昨日TBSの番組に西村経済再生担当大臣が出演し、不特定多数の人が使用する現金について注意を呼びかけました。
「お札についたウイルスというのは約1週間生きているんです。ですので、お金が世の中回ってきて自分のところにきますけれど、1週間分の人の誰かがウイルスがあればついていることがありますので」(西村大臣)
なるほど。
言われてみれば確かにそうですよね。
誰かがくしゃみした手で触ったものかもしれないし、下手したら指を舐めてお札を数えるおじさんから回ってきたお金という可能性もあるし。。。
なので、「お金を触った後はきちんと手洗いをしてください」と大臣は訴えかけていました。
まあ、みんなとっくにそうしているとは思いますが…。
厚労省はHPで、
手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1/10000に減らせます。
手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はありません。
と呼びかけています。
手をしっかり洗うだけでもかなりの効果がありますね。
…とは言え。
それじゃ1週間以上経った現金にはコロナウイルスはいないと考えていいのでしょうか。
そこで調べてみると興味深い研究データを発見しました。
コロナウイルスは思ったより長く存在している??
昨年度、オーストラリア連邦科学産業研究機構研究機関がコロナウイルスの残存期間を調べる実験をしました。
お財布の中と似た条件(温度20℃、湿度50%、暗い場所)でお札にコロナウイルスを含んだ人口粘液を付着させたところ、なんと28日後も感染力を保ったウイルスが検出されたとのこと。
ウイルスは高温に弱く、30℃だと21日間、40℃では24時間ほどで死滅したそうです。
紫外線や日光からの影響を一切考慮しない状態で行われた実験であるためこのような結果になりましたが、実際の残存期間はもっと短いとする研究者もいます。
まあどちらにせよ不特定多数の人が触れるものには注意をしすぎるくらい注意したほうがいいということですね。
現金、どう消毒する??
我が家はコロナが流行りだす前からほぼキャッシュレスですが、スーパーなどに行くと現金で支払っている人をいまだに多く見かけます。
そこで、現金を消毒する方法を調べてみたのですが、
のがベストです。
小銭に薬剤を使ってしまうと、種類によっては薬剤と金属が反応して変色の原因になることがあるそうですし、薬剤を裏表吹きかける手間、それを拭く手間を考えると、一気に消毒ができる熱湯殺菌がオススメ。
熱湯殺菌後は広げた新聞紙に置いておけばお湯が蒸発して勝手に乾きますし、楽です。
紙幣を消毒する方法ですが、アルコールを吹きかけたり拭いたりする人もいるそうですが、紙幣が傷むためあまりオススメしません。
コロナウイルスはUV(紫外線)で死滅することが証明されているため、
がベストと考えられます。
実際、日立オムロンが紙幣を1枚1枚UV照射してウイルスを除菌する装置を開発して話題になっていましたしね。
でもこれは業者向けで家庭には不向き。
ですので、現在はマスク消毒やあらゆるものの除菌でUVランプを購入して対応している家庭も多くなってきています。
これ1台あれば、お札の消毒、子どものぬいぐるみの消毒など、普段消毒しづらいものも一気に除菌することができて便利です。
しかも持ち運びができるほどコンパクトなのも嬉しいところ。
値段も手頃で場所も取らないので、 オススメです。
※お札に照射する際は、近づけすぎたり長時間当て続けることは危険ですのでおやめください。
【余談】まさかの消毒法であわや…
コロナは熱に弱いのを知り、とんでもない方法でお札を除菌しようとした中国のおばあさんが昨年度話題になりました。
なんとまさかの「レンチン」!!
消毒以前にお金が黒焦げになって火事になりかけたとか。。。
発想がすごいね…。
いくら殺菌のためとは言え、皆さんレンチンはやめておきましょう…(笑)。
消毒もいいですが、1にも2にもとにかく手洗いです。
手洗いとマスク着用を徹底して、コロナから身を守りましょうね!
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