【女の子のママ必見!】ブラデビューの時期が遅い子どもは全体の6~7割!?着用に適したタイミングはいつ?

育児

子どもはおよそ10歳くらいから心も身体も徐々に成長していきます。

もちろん個人差はありますが、早い子だと小学生でも驚くほどの成長を遂げることもあり、親はその成長度合いによって様々な手助けをしてあげなければなりません。

今回は、小学生の女の子の胸の成長について一緒に考えていきたいと思います。

親に「ブラ買って」と言えない子が多い

女性の下着メーカーで有名な株式会社ワコールは、成長に伴う悩み相談ができる「ガールズばでなび」というサイトを運営しています。

このサイトは主に小・中学生の女の子を対象にしており、全国の思春期の女の子たちから成長についての悩み相談が数多く寄せられているのですが、最も多い相談は「バストの悩み」だそうです。

その中でも特に『親にブラを買ってほしいと言えない』という相談が多く、この悩みはブラの悩みのおよそ6割を占めているそうです。

言えない理由は母親にある!?

皆さんは初めてブラジャーを買ってもらったときのことを覚えていますか?

私は小学校の5~6年生の頃に、周りの友達がどんどんスポーツブラを付けていくことに焦り&羨望があり、まだまだペチャパイだったにもかかわらず、母親に「買ってほしい」と言った記憶があります。

幸い「まだいらないでしょ」などの否定的なことは言われずに「そっかそっか」というような感じで間もなく買ってもらうことができましたが、母親に「買ってほしい」と言い出すまでにとてもためらったのを覚えています。

とにかく恥ずかしくて言い出すまで日にちを要し、それを初めて口にしたタイミングは寝る直前に母親が様子を見に来てくれた時でした。薄暗い部屋の中だから言えましたが(でもすごく緊張した)、明るい場所で面と向かっては言えなかったと思います。

今の子供達もその気持ちは同じで、親に「ブラを買ってほしい」と言うのに恥ずかしさから相談できずにいたり、やっと言えたと思ったら「まだ早い」「その年齢の時は私(母親)はしていなかった」などと言われ、さらに悩んでしまう子が多くいるそうです。

そばにいる親が我が子の成長に気付いてその時期に適した下着を買ってあげるのが理想ですが、もしそれが難しいようであれば娘さんからブラが欲しいと要望があったときには何も言わずに買ってあげてください。

勇気を出して伝えたものの応じてもらえなければ、2度目を言い出すには1度目の時よりもさらに勇気を要するはず。

お子さんの心に無駄な負荷がかからぬよう、サポートしてあげてほしいと思います。

子どものブラは必須アイテム

ワコールの調べによると、必要なタイミングでブラを付け始めた子は全体の3割しかいないとのこと。

もしかするとブラを付けるのに適した時期を親子とも理解していない可能性があります。

胸が小さいからまだ必要ない、というわけではありません

子どものバストの成長段階によってどのようなブラが適しているのか見ていきたいと思います。

適した時期に、適したものを

親御さんの中には「バストが全体的に大きくなってきたとき=ブラを付ける時期」と思っていらっしゃる方も多く、とっくにブラを付け始める時期なのにノーブラで過ごさせてしまう例が少なくないようです。

もし子どもがブラをすることを「まだ早い」とか「ませてる」と考えているならその考えは捨て、子供の成長を素直に喜んであげましょう。

成長期真っ只中の子どものバストはとても敏感で、適切に保護してあげる必要があります。

まずは子どものブラにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

成長に合わせて主に3つのタイプがあります。

【初期】乳頭周りが膨らんできたら…

バストの成長の第一段階は、乳首の周りの膨らみから始まります。

乳頭がチクチクする、かゆくなる、Tシャツを着た時に膨らみがわかるなどの変化があったときにはそろそろブラデビューの時期。

この頃の乳頭は敏感で洋服がこすれるだけでも不快感(チクチクするなど)が生じるため、それを軽減するためにも【ブラトップ】の使用が勧められています。

 

【ブラトップ】とは…

乳頭の保護や外への透けを防ぐためのファーストブラ。

胸の部分(商品により表側全て)が二重構造になっていて、敏感な時期のバストを優しく守ってくれます。

イメージとしてはちょっと厚めのキャミソールといった感じです。

友達に自分の成長を知られるのが恥ずかしいというお子さんでも、このタイプならブラだとわかりにくいので抵抗なく着用できるようです。

写真: [ワコールジュニア] ブラトップ CZX390

 

 

