あなたにはママ友と呼べる方が何人いますか?どこで知り合った方ですか?どのくらいの期間お友達ですか?ママ友関係でお悩みの方、意外に多いようで、私も何度か相談を受けたことがあります。昨日までうまくいっていたのに些細なことから気まずくなった、過度に気を遣ってしまい家に帰るとグッタリしてしまう。そんなママ友ストレスから自分を解放してみませんか?
「ママ友」の位置づけ
女は詮索好きで嫉妬深い生き物。人のことなんて大して気にならない!というさっぱりしたママさんももちろんいらっしゃいますが、反面「あの人より私の方が優れている」「私の方が幸せよ!」といちいち対抗心を燃やしてくる面倒な方が一定数生息しています。ママ友関係は最初が肝心。その地に長期に渡り定住する予定の方や、新米ママさんは特に要注意!「育児を相談できる人ができた!」「近所にお友達ができた!」と舞い上がりすぎると後々とんでもない目に遭うかもしれません。
「ママ友」は、あくまでも「子供の友達の親」であって、「自分自身の友達ではない」と位置付けてください。この心構えがあれば被害は半減するはずです。大事なことはママ友でなくても昔からの友人に相談したらいいので、ママ友=上辺だけのお付き合い、差しさわりのないお話をする間柄、と割り切ったほうが楽です。ママ友から真の友人になることももちろんありますが、そうなるのは稀なので適度な距離を保っていきましょう。
相手の詮索に乗ってはいけない
とは言え付き合いが長くなってくると子育て以外のことを相手から色々聞かれることもあるでしょう。プライベートを詮索されると不快感を感じる人もいます。相手から話してくる場合もありますが、それまでは子供を中心とした話題でのお付き合いが好ましいです。自分と合いそうなママ友と出会い、相手と仲良くなりたい、もっと知りたい!と思ったときに気を付けた方がいい話題を列挙します。
世帯年収(場合によっては夫の職業)
年収を聞くのは失礼だという認識の方が大半だと思いますので、聞いたことも聞かれたこともない!そんなこと聞く人いるの?って驚いた方もいらっしゃるかもしれません。まれにですが存在するんですよね…。職業も年収を連想させるのでできれば避けるかザックリ(○○業、○○系など)で済ませるのが無難です。中には夫の職業にコンプレックスを持っているママも存在するそうなので(中でも建設業、運送業、派遣社員など)、自分は聞かれても平気でも聞かれたくないと感じる人も中にはいるんだということは頭の片隅に置いておいた方がいいです。
もし相手からお金があると思われると、やっかみだけでなく「あれちょうだい、これちょうだい」とやたら自分の持ち物を欲しがってくる物乞いママに遭遇する率が上がります。相手は「あなたの家お金持ってるんだから少しくらいいいじゃない」という感覚のようですが、この発言が出た時点でそのママ友はあなたのことを「ママ友」というより「物をくれる都合のいい相手」と見ている可能性が高いのでお付き合いを考えねばなりません。
表面上は良い人に見えても実際どうかはわからないので、自分のことをペラペラしゃべることも相手から聞き出すこともあえてする必要はありません。
出身大学
出身大学は言ってもいいのでは?とも思うのですが、実際私の友人が、学歴コンプレックスを持ったママさんと知らずにその人に大学名を聞かれ、素直に自身とご主人の出身大学名を告げたところ、それを境に攻撃の標的にされたという例が存在するので念のため付け加えておきます。必要がないからあえて進学しない、家庭の事情で進学できない、本人の努力不足…。大学に行けない(行かない)理由は人それぞれですが、特に家庭の事情で進学できなかった場合はやりたい勉強ができずに悔しい思いを抱えている人もいるでしょう。学歴でその人の努力や背景にある育った環境が見えるのは事実。名前の通った大学に行くには本人の血の滲むような努力と通うだけの経済力が不可欠なので、妬ましく思われる対象となるのかもしれません。
善意でしたことでもトラブルのキッカケに!?
