0歳からスイミング、0歳から英会話、0歳からリトミック…等々、生まれて間もなくから子どものために習い事をさせる親御さんは近年多くなってきました。
習い事も種類がたくさんあるし、迷っちゃいますよね。
中でも、言葉をしゃべる前の赤ちゃんとのコミュニケーション手段として、『ベビーサイン』が人気なようで、ベビーサイン講習会や、ベビーサインにまつわる本もたくさん出版されています。
赤ちゃんにベビーサインは必要なのか、調べてみました。
ベビーサインの目的
まだ言葉を話せない赤ちゃんと、身振り手振りで意思疎通をしよう!というのがベビーサイン。
赤ちゃんから発せられるジェスチャーで要求を理解することができ、「何で泣いているんだろう…」などの育児ストレス軽減が期待できます。
ベビーサインはどう教える?
講習会に参加する
親子向けのベビーサイン講習会などで習得が可能です。
ベビーサインのみならず、歌や絵本読み聞かせなどをやってくれるところもあり、「ベビーサインをきっちり習いに行く!!」というよりは、家に閉じこもりがちなママと赤ちゃんの気分転換の場として集っているような雰囲気があります。
同じくらいの月齢の子と遊んだり、ママ同士の情報交換の場としても使えるので、人との接点が欲しい人にはオススメです。
講習会にもよりますが、1レッスン3000円ほどだったり、10回完結のレッスンで50000円近かったりと、内容や立地などによりレッスン回数や費用にばらつきがあります。
注意することがあるとすれば、ベビーサインをやってくれるかどうかは個人差が大きいということ。
同じ月齢でもやってくれる子とやってくれない子の差はあります。それは、言葉の話し始めの時期の差や、歩き始めの時期に差があるのと同じこと。
頭では理解していても、我が子(特に第一子)ができないことに劣等感を感じる親は意外と多いものです。
「他の子ができているのにうちの子はできない…」と比較し、焦ってしまうようなタイプの親御さんはやめたほうがいいかもしれません。
家で教える
ベビーサインのやり方は、インターネットや本にたくさん情報が溢れています。
それらを活用して家でお子さんに教えるというのも一つの手です。
周りに気を遣いながら家と教室を往復する手間もないですし、時間ができた時にサッとやれるので手軽です。
「こういう時はこういうサイン」とマニュアルがありますが、わざわざそれに従わなくてもその家庭独自のサインだって全然構わないんですよ。
「美味しい」の合図をほっぺツンツン、「外に行きたい」を玄関の方を指さす、で十分伝わりませんか?
型にはまらずに親子で楽しく、親子で理解できているだけで成功です。
ベビーサインのメリット・デメリット
ベビーサインのメリット、デメリットを見ていきましょう。
メリット
・子どもの要求が理解できるため、育児ストレス軽減に繋がる
・言葉の発達を促すのに効果的
・コミュニケーションの基礎作りができる
・母親だけじゃなく父親にも意思が伝わるので夫婦で子育てしやすい
・ベビーサインがあるのでちゃんと伝えられてとてもラッキーでした。
伝えられないストレスでグズグズする子供も多いので。・まだ言葉を発しない子供とのコミュニケーションがとれるようになります!
これは楽!ではなく、楽しい!そして癒されるものでした。・夫が子育てに協力的になったのが魅力。
参照:Yahoo!知恵袋より
デメリット
・(講習会の場合)往復する負担と費用がかかる
・他の子と比べて焦りを感じることがある
・サインを出せるようになると、年齢以上のことを親が求めがちになる(ベビーサインができることにより、親が過度に期待してしまう)
・覚えさせるのに親の努力や根気がいる
・娘が9ヶ月の頃にベビーサインの体験に行きましたが、言葉を教えた方が早いと感じてやりませんでした。
・私が根気強くないからたくさんやるのはめんどくさくなって今はやってません。
・ベビーサインで伝わってしまうと余計に言葉を話さないようになるのでは?
参照:Yahoo!知恵袋より
ベビーサインっている??
私は3人の子供を育ててきましたが、「ベビーサインが必要だ」と思った記憶が正直ありません。
私の周りの子育てママ達もベビーサインなどなしに普通に子育てしています。
ベビーサインがなくても、子どもの様子を毎日見ていれば何を要求しているのか何となくわかるようにもなりますし、毎日抱っこして、話しかけて、目が合って、ニコッと微笑んでくれるだけでも十分コミュニケーションはとれていると感じています。
さらに深く子供を知るための手段がベビーサインなんだと思いますが、本当にベビーサインを習得したいだけならば、ネットや本から親が学び、それを子供に教えるのがベストだと思います。
我が家では当時6歳と4歳だった娘2人が、1歳の弟に独自のベビーサインを教えていました。
教えてもらって助かった…というよりは、姉の教えた通りにその行動をする息子に愛しさが増したという感じです。
ベビーサインはコミュニケーションの一つの手段ですが、どうしても覚えさせなければならないものでもないし、必死になってやるものでは全然ありません。
「この子は何でやらないんだろう…」と小さい頃から他の子と比べて劣等感を感じるくらいなら、やらないほうがいいとさえ思います。
親がおおらかな気持ちで子供と向き合えることこそ、何より大切なことではないでしょうか。
おわりに
ベビーサインについてみてきましたが、実際にベビーサインをやった人の多くは「やってよかった」という感想を持っているようです。
意思疎通が早くからはかれるため、かわいさが増したり、要求が理解できるので親子ともにストレスが減ったりとメリットが大きいのが良かったとか。
親子の絆を深めるのにも役に立つそうなので、興味のある人はぜひ取り入れてみてください。
ベビーサインを家庭で習得するならこの一冊!
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