【中期】バストが成長しだしたら…

乳頭だけでなく、バスト全体が横に膨らみだしてきたら次の段階の【ジュニアブラ】が必要です。

【ジュニアブラ】とは…

ノンワイヤータイプなのでブラ特有の締め付け感はなく、ふんわりとバストを包みます。

動きやすいのが特徴で、小・中学生のお子さんにも窮屈な思いをさせずに着用することができます。

写真:[ワコールジュニア] ノンワイヤーブラジャー CFX220 

 

 

 

とは言え、年齢が幼くしてバストがある子ほどブラジャータイプにはまだ抵抗があるというお子さんもいらっしゃるでしょう。

そういう時はこちらのキャミソールタイプがオススメ。

左右それぞれのパッドではなく、左右が1枚に繋がったパッドが付け心地の良さの秘訣。

体育の時間、修学旅行など、“いかにもブラ”というものだとお友達の目線が気になる…と感じる年頃にピッタリのブラです。

写真:[ワコールジュニア]  ブラトップ CZX220

 

【後期】大人のように丸みを帯びてきたら…

バストが大人のようになってきたと言ってもまだまだ成長過程。

そろそろしっかりとしたブラを付ける時期にはありますが、大人が着けるような押さえつけるタイプはNG。選ぶ際には注意が必要です。

 

【ノンワイヤーブラ】

ノンワイヤーのため、アンダーの締め付けが少なく、かつしっかりバストを支えてくれるブラ。

前ホック、後ろホックと2つのタイプがあるので、お子さんが着けやすい方を選んであげましょう。

写真:[ワコールジュニア] ノンワイヤーブラジャー CFX301 

 

【スポーツブラ】

バストの成長過程で気になるのが運動時の揺れや痛み。

激しく動いた時にバストの内側の靭帯が傷ついてしまうと将来バストの型崩れの原因になります。

そんな揺れを防いでくれるのがスポーツブラです。

写真:[ワコールジュニア]スポーツブラジャー CFX337

 

 

【樹脂ワイヤーブラ】

大人用の金属ワイヤーを使ったブラと違い、柔らかい樹脂でできたワイヤーを使っているため圧迫感を軽減しながらバストにフィットしてくれます。

写真: [ワコールジュニア] ブラジャー CFX397

成長期のバストには柔らかい素材を

成長過程にある子どものバストは、大人とは違って硬さがあります。

これは乳腺の発達によるもの。

乳腺が発達しているときほどバストは硬く、少しの刺激でも痛みを感じやすくなります。

成長期のブラはその時期のバストの特徴に合わせて作られているため、無理に押さえつけたりせずに成長を阻害しないつくりになっています。

大人が着けるブラとは目的や用途が違うので、バストが成長している間は成長に応じて合ったものを付けるようにしましょう。

「サイズがほぼ同じだから」とお母さんの下着などで代用するのはNG!

ワイヤーで固定し胸の形をキープできる造りになっている大人用は、成長段階の胸には向きません。大人と子供のバストでは、幅や位置、アンダーバストの間隔など、全てが違います。

バスト脇には成長に重要な役割を果たす血管があるのですが、そこをワイヤーで圧迫してしまうのはホルモン活動を鈍くしてしまう恐れがあり、避けたほうがいいそうです。

どれを買うか迷う場合は、下着専門店で相談するのもいいでしょう。

おわりに

我が家の長女はちょうど小学校4年生になったころに“乳頭の異変”を訴えてきました。

「なんかかたいんだけど…」と不安げに相談してきたのですが、それは大人になる準備が始まっている証拠なんだよ、と言ったら安心したようです。

長女は不安を私に訴えてきましたが、お子さんの中には恥ずかしかったり、「病気だったらどうしよう…」と心配しすぎてお母さんに相談できない子もおり、一人で不安を抱えていることもあります。

成長することは恥ずかしいことではないし怖いことではない、と親子で話す機会を作ることはこの時期には大切なことです。

子どもは自分の成長を勝手に知るわけではありません。

胸が成長していくこと、生理が起こることなどを学校での授業だけに頼らずに、もっと深く教えてあげる必要があります。

教科書の情報以外の部分を誰かがきちんと子どもに教えて知識を付けてあげないと、間違った情報を正しいと思い込んでしまい、本当に正しいことを知らないままになってしまうことになります。

お母さんのほうが恥ずかしがってそのような話を避けることもあるようなのですが、娘さんにとって一番身近な相談相手はやはり母親です。

お母さんと身体の変化について気軽に話ができるというのは、お子さんにとってはとても心強く、ありがたいものです。

「友達同士で情報交換してるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、小学生の子が友達同士でそのような話をすることは一部のお子さんに限られるので現実的ではありません。

この記事を読んでいただいたということはお子さんの成長を気にしていらっしゃるということだと思うので、これを機にお子さんと向き合ってみてはどうでしょうか。

親子の絆を深めるきっかけになるかもしれませんよ☆

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