【大人の常識】お年玉を普通郵便で送るのは禁止行為!規則を破ったらどうなる?

生活

コロナが一層深刻さを増してきた今年の冬。

実家や親戚の家などへの帰省を見送り、この年末年始は自宅でゆっくり過ごすという選択をする方が数多くいらっしゃるようです。

そこで気になるのが、会えない子供へのお年玉。

いつもは直接手渡しであげていたけど今回はそれができないため、どうやって渡したらいいのか迷ってしまう人も多いかもしれません。

普通郵便で現金送付は絶対NG!!

新年が明け、顔合わせをしたときに直接手渡しであげるのがお年玉の楽しみの一つでもありますが、今回はそうもいかない方も多いでしょう。

新年のお楽しみであるお年玉をどう渡すのがいいのでしょうか。

郵送で送る場合の注意点

送っちゃうのが手軽で一番!と思うのですが、一つ注意点があります。

それは、現金を普通郵便で送ることは禁止されているということです。

現金を郵送するには「現金書留」という所定の手続きを取って郵送しなければなりません。

郵便法第17条にも

現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第45条第4項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。

としっかり記載されています。

郵便物はX線検査を経て郵送されるため、こっそり送ってもバレますよ!

これは「知らなかった」では済まされない大人の常識です。

※現金を普通郵便で送ってしまうと、家には配達してくれずに地域の要となっている大きな郵便局まで受取人が出向かなければならなかったり、差出人に返送されることがあるそうです。当然ながら郵便局側からの注意は受けることになります。

17条に対する直接の罰則というのは規定はされていませんが、本来であれば書留郵便で送らなければいけないものを普通郵便で郵送していた場合には、支払わなければいけない郵便料金を故意に免れようとしたとみなされ、郵便法第84条1項の

不法に郵便に関する料金を免れ、又は他人にこれを免れさせた者は、これを30万円以下の罰金に処する。

に抵触する可能性が高くなってしまいます。

現金を送る際にはルールに従い、必ず現金書留にて送るようにしましょう。

お年玉、どう渡す?

お年玉は郵便で送付する以外にも、銀行振り込みをするなど届ける手段は様々あります。

でも2021年のお年玉には新たな変化が起こりそうですよ。

電子マネーで渡す

注目を集めているのが電子マネー。

お子さんがある程度大きくなって自分の携帯を持っているようであれば『PayPay』や『LINE Pay』などをお年玉代わりにするとかなり喜ばれるでしょう。

しかし問題なのは送りたい相手が小さなお子さんの場合。

子供はもらったお年玉を貯金に回す子も多いそうなのでこの方法は妥当ではありません。

渡したい子供の親との関係にもよりますが、もし可能であれば相手の親に電子マネーで支払いをし、その支払った額を代わりに現金で渡してもらうのもいいかもしれません。

そこまでの関係でなければ、やはり現金書留か銀行振り込みを選択するのが一番の方法だと思います。

カード類で渡す

現金で渡すには現金書留が必須となりますが、図書カードやQuoカードなどのカード類には書留郵送の義務はなく普通郵便で送ることが可能です。

  QUOスマイル

現金ではなくこのようなカード類をお年玉として検討されている方も多いようです。

ただ、書留ではないので配送中に万が一紛失してしまっても補償は何もありません。

それが心配な場合は、書留や追跡サービスを利用するといいでしょう。

おわりに

我が家もこの冬は実家には帰省せずに自宅で静かに新年を迎える予定でいます。

遠くの親戚へのお年玉に悩んだのですが、親族で「顔を合わせない場合はお年玉もなくていいよね」と決まったので、あげることもなければもらうこともないお正月になりそうです。

最近の調査ではお年玉を電子マネーで渡すという人は全体の1割ほどというデータが出ていましたが、今後はそのようなお年玉の渡し方がどんどん増えてくるかもしれませんね。

昔からの風習が廃っていく傾向にはありますが、その時代に合ったやり方をするという意味ではそれも仕方のないことでしょう。

しかし今年は例年以上に凧が流行っているそうです。

密にならずに遊べる・子供の運動不足解消、という観点から売れ行きが好調なようです。

【2020年冬】凧の売り上げが絶好調!!凧を上手く揚げるコツや注意点は??

 

2020年もあとわずか。

皆さんの来年がいい1年でありますように。

コメント

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました