気温が上がり、そろそろ蚊の対策をしなければいけない季節になってきましたね。
ところで吸血中の蚊を発見した時、あなたはどのような行動をとりますか?
すぐにペチン!と潰す?
それとも吸い終わるまで待つ?
どうやら、蚊を潰すタイミング次第で痒みが違ってくるようですよ。
そもそも何で血を吸うの?
ご存知の方も多いかと思いますが、血を吸うのは蚊のメスだけでオスは吸いません。
蚊の成虫は約1カ月ほどの寿命で、その期間に吸血と産卵を3~4回繰り返すとのことです。
普段はオスもメスも花の蜜などを吸って生活していますが、メスは交尾を終えると途端に蜜ではなく人間や動物の血を吸いに来ます。
一体なぜ…?
それは卵の栄養分として必要な要素が血液に含まれているから。
卵を育てるにはたんぱく質が欠かせないそうなのですが花蜜だけでは十分な栄養素を確保できないため、人間や動物に命がけで近付き血液を吸ってたんぱく質を確保するのだそうです。
血液を吸って4日後くらいに産卵に至ります。
すべては子どものため…と言うと聞こえはいいですが、憎いヤツには変わりありません(苦笑)。
吸われると何で痒くなる?
黙って血を吸って去ってくれるならいいのですが、痒みという非常に不快な置き土産をしていくから厄介ですよね。
蚊に吸われたことによる痒みは、一種のアレルギー反応だと位置づけられています。
蚊は血を吸いやすくするために血液凝固抑制成分を唾液と一緒に人間の体内に注入してきます。
それには刺す際の痛みを軽減したり血液が固まるのを防いだりする役目があるのですが、その成分を身体が異物と認識するためアレルギー反応を起こし、それが痒みという形で出てくるのです。
吸血中に潰すと痒みが余計に増す!?
にっくき蚊が吸血中の姿を発見した場合、即潰すという行動をとりたくなりますよね。
私も常々そうしていたのですが、吸血中に潰すことで痒みがひどくなるという情報もあり、調べてみました。
その根拠は、先ほどお伝えした蚊が血を吸う際に出す成分にあります。
蚊は通常吸血する際にそれらの成分を人間に注入し血を吸うのですが、血を吸い終わって離れる際にその成分は蚊の体内に戻る仕組みになっています。
もし吸血途中で潰してしまうとこの成分は人間の体内に留まることになり、きちんと吸血を終えた時よりも痒みが増すという仕組みが成り立つそうです。
ですので、吸血し終わって蚊の動きが鈍くなっているときに潰すのがベストだと言われています。
ついつい吸血中に潰してしまいたくなりますがね…我慢ですね…。
痒みを速攻で消す方法
それではお待ちかね、痒みを瞬時に消す方法をお教えします。
熱いタオルで患部を温める
蚊の痒みには弱点があります。
それは熱に弱いこと。
蚊の出す成分は熱に弱く、50℃程度で破壊されてしまいます。
ですので痒みをすぐに抑えたいときにはタオルをお湯に浸し、触れるか触れないか程度の熱さ(50~60℃)にまで冷ましたら患部に当てるだけ!
これだけで蚊の痒み成分は破壊され、症状が驚くほど治まります。
アルカリ石鹸で洗浄する
蚊の唾液成分は酸性のため、アルカリ石鹸で患部を洗浄することで中和され痒みを抑えることができます。
ただし、蚊に刺された直後でないとこの方法は効果が出にくいため、いつ刺されたのかわからないようなときには温めたタオルで痒みを抑える方が効果的です。
蚊は病気を媒介することもあるため、今からバッチリ対策をしていきましょう。
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