子供のお小遣い…定額+報酬制で子供のヤル気をUPさせよう⤴⤴⤴

生活
Rudy and Peter SkitteriansによるPixabayからの画像

子供のお小遣いはいつからいくらくらい渡すのが最適なのか?

どのご家庭もいつかは直面する問題だと思います。

ネットを検索してみると、お小遣いは定額制がいいという意見と大人と同じように労働をしてそれに見合う対価を渡していくべきだとの意見が対立しています。

一体どちらが最適なのでしょうか?

定額制か報酬制か

定額制

メリット

・大人になると決まった給料の中でやりくりをしていくので、その練習になる

・欲しいものが手持ちのお金以上のものだった場合何カ月分もお小遣いを貯める必要があるので、手に入れるために我慢の時期があることを知ってほしい

・いつ何を買うかなど計画を立てやすい

デメリット

・毎月何もしなくてもお金が入ってくるのでそれを当たり前だと思ってしまう

・年功序列システムが崩壊しつつある現代で、学年が上がればお遣いも自動的に増えるというのは時代錯誤

・お金への感謝が希薄で無駄遣いしがち

報酬制(お手伝い・ご褒美型)

メリット

・お金は簡単に手に入るものではないことを知っておいてほしい

・働いて稼ぐということを身をもって体験してほしい

・頑張れば頑張っただけ報酬が増える喜びを体験してほしい

・労働しなければ稼げないので進んでやろうとする

デメリット

・家族の手伝いをするのは当たり前のことなのにそれに報酬を出すのは違和感

・お金もいらないから手伝いもしないというリスクがある

・お手伝いの目的が「自分や家族のため」ではなく「お金のため」だけになりがち

お小遣いの相場は?

我が家では長女が小学生になった時からお小遣いを渡し始めました。その際に夫と話し合ったのですが、「家族という単位で生活している以上は子供が家庭の仕事を手伝うのは当たり前なんだから報酬型にはしたくない」という結論に至り定額制にしています。我が家は学年×100円に設定しているので、今3年生の長女は月300円、1年生の次女は100円ということになります。(学校で必要なもの等は家計から出しています)

お小遣いをあげる時期は小学校に上がるタイミングから開始するご家庭が大半かと思いきや、低学年のうちは親と一緒に行動することが多くお小遣いの必要性が薄いようで、親と別々に行動し始める小学校3年生・4年生からお小遣いを開始するご家庭が多いようです。

お小遣いの相場は、下のグラフのように推移しています。

参照元:子供のおこづかい額(二人以上世帯、回答世帯平均、子供の通学先別、円/月)(2018年)

このグラフから見ると、小学校低学年は500~1000円、高学年になると1000円~1500円くらいが平均のようです。

気になる遣い道ですが、

参照元:http://www.garbagenews.net/archives/1959845.html

貯金、ゲームソフト、お菓子やジュースに遣う割合が多いようですね。それにしても貯金の率が多いのは驚きです。

貯金をすることはもちろん大切だと思いますが、子供の時期は貯金よりお金の遣い方を学んだほうがいいような気がしています。無駄遣いをしてしまった、と反省することはお金をより大切に遣おうとするきっかけになるし、お小遣いの範囲内での失敗なら大人になってからの失敗よりダメージが少ないのでいい経験となり得るでしょう。

よっぽどの遣い方をしようとしていなければ、遣い方は子供に任せて見守ることも必要だと思っております。

お小遣いは定額制+特別報酬制がベスト!

定額制にも報酬制にもそれぞれメリット・デメリットがあるのならばいっそ融合してしまえ!という単純な発想ですが、このスタイルをとっているご家庭結構あるようです。

実は先日夫と話し合い、我が家の子供達のお小遣いを今までの定額制から定額+特別報酬にしようということになりました。子供も欲しいものがだんだん高額になってきていることと、お手伝いのレベルをさらに上げてもらうため、私が体調不良でダウンしたときなどに子供達にあたふたせずに動いてもらうためというのが主な理由です。

定額部分については毎月自動的にもらえると思わせず最低限のお手伝いを実行することを前提としておきます。前述のとおり我が家の場合は子供達のお手伝い参加は家族の一員として当たり前だと位置付けていますが、中でも最低限のお手伝いとして食卓の準備(コップ・箸を並べる、料理を運ぶ)、後片付け(食器を流しへ運ぶ)、部屋の掃除、戸締まり確認、カーテン閉め…など子供でもできる作業を役割として与えています。お手伝いの内容は子供本人との話し合いにより約束させました。決めたお手伝いを毎日繰り返すことで習慣となり、「やらされてる感」はほぼなくなってきたようです。

特別報酬は我が家では

・お風呂洗い…20円
・お皿洗い…50円
・洗濯畳み…20円
・玄関周りの清掃…30円  など。

ご褒美報酬は

・習い事の級が上がったら100円
・100点の答案が3枚溜まったら100円 など。

定額部分は大人でいうところの月のお給料、特別報酬は歩合といったところでしょうか。家族のために当たり前にお手伝いに参加することと、自分のために稼ぎ出そうと努力することをミックスさせたこの形が親にとっても子供にとってもメリットが一番大きいと感じています。

特別報酬をプラスすることで、姉よりもらえる額の少なかった次女でも頑張り次第で長女のお小遣いを抜くことができるということが次女にとっては嬉しい要素のようです。次女が頑張ることで抜かされたくない長女もまた頑張ろうとするので今のところ定額+報酬制度はいい具合に作用しています。(ちなみに定額部分は以前と変わらず学年×100円のままです)

 

子供が自ら考え、行動するようになるのは言うまでもなく定額制より特別報酬制です。

 

ちょっとここで余談を挟みますが…

テストでいい点取ったら、スポーツでいい成績が収められたら、などのご褒美報酬で子供が「お金がもらえるから頑張る」という考えになるのは良くないのでは?と言う声がネット上にも散見されます。「自分のために」という本質が抜けて子供のうちからお金目的に行動するのはいかがなものか、という意見が主なようですが、私自身は頑張る目的がお金でも構わないと思っています。

モチベーションの上げ方は人それぞれ。自分の将来を少しでも良くするために頑張る子もいるし、できた方がモテるから、という子もいる。それぞれのモチベーションの上げ方の選択肢の一つに「お金」があるというだけの話かな、と。

特別なお手伝い報酬に関しても、「家族のため、自分のため」と無理やり自己暗示をかけなくてもイヤイヤお手伝いしていたっていいと割り切っています。大人になると「この仕事が好きだから」という人は全体の中の一部しかおらず、大半はお金を稼ぐ目的で好きとは言えない仕事でも頑張ってこなして報酬を得ますよね。それと大差ないと個人的に思っています。

StockSnapによるPixabayからの画像

 

お金を目的としてお手伝いをしていたとしても、仕事を終えた子供達には「ありがとう。とっても助かったよ」と一声かけることは忘れずに実行しています。「私でも役に立つんだ、人が喜んでくれるんだ」という実感は今後社会に出るときのためにも心のどこかに持っていてほしいと願っている次第です。

今はお金目的の労働だったとしても、それが今後どう形を変えていくかはわからないですからね。

 

年末の大掃除の時期は特別なお手伝い報酬の稼ぎ時。

子供達がどれだけ稼ぐのか、今からドキドキしています(笑)。

 

 

子供のお小遣いにお悩みの方。よかったらこちらを参考にどうぞ!

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