日本はなじみにくい国!?日本人の特徴や心理は海外からすると異質で特有なもの。

生活
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

先日母から電話。

 

きゅーたろう母

昨日ラジオですごく興味深い話をきいたのよ~

きゅーたろう
きゅーたろう

え!?なになに!?

どんな話??

なんだろうと思って母の話を聞いてみると、子育て真っ最中の私には確かに興味深い話で色々と考えさせられるきっかけとなりました。

溶け込みにくい国、日本

きゅーたろう母

それはこんな話だったの

そのラジオのゲストは日本の新聞社に勤める記者の方でお子さんが2人いらっしゃるパパでした。その方はもちろん奥さんもお子さんも日本人。まだお子さんが小さい頃に南アフリカに転勤を告げられ、奥さんとお子さんと一緒に新天地へ赴いたそうです。

日本とは文化も何もかもが違う異国の地。あまりの違いにお子さんがなじんで生活できるのかご両親は心配されていたそうですが、お子さん達はすぐに溶け込んでたくさんの現地の子供達に囲まれて毎日楽しく過ごすことができました。

それから数年後、日本への帰国が決まると妻と子供達は「ここにいたい。日本には帰りたくない」と南アフリカ残留を熱望。しかし家族を置いていくわけにもいかず、反対する妻と子供達を連れて帰国しました。

そこからしばらく日本の小学校へ通うことになったのですが、帰国後いつまでたっても子供が学校やお友達になじめない。元々暮らしていた国なのに、なぜなじめないのかご両親には不安もあったのではと思います。生まれ故郷より南アフリカの生活の方が子供達にとっては合っていたのかもしれません。

そんな生活がしばらく続き、次はアメリカへの転勤を命ぜられ一家はアメリカに移住します。すると子供達は日本での姿とは全く別人のようにすぐに現地での生活になじむことができ明らかにイキイキと楽しんでいたそうです。

そしてまた数年後日本への帰国を命ぜられ再度妻と子供達の反対にあいながらも全員で帰国。そしてあの時と同じように子供達は日本での生活になじめずに苦労した_____。

このような内容を話されていたそうです。

興味深いのは日本とはかけ離れた文化であろう地に行ったのにすぐに溶け込むことができたことと、生まれ育った地に帰国した後に溶け込むことに苦労した、という2点。

これはこのお子さん達の話なので全ての人に当てはまるわけではもちろんありませんが、日本の学校は溶け込みづらい、という点はなんとなくわかる気がします。

 

きゅーたろう
きゅーたろう

特に思春期の学校生活は人間関係がギスギスしていて嫌だったなぁ…

日本人特有の…?

我が家も転勤族ですが今回初めて公立小学校でも制服のある地域に住むことになりました。これにはいまだに違和感がありこの文化に私はなじめません。何で幼いうちからこんなことを?同じ服着て同じ靴履いてみんな一緒の格好して…。好き勝手できるのなんて小学生までなのに、やんちゃ盛りの子供達がカッチカチの大人の型にはめられているように見えて窮屈に感じてしまうのです。

 

きゅーたろう母

小学生なんて泥まみれになって遊ぶ時期でしょうが!

制服だからって大切に着るわけじゃないし…(怒)。

 

制服に関する過去記事も良かったらご覧ください→公立小学校なのに制服があるのはなぜなのか?あなたは制服派?私服派??

 

東日本大震災が起こった時、どの被災者の方々も大変な中スーパーに行列を作って買い物に来ている姿が海外で話題となったことをご存知でしょうか。外国であれば我先に!とごちゃごちゃになりそうなところが日本人はこんなに非常事態でもきちんとマナーを守っている、暴動や略奪は起こりそうにない、と賞賛されたのです。

日本人のこういうところ、本当にいいと思うしすごいな、と日本人として誇らしく思います。

サッカーの試合終わりにも日本人サポーターの方々がスタンドのゴミ拾いをしている姿が話題になっていましたが、自然とこういうことをできる国民性は本当に素晴らしい。

 

ですが反面、この気質はもしかしたら日本だけ、日本人の中だけでしか通用しないのではないか、と思うのです。

外国からの人が日本に飛び込んできたとき、集団を重んじる日本人となじむにはかなりの労力を必要とする気がします。

違うことを受け入れられない日本人

きゅーたろう
きゅーたろう

みんな一緒じゃないといけないことに息苦しさ感じたことない??

