子どものいない女性の方が幸せ!?子持ち女性の幸福度の低さが明らかに。

生活

初めておなかに子供がいることを知った日のこと。

初めて胎動を感じた日のこと。

初めて産声を聞いた日のこと。

初めて対面した日のこと。

 

そんな幸せな瞬間の連続であったはずなのに、子どもを持つ女性は子どものいない女性よりも幸福度が低いと言われています。

幸福度の低さはどこにある?

女性を、

・子持ちで仕事あり

・子持ちで専業主婦

・子どもなしで仕事あり

・子どもなしで専業主婦

の4つのグループに分けた時、幸福度が一番高いのはどのグループだと思いますか?

私は単純に「子どもがいるほうが幸せを感じやすいのかな」と思っていたのですが、実際はそうでもないようで…。

日本を含めた先進国の情報や研究を解析すると、子どものいる女性の方がいない女性よりも幸福度が低くなることが多いとの結果が導かれたそうです。

幸福度を1~5の5段階評価で表したとき、下図のようになるとのこと。

参照:プレジデントオンライン

仕事があろうがなかろうが、子どものいる女性の方が幸福度は低いという結果が出ています。

とはいえ、子ども自体が幸福度を下げているのか?といえばそうではありません。

子どもがいることで得られる幸せは何にも代えがたい貴いもの。これは間違いありません。

問題は、子どもを産んだあとの生活や環境が幸福度を引き下げる大きな要因だということです。

夫婦関係が大きい!?

子どもを産むと特に母親は子どもにつきっきりの時間が多くなります。

朝も夜もない子どもに合わせた生活の連続。

授乳、おむつ替え、抱っこでの寝かしつけ…。

小さい我が子はかわいいものの、生まれる前の生活とはまるで違う世界に閉じ込められたような感覚になることもしばしばありますよね。

そんな母親の気持ちを救うのは父親のはずなのですが、残念ながら夫婦関係は第一子出産後に悪化する傾向にあるようです。

参照:プレジデントオンライン

夫の協力や理解が得られない中での子育ては本当に苦しく、結婚相手を間違えたと思い込んでしまうほどに母親を追い詰めます。

子どもを産むことは母親しかできませんが、産んだ後のことは母乳以外は父親がすべてできること。

子育ての協力ももちろんですが、感謝や労いの気持ちを伝えるだけでも母親に力がみなぎるものです。

子どもが生まれた後の父親の家事育児参加が幸せ度を左右します。

幸福度を大きく下げる一番の要因は、夫の協力姿勢にあると言えるでしょう。

“役員”も幸福度を下げている

子どもがいるとどうしても絡んでくるのが子ども会、クラス代表、PTAなどの“役員”。

役員仕事が好きな方ならいいですが、そうでもない人が大半。

仕事休んで雑用、子供を一人家に残して会議に参加、休みの日も時間を取られて、さらには文句まで言われる立場…って、負担だけ大きくて特にメリットを感じないですよね。

少子化で、子ども一人につき1~2回役が回ってくることが当たり前になっていますが、その役の負担度合い(デメリット)が子ども会やPTAから受けられるメリットを大きく上回っているから『入会しない』と選択する人が増えているのが現状です。

幸福度を下げる役員負担、なくならないものですかねぇ…。

子どもに対する不安も…

子どもができるということは、絶対に守らなければいけない存在が増えるということ。

子どもを身ごもったその瞬間から、無事に生まれてくるか、五体満足か、異常はないか、など、子どもへの心配事は始まります。

無事に生まれてきても歩き出す時期や、言葉が出る時期を気にしたり、友達とうまくいっているか、担任の先生とはどうか、勉強は…など不安は尽きません。

犯罪に手を染めないか、いじめられはしないか…などまで考えだしたら子どもを外に出すことさえ怖くなってしまいます。

心配事が尽きない、という部分だけ考えるとマイナスな要素と言えるのかもしれませんね。

幸福度は“余裕”で差が出る!?

子どもを産むとなると、ある程度の金銭や時間が子どもに取られていくということは誰でも想像できることだと思いますが、これらも幸福度を下げる一因となっているようです。

ヨーロッパで120万人以上を調査したデータでは、「子どもがいることに幸福は感じるけれど金銭的な負担は幸福度を下げている」との結果が出ています。

子どもがいて、さらに幸福度を上げるのであればある程度の“余裕”が必要ではないかと感じています。

子どもがいても金銭的余裕がなければ不安ばかりが増し幸福度は下がります。

子どもがいても時間的余裕がなければ関わる時間も減り幸福度は下がります。

金銭的にも時間的にも余裕があるということは、心にもある程度のゆとりがあるということ。

子どものいない夫婦の方が金銭的、時間的、自由度は高く、だから幸福度が高いという結果に繋がっているのかもしれません。

幸せは人それぞれが決めるもの。

子どもがいてもいなくても、毎日が充実しているのであればそれはその人にとって幸せといえるのではないでしょうか。

おわりに

子どもの有無は人生にとってとても大きいです。

でも、いるいないだけでは幸せかどうかまでは決められません。

子どもとの時間が大切な人。

子どもが欲しくてもできずにその時間を持てない人。

子どもといることを苦痛に感じる人。

子どもとの時間をあえて選択しない人。

色々価値観があって、そのどれもが正しいのだと思います。

子どもがいるほうが幸福度が低い、なんて話をしましたが、あのグラフしっかりご覧になりましたか?

幸福度最下位の「子持ちで仕事あり」が3.8ポイントに対し、幸福度最高の「子供なし仕事なし」が4.2ポイント。

たったの0.4ポイントの差なんですよね。

5段階評価の3.8と4.2。

それを多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですが、私はそんなに大差ないかなと思っています。

子どもがいるかいないかより大切なのは、その人がその生活に満足しているかです。

 

あなたは毎日幸せを感じていますか?

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