【おたふく・日本脳炎ワクチン出荷停止】再開は秋以降か。

健康

先ほど長男のMRワクチン2期を受けに行ってきました。

ついでに他の予防接種の予約も…と思っていたのですが、打ちたかったワクチンが出荷調整されているとのこと。

出荷停止になっているのは【おたふくかぜ】と【日本脳炎】です。

「もうすでに知ってたよ!」という方もいらっしゃると思うのですが、念のためまとめておきますね。

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜは、ムンプスウイルスに感染することで起こります。

飛沫感染と接触感染が主な感染経路で、約5年に1度のペースで子どもを中心に流行が拡大しており、ワクチンを接種することで発症を90%抑えることができるとされています。

おたふく年齢別
参照:危険な合併症も!おたふく風邪の原因や感染経路、症状、治療法 | NHK健康チャンネル

罹患者は幼児~小学校低学年に多く、罹患すると1000人に1人の割合で重度の難聴になることからワクチン接種が推奨されています。

おたふくワクチンはその効果を発揮させるため2回接種が推奨されており、

1~2歳で1回目、5~6歳で2回目。 

が一般的な接種時期となっています。

必ずその時期に打たなければいけないわけではありませんが、1回目を打ってから4~5年後に受けるのが良いとされています。

現在は出荷見合わせ

ところが今現在、ワクチンの供給がストップ中。

詳しくはこちら→武田、おたふく風邪ワクチン出荷停止 工場で設備不良

おたふくかぜは国内で2社が製造しているのですが、そのうちの1社である武田薬品工業の工場内で設備の不具合が発覚し、品質への影響が懸念されるという理由から出荷予定だったワクチンを廃棄したとのこと。

廃棄した量が何人分だったのか発表はされていませんが、すでに在庫切れになっているとの情報も。

出荷の再開は10月末頃とのことで、それまでは接種ができない状態が続く見込みです。

日本脳炎ワクチン

日本脳炎ウイルスが体内に侵入することで起きる日本脳炎は、リンパ節で増殖し血中を流れていきます。

この時点で大体の人がこのウイルスに対する抗体を体内で作成できるため自然治癒することが多いのですが、300人に1人の割合でウイルスが脳に達してしまい、神経細胞で増殖し脳炎を発症します。

脳炎を発症するとかなり高い確率で後遺症が残り、最悪死に至るケースも。

厚労省によると、ワクチンの接種で発病リスクを75~95%軽減できるとのことで、ワクチン接種が推奨されています。

接種回数は計4回で、接種時期は

・1期初回(計2回)…3歳児に2回(2回目は1回目の6~28日後)
・1期追加…4歳の時に1回(初回接種から1年あける)
・2期…9歳のときに1回
とされています。
現在は出荷見合わせ

日本脳炎ワクチンも現在2社で製造されているそうですが、阪大微生物病研究会(阪大微研)が製造する「ジェービックV]という日本脳炎ワクチンに製造上の不具合が見つかり4月から出荷が停止されています。

詳しくはこちら→【阪大微研】日本脳炎ワクチン出荷停止‐4月から、再開は12月頃に

厚労省からは

供給が安定するまでの間は4回接種のうちの1期の2回接種(1回目と2回目の接種)を優先すること ※受けるべき時期を過ぎそうなときは年度内に接種を行うことができるとされています。

と通達が出ているので、該当するお子さんは受けられる可能性もあります。

また、

2021年度の1期追加(4歳)と2期(9歳)の接種の案内は2022年度に繰り下げ

との記載もあるため、今年度1期追加または2期を予定していたお子さんは来年度に接種することになりそうです。

出荷の再開は12月頃とされているため、こちらもしばらくは中断となりそうです。

 

コロナウイルスもいつ収束するのかわからない状況です。皆さん、体調にはくれぐれもお気を付けくださいね☆

 

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