日本と海外の決定的な違いは、「違い」を善とするか悪とするか、だと思います。

海外では色々な民族が混在して国として成り立っているところも多く、アメリカでも移民は大勢います。色々な人がいるということは思想も文化も違って当たり前。幼いころから違うのが当たり前の環境で生きてきた彼らは自分とは違った文化を「おしゃれ」「個性的で素敵」とプラスに捉えることがとても得意。

一方日本は四方を海で囲まれ、陸続きの国と比べて外からの文化が入りにくい地理。異質なものが入りづらいこともあり日本独特の文化にどっぷり浸っている日本人は、ある日「異質」と感じるものが現れるとまず身構え、排除しようと攻撃してしまう。「これはこうあるべき」との考えが根深いため違うものの流入を受け入れるのに年月がかかると考えられます。

きゅーたろう母

一人一人違って当たり前なのに日本人はみんな一緒じゃないと不安になるのかしらね~

きゅーたろう
きゅーたろう

もしかしたらこの気質が外国人や帰国子女にはネックになっているのかもしれないよね

先程紹介した子供達が日本になじみづらかった背景にはこのようなことがあったからかもしれません。

実際帰国子女で日本のこのような気質に疲れてしまう人、多いそうです。

エスニックジョークから見る日本

エスニックジョークとは、ある民族もしくはある国の国民が一般的に持っていると思われている典型的な性格や行動様式など、ステレオタイプに着目し、その特徴を端的に表現したり、揶揄するようなエピソードを紹介することで笑いを誘うものである。国民性と民族性をよく表しているとされる。『ウィキペディア(Wikipedia)』より

きゅーたろう
きゅーたろう

次はジョークを交えて日本人の特徴を見ていくよ

⭐救命ボートにて⭐

ある豪華客船が沈没し、多国籍の人々が救命ボートに乗り込みました。しかしボートは満員で男性に降りてもらわなければ沈んでしまいます。どうすればここから降りてもらえるか…。

そこで人々はアメリカ人に言いました。
「ここでおりればあなたはみんなのヒーローになれるよ」
すると彼はガッツポーズをして飛び込みました。

次にドイツ人に言いました。
「飛び込んでください。それがルールですから」
彼はそうか、と納得して海に飛び込みました。

イタリア人にはこう言いました。
「海で美女が泳いでいますよ」
彼はそれなら、と飛び込みました。

イギリス人にはこのように。
「あなたは紳士だ」
彼はうん、とうなづくと海に飛び込みました。

そして日本人。
「行かなくていいんですか?みんな飛び込んでいますよ」
彼はあたりをきょろきょろ見まわし海に飛び込みました。

 

これ、絶妙だと思いませんか?

日本人の集団心理をうまくついているなぁ…爆笑してしまいました。

それぞれの国民性も出ていてすごくわかりやすい。

「個」より「集団」を重んじる特性がよく表れていますよね。

 

⭐結果は一緒じゃないか⭐

あるレストランにアメリカ人と日本人が食事に行きました。
そこで出てきたのは大きい魚と小さい魚。
日本人が「どちらでも好きな方を食べていいよ」と促すとアメリカ人は迷わず大きい魚を選びました。
しばらくすると日本人が「もし僕が先に選んでいたとしたら、遠慮して小さい魚を選んだと思うけどな…」というとアメリカ人は「だったら結果は一緒じゃないか。何を怒っているんだい?」と不思議そうに言いました。

これも絶妙!!

謙虚さの裏に察してほしい本音が実はあるけどそれは日本人にしか通じないであろう繊細な心情。相手を立て、謙虚さを見せても外国の人にはなかなか通じにくいのかもしれませんね。

感情をストレートにぶつけてくる外国人に対し、行間を読むことを前提とする日本人。

このジョークで両者の違いがはっきり出ているのがホントに面白い。

その他民族ジョークを知りたい方はまとめ本もありますよ☆

集団心理はいじめにも反映されている

日本に住んでいるとなかなかわかりづらいですが、集団を重んじる習性は世界でも異質なようです。みんなで協力して何かをやり遂げるのであれば本当に心強いですが、悪い方に転がると大変です。

いじめが顕著な例。

ある海外留学生がいじめられている日本人を発見し、いじめていた集団の一人に「何でそんなことをするのか?」と聞いたところ「みんなしているから」という答えが返ってきて本当に理解ができなかったと言っている記事を見たことがあります。

いじめる理由が「みんながいじめているから」。

いじめなかったら逆に自分がターゲットにされるかもしれないという歪んだ集団心理と言えるでしょう。

実際、当時いじめられていた子が卒業した後はまた次のターゲットを見つけみんなで新たないじめを始めたそうで、その日本人の姿にショックだったと書かれていました。誰かを犠牲にした上に成り立つ集団心理。

子供だけでなく