子どもの歯ぎしり、治療すべき!?原因は意外なことだった!!

健康

子育てにおける悩みの中で、ランクインしてくるものの一つに「子どもの歯ぎしり」があります。

まだ幼い子どもの歯ぎしりが気になって仕方ないという親御さんは実際多く、フッ素塗布の際に相談されることが多い項目だそう。

今回は子どもの歯ぎしりの原因や影響について調べてみました。

子どもの歯ぎしり、大丈夫??

寝ている子どもから「…ギリギリ……ギリギリ……」と聞こえるととてもビックリしますよね。

大人の歯ぎしりの原因でよく挙げられるのがストレスや疲れ。

「子どもの歯ぎしりもそれらが原因なの!?私が叱ったせい!?」と自分に原因があるのではと思ってしまう親御さんもいるそうですが、大人の歯ぎしりと子どもの歯ぎしりには少し違いがあります。

子どもの歯ぎしりの原因

子どもが歯ぎしりをするのはなぜ??

それは『生理現象』が主な理由だそうです。

生後半年を過ぎたころから少しずつ歯が生え始め何本か生えそろうと、次に出てくる歯の生えてくる位置や、今ある歯のかみ合わせを確かめるために、無意識に歯ぎしりをして噛みやすくなるように調整をしている、という現象が起こることがあるそうです。

これは珍しいことではなく、割とそういう子はいるとのこと。

必要以上に心配しなくてもいいそうです。

歯ぎしりはいつまで続く?

子どもの歯ぎしりは、早い子であれば生後半年あたりから始まり、長い子では中学生くらいまで続きます。

乳歯がすべて抜けて永久歯に生え変わった時期に自然と歯ぎしりが出なくなることが多いのですが、それでも歯ぎしりが続くようであれば、成長過程を原因としたものではない別の原因があるかもしれませんので一度歯科医院を受診したほうがいいでしょう。

歯ぎしりによる悪影響は?

毎晩毎晩ギリギリやっているようだと、いくら成長過程だと言えども本当に大丈夫なのかと心配になってきますよね。

歯ぎしりは単にかみ合わせを調整するだけではなく、実際にかみ合わせが悪いことが原因で起こることもあり、後者の場合はかなりの注意が必要です。

虫歯・歯周病

かみ合わせが悪い場合、特定の歯に過度な負担をかける場合があります。

磨きづらい位置に生えてしまった歯は汚れをきちんと落とすことが難しいために虫歯になりやすく、その虫歯にさえ気付かないままだとそのまま歯周病へと進行してしまいます。

歯周病になるとある日突然歯が抜け落ちてしまう危険性があるだけでなく、歯周病菌が全身に回り他の病気を引き起こす原因にもなってしまうため、早めの治療が必要です。

歯の欠け・すり減り

あまりにも歯ぎしりがひどい場合には、歯が欠けたり、一部の歯が極端にすり減ってしまうことがあります。

これらはさらに歯並びを悪くし、日常生活に支障をきたすことがあるので注意が必要です。

発音がしにくい

かみ合わせの悪さは言葉の明瞭さにも影響を及ぼすことがあります。

かみ合わせが悪いことで舌がうまく使えない、変な場所から息が漏れてしまうなど、話をするときに苦労をすることもあります。

そのうえ相手にはうまく話が伝わらないとなると、話すことに抵抗感を持ったり、自分に自信が持てなくなる原因にすらなります。

あまりにもひどい場合には矯正で歯並びを整えることになります。

消化不良を起こす

かみ合わせが良くないということは食事をきちんとかみ砕かずに飲み込んでいる可能性があります。

きちんと砕いていないままだと胃に多大な負担をかけることになり、その結果胃腸や消化器系の障害や下痢や便秘などの不快な症状にも。

軽視されがちなかみ合わせですが、健康でいるためにとても大きな役割を持っているのです。

子どもの歯ぎしり、どう治す?

子どもの歯ぎしりの大半は治療のいらなものですが、中には治療をしたほうがいいものもあります。

マウスピース

夜間の歯ぎしり防止のため、マウスピースを使用することがあります。

歯の形状や歯並びに合うものはやはり歯医者さんで作るのがいいでしょう。

慣れないうちは口内の異物感から嫌がる子もいますが、そんなに時間がかからずに慣れてくる子が多いです。

歯ぎしりを根本的に治すというよりは、歯ぎしりをしても歯や顎に負担をかけさせない措置と言えるでしょう。

歯列矯正

歯並びが原因で歯ぎしりをしている子には歯並びを変えていく治療が必要になります。

費用は少し高めですが、活舌や見た目、快適性などを考えると子どもの将来にとって欠かせない治療です。

歯並びの改善に伴い、歯ぎしりが減る(なくなる)可能性は高くなります。

おわりに

我が家の次女と長男もそれぞれ2歳頃から歯ぎしりをはじめ、現在8歳と5歳ですが一向におさまる気配がありません。

定期健診の際に特に指摘も受けていないので大丈夫なのだろうと思っていますが、目に見えて歯並びがおかしい、歯が欠けている、削れているなんてことがあるときには緊急性がありますので迷わずに受診しましょう。

その際、できれば「歯科・小児歯科」という看板のところではなく、「小児専門歯科」に行けると尚いいでしょう。

大人の歯のついでに子どもの歯も見てるよ、というところより、子どもの歯や顎の成長の仕組みやスピードをより詳細に、専門的に扱っている先生の方がより安心です。

子どもが診察台を嫌がってもうまくこなしてくれるのも小児専門歯科の魅力ですね。

 

歯の健康は身体の健康にも繋がります。

お子さんの歯をしっかり観察し、早めに適切な処置をできるように心がけましょう。

コメント

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