーできた時の達成感がたまらない…。

我が家では子ども3人(小5、小3、年長)が数独を毎日1問は解いています。

まずは4×4マスから

子どもに初めて数独をやらせる場合は、9×9だと圧倒されてしまうので4×4から始めてみましょう。

まずは少ないマスから始めて「できた」という達成感と自信を経験させ次に繋げます。

解き方の例

さて、まずは一緒にやってみましょう。

ルールは縦・横・ボックス(2×2)それぞれに1~4までの数字を一つずつ入れること。

数字の重複やあてずっぽうでは完成しませんので、確実な数字を当てはめていく必要があります。

このような問題があったとき、どこから始めるのがいいでしょうか。

まず着目すべきは赤枠と緑枠の縦ライン。
縦に3つずつすでにヒントが入っているため、残りの一つの数字を入れればこの列は完成です。赤枠にはヒントとなる数字「2・3・4」があるため、空白マスは「1」であることがわかります。同様に緑枠には「1・3・4」がヒントとして入っているため、空白マスには「2」が入ります。

次に着目するのはボックス。

赤枠と緑枠双方に3つの数字が入っているため残りの一つを入れます。

すると、それぞれの横ラインが残り一つの数字を入れれば完成することがわかります。

ってことで残りの数字もどんどん入れていくと、ほら、もう完成。
縦・横・ボックスそれぞれに一つずつ数字が入っていますね。
4×4は、問題によっては斜めにも1~4が入るものもあります。ちなみにこれは斜めもあるバージョンですね。

当然のことながら、マスの数が多いほど、ヒントの数字が少ないほどに難易度は上がっていきます。

この程度の問題であれば、幼稚園の子でも1分もあればサラサラ~と終わりますよ。

回を重ねるごとに早く解けるようになりますので、何秒でできるかやってみてもいいですね。

 

まずは4×4、次に6×6、最後に9×9でやってみるとスムーズです。

お子さんの様子により、6×6は飛ばしても問題ありません。

数独×子ども=○○!?

さてさて、それでは本題へ。

数独は子どもの脳にどう影響するのでしょうか。

自分で考える力が身につく

自分で考え、実行できる人って日本では少数派。

その「考える力」の土台として適しているのが数独だと言われています。

数独は必ず「論理的に」考えなければ失敗します。

「ここがこうだからこっちはこうで…」と確実な数字を当てはめていく必要があるため、解いている間は嫌でもそのような思考にならざるを得ません。

実はこの論理的思考は苦手な人が多い分野。

筋道を立て、計画し、実行する。

この大切な工程は、これまで学校教育には取り込まれていませんでした。

昨年度からようやく小学校でプログラミングの授業が始まりましたが、それには「論理的に考えて分析する力を子ども達に身につけさせるため」という目的があります。

これは裏を返すと、論理的思考や分析力が今まで十分ではなかったからとも言えます。

楽しみながらパズル感覚でできる数独が、これらの能力を身に付けるのに非常に役立ちます。

最後まで粘る力が身につく

数独は一つでも数字を間違えるとどんどん間違った方向に進んで行き、最後の最後でその間違いに気付く、ということもよくあります。

間違いに気付いた途端に「やーめた」とやる気をなくす子か、「絶対に解いてやる」と続けられる子か、というのを見極めるきっかけにもなります。

実際に大学生に授業中に数独をやらせたところ、課題に対する粘り強さの有無が顕著に表れたという講師の話もあります。

課題に最後まで向き合う力を養うことと、間違いを軌道修正するという訓練を幼いうちから積むことで、困難を乗り越える粘り強さを持つ思考へと変化していきます。

脳を活発にする

海外でも数独の効果は認められていて、「記憶力の上昇に繋がる」「脳の健康維持に繋がる」と報じられています。

しかしこれは継続して取り組んだ場合。

ちょこっとやった程度では効果はなかなか期待できません、

集中力が高まる効果もあることから、毎日の作業として日常に取り込んで、学習の向上に繋げましょう。

オススメの数独サイト

プリントアウトして取り組むもよし、アプリ等で取り組むもよし、それぞれに合った方法でやってみてくださいね。

おわりに

子どもはパズルが大好きです。

数独は「勉強」というよりも「パズル」に近い要素があるので、楽しみながら継続させていきましょう。

早速今日から、子どもの脳トレ始めてみませんか??

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