上記では主にプライベート詮索について取り上げましたが、何気ない出来事でもいくらでも不和の原因となり得ます。ママ友との付き合いで自分が良かれとしてやったことでトラブルを招きかねない例を紹介します。
車に乗せる
仲良くなった親子と一緒にお出かけ。その際に相手に「自分の車で一緒に行こう!」と善意で乗せたところ、それを機に出かけるときはいつもうちの車。運転で気を遣うのもガソリン代も私。挙句の果てに駐車場代まで…。相手にも車はあるのに絶対出してくれない。こちらから誘う分にはいいけれど、相手が提案しといて「乗せて」と言われるのは違う気が…。
1度善意でしたことがこのようにパターン化してしまい、結局車を出す側が悶々としてしまうケースがネット上にも散見されます。乗る方は乗ってるだけで気楽でいいですが出す側は大変。乗る前にざっと掃除したり、いつも以上に運転に気を遣ったり…。子供を乗せるわけですから自分の車を他人の子供に汚されることだってある。降ろしてから掃除するのも乗せた側。毎回毎回となると納得いかないのも当然です。車を持っている相手だとなおさらですよね。
お金を貸す
金銭の貸し借りはママ友に限ったことじゃありませんがトラブルがつきもの。安易に行動にうつすのはNGです。「貸して」と言われたら「うちも家計厳しくて…」「お金の管理してるの旦那だから聞いてみないとわからない」などで貸すのは避けましょう。お金がなくて困っているんでしょうから「返して」となかなかこちらも言いにくいものです。「あの人ならいつでも貸してくれるわ」なんて思われたらたまったものじゃありません。
逆に借りるという行為も危険をはらんでいます。「○○ちゃんののママにお金貸してって頼まれちゃった」とうわさがたってしまうと「次は自分のところに借りに来られるかも…」という印象を周りのママに与え、親子ともに要注意人物として見られてしまう可能性があります。
人の悪口に賛同する
ママ友が数人集まれば色んな話題が飛び出しますよね。その中でも要注意なのが人の悪口。その場にいない人の悪口でみんなでワーワー盛り上がって、勢いで不用意な一言を発しないように注意しましょう。あとで「○○さんが△△さんのこと悪く言ってたよ」など、そこだけ切り取られて独り歩きしてしまう可能性があります。自己嫌悪に陥っても時すでに遅し。。。人の悪口が話題になり始めたら極力スルーしましょう。気配を消して、人の話を聞くだけで自分の意見は言わない。「どう思う?」と聞かれても当たり障りない返答で乗り切りましょう。人の悪口を言うことで自分が優位に立っていると錯覚する人を時々見かけますが、実際は逆。悪口を言うことで自分の品位を落としています。話題にのるため、場を盛り上げるために人を傷つけたり自分の品位を下げる発言は慎んでくださいね。
子供の友達にお菓子を与える
昨今、食物アレルギーを発症しているお子さんを多く見かけるようになりました。ママ同士が仲良くなれば子供のアレルギーの有無を話す機会もあると思いますが、公園で子供と一緒に遊んでいるよく知らないお友達とお菓子をシェア…という場合、自己判断であげず、必ず親御さんに許可を得てからあげるようにしましょう。お菓子を食べているとよその子供が寄ってきてほしそうな顔をすることもありますが、どんなアレルギーを持っていてどんな症状になるのかなんて親に聞かないとわかりません。最近はスーパーの試食コーナーでも定員さんが子供に「お母さんに許可取ってからね」と声をかけているのをよく見かけますよね。一口食べただけで何日も調子が悪くなってしまう子もいるので、お友達に何か食べ物をあげるときは必ずご家族への確認が必要です。
ママ友との楽な距離とは
トラブルの原因となる事柄は上記以外にももちろんたくさんあります。
数あるトラブルを避ける方法はただ一つ。ママ友に深入りしないことに限ると思います。極力自分の情報を相手に与えず、こちらからも詮索しない。表面上の付き合いであれば相手のコンプレックスに触れてしまう質問をすることもないし、面倒な誘いを受けることも貴重な時間を雑談に取られることもありません。大事なのは「ママ友は大事」だと思い過ぎないことです。群れることで居場所を確保したり安心感を求めたりせず、1人でも平気、と強気でいる姿勢のほうがよっぽど自分らしさを保てます。ママ友との付き合いに余計なストレスを抱えたり神経を使うくらいならその分家族にやさしく接してあげられた方がよっぽどあなたとあなたの家族のため。自己犠牲の上に築かれるママ友関係なんて本当に必要なものですか?見かけたら挨拶、当たり障りない会話程度で十分ではないですか?
子供が成長するにつれて子供のお友達も変わり、付き合うママも変わっていきます。今のママ友関係が一生続いていくわけではありません。「親が下手したら子供の友人関係までおかしくなる…」と気負っているお母さんがいらっしゃいますが、子供は好きなお友達を自分で探してきますから親が必死にならなくても大丈夫です。
「ママ友」は「子供のお友達のママ」。
大事なのはママ友との関係より、「ママ友が居なくても平気」と思えるあなたの心の強さです。
肩ひじ張らずに力を抜いて楽な関係を目指してくださいね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
良かったらこちらを参考にしてみてください。
自分の気持ちを大切にしようと思うきっかけになるかもしれません。
コメント