人々の健康志向から、近年では減塩やカロリーを抑えたいわゆる『オフ商品』が多数販売されています。
「オフ商品はノーマル商品よりも身体に良い」という考えが人々の中に刷り込まれているため売れ行きは上々ですが、実はあまり知られていないカラクリが潜んでいます。
オフ商品は本当に身体にいいのか、調べてみました。
オフ商品は添加物まみれ!?
過去にカロリーオフ飲料を飲んだ経験がある人なら
若干の違いはあるけど、ノーマル商品とそこまで変わらないじゃん!!
と感じたことが一度はあるはずです。
オフされているはずなのに味が大して変わらない…。
考えたら少し不思議に思いませんか??
具体的に、コカ・コーラゼロを例にとってみますね。
この商品のパッケージをよく見ると、「炭水化物0g」「糖類0g」と表示されています。
糖類0だから甘くないのかな…と思いきや、実際に飲んでみるとそこそこの甘さを感じるのです。
何で?糖類0でしょ!?
実はこれ、人工甘味料の仕業。
では、人工甘味料が入っているのになぜ「糖質ゼロ」なんでしょうか。
表記のルール
糖質表示には以下のようなルールがあります。
・糖質ゼロ・無し・レス・ノンと表記ができるのは『飲料100mlの中に糖類が0.5g未満』のとき。
・低糖質・ダイエット・ひかえめ・少・ライト・オフと表記ができるのは『飲料100mlの中に糖類が2.5g未満』のとき。
つまり…
糖類が入っていても基準値未満ならゼロ表記(若しくはオフ表記)ができちゃう!
ってことなんです。
仮に500mlのダイエット飲料を飲んだ場合には12.5g(2.5g×5)の糖分を取っていることになり、その糖分は角砂糖3~4個分。角砂糖は1個で大体16kcalなので×4で摂取カロリーは64kcalということになります。
糖質ゼロの飲料を500ml飲んだ場合には糖質2.5gで角砂糖約1個分の糖分を摂取で16kcal。
ゼロなのにゼロじゃないという矛盾。限りなくゼロに近いとは言え、なんか騙された気分…。
ちなみに、『砂糖不使用』という表記はこれらの対象から外れます。
この表記はあくまで『砂糖は使用していないよ』という意味だけを持つもので、砂糖以外の糖が入っていても『砂糖は不使用』というかなり強気な表記です(;^_^A
なんかこんがらがっちゃいますよね。
これらの表記の基準を知っておかないと「糖類ゼロだから大丈夫!」と思ってたくさん身体に入れていたものが、実は身体に負担をかけていた…ということも起こってしまいますのでお気を付けください。
砂糖と人工甘味料の違いって?
はい、ではここで気になる砂糖と人工甘味料の違いを説明したいと思います。
砂糖とは
甘さを持つ調味料の一つで、原料はサトウキビやテンサイ。砂糖を摂取するとブドウ糖に分解され、そのブドウ糖が血管中に入ることで血糖値が上昇し、すい臓からインスリンが分泌されます。
糖分の多い食事はすい臓に負荷をかけ、糖尿病の発症に繋がっていきます。
人工甘味料とは
人工甘味料は大きく2つに分類できます。
一つ目は『糖アルコール』。これは自然界にある甘み成分を人工的に作り出しているもの。
二つ目は『合成甘味料』。これは自然界にはない甘みを人工的に作り出したもの。
これらの甘味料は、甘みが砂糖の何百倍もあるにも関わらずカロリーが0に近く、接種しても血糖値の上昇やインスリン値の上昇という作用は見られません。
特に合成甘味料とは、そもそも地球上に存在しない甘味成分を人工的に合成して作り出していて、最大で砂糖の13,000倍~48,000倍の甘さを持つ成分もあります。
砂糖などでは絶対に引き出せない甘さだそうですが、摂取してもカロリーがほとんどありません。
砂糖と糖の大きな違いは、カロリーの高低とインスリン分泌の有無。
低カロリーで血糖値も上昇せずインスリンも分泌されない人工甘味料って、まるで夢のような調味料だと思いませんか?
しかし…。
人工甘味料にはとても恐ろしい罠が潜んでいるのです。
人工甘味料は危険の温床!?
人工甘味料や合成甘味料がここまで普及しているのは、『砂糖に比べてコストが安い』ということに尽きると思います。
砂糖より甘いので使用する量が少なくて済みますもんね。
加えて、人工的に作れるので供給が安定していることも大きなメリットのようです。
低カロリーで血糖値が上がらないため、少し前までは糖尿病患者には砂糖の代わりに人工甘味料を推奨されていたことがあるくらい需要の大きいものでした。
…が。
2018年10月に欧州糖尿病学会はこれらの甘味料が人体に悪影響を及ぼしているとの研究発表をしたことにより、これら甘味料に暗雲が立ち込めます。
発表によると、カロリーの低い甘味料を摂取することで腸内環境が破壊され、病気を発生させるおそれがあるとのこと。
具体的に説明すると、人間の腸内には血糖値を下げる働きをするホルモン(GLP-1)を放出させるブチリビブリオという細菌がいるのですが、この司令塔ともいえるブチリビブリオ菌を人工甘味料がを減少させてしまうことが確認されたそうなのです。
つまり、人工甘味料が腸内環境を破壊するということ。
ブチリビブリオ菌が減少するということは、
・糖尿病を発生させる起爆剤になる
・すでに糖尿病に罹患している人の状態を悪化させる
という可能性が極めて高い、と考えられます。
人工甘味料を使用した実験
人工甘味料が人にどのように作用するのかを実験したデータがあります。
普段は人工甘味料を全く摂取しないという健康な男女7人に、安全基準値内の量のサッカリンを1週間摂取してもらうと、なんと4人の腸内環境が激変してしまいました。
先程お話ししたブチリビブリオ菌のように、身体にいい役目をしてくれる菌は減少し、糖質を処理する能力が極端に下がって…。
たった1週間で身体が負の方向へ引っ張られてしまったのです。
しかし、残りの3人には特に変化は見られず。
体質なのかなんなのか、人工甘味料を摂取しても影響が出ない人もいるようですが、人工甘味料の摂取は、善玉菌を壊し悪玉菌を増やすとも言われていますので、できるだけ避けたほうが良さそうです。
成分表示は必ずチェック!
それじゃ安全なものって何?って話になってくるのですが、この世の中には人工的な添加物があまりにも増えすぎており、それらを全て避けて生活するというのはほぼ無理です。
ですので、自分で成分を確認し、選別していかなければなりません。
どの成分にはどういう作用があって…と書き出すとキリがないので割愛しますが、気になる成分・わからない成分はとにかく自分で調べたほうがいいです。
使用されている成分は(一応)人体への問題はないとして国から許可が下りているものですが、だから大丈夫というものではありません。
少量口に入れるなら影響はほぼないと考えられますが、例えば頻繁に食べたり飲んだりしている商品におかしな成分が入っていたとすると、その成分が体内に溜まり、うつや肥満の原因になったり、がんを引き起こしたりと徐々に身体に影響が出始めます。
これだけがん患者が増えた理由はそのあたりにもあるのではという意見もあります。
コカ・コーラゼロを見てみると…
ちょっとここでコカ・コーラゼロの成分表示を見てみようと思います。
この中で、この成分はこうでこの成分はこうで…って、何がどう身体に作用するのかわかる人いますか?
ちょっと調べてみると、
【アセスルファムK】…この成分に含まれる塩化メチレンには発がん性がある。
【スクラロース】…農薬開発中にたまたま見つかった成分。下痢、頭痛等不快症状を引き起こすおそれ。
【安息香酸Na】…ADHD、高血圧、喘息などを引き起こすおそれ。
など、色々わかりました。
カラメル色素も、わざわざ砂糖を溶かしてカラメルを作っているとは思えないので人工化合物だと思われます。
つまりこの飲料、人工添加物まみれのドリンクでございます…。
それを「カロリーゼロだからダイエットにいい、身体にいい」と信じ込んでいる(洗脳されている?)のです。
怖くないですか?
CMなどの印象で信じ込むと後で大変な目に遭うかもしれませんので、必ず自分で判断する癖をつけるようにしましょう。
おわりに
身体のためだと思ってカロリーオフのビールを飲んでいたことが一時期あったのですが、ある日ふと成分表示を見てギョっとした記憶があります。
ノーマル商品には記載されていなかった、見たこともない横文字がズラズラと書き連ねられており、身体にヤバそうと察知しまたノーマルに戻しました。
ノンアルコールビールも同様のことが言え、わからないものがたくさん表示されています。
でもそれはそうだと思うんです。
だって、ノーマル商品のカロリーを抑えたり、アルコールを抑えたりしているにも関わらず、ノーマルに近い味が飲めるんですよ?
成分や配合がだいぶ違うはずなのに近い味なんて自然にできるわけない。
色んなものを足して足して足して足して…その味に近づけているんだろうと思いますね。
日本に輸出する野菜を作っている中国の農家の人達が「この野菜は農薬まみれだから私達は食べないよ」と言っているように、日本の飲食業会で働く方達も「自社製品は家族に食べさせたくない」と思っている人が割と多いそうです。
少し高くてもいいから安全なものを手に入れたいと思っている人は多いと思うのに、利益重視で健康後回しな今のシステムってどうにかならないものでしょうか。
自分や家族の健康を守るためには情報を得なければいけません。
基本的に「安くて量の多いもの」は疑うべき商品だと思います。
人生は健康あってこそ楽しいのです。
成分表示をチェックしてから買うように心がけましょう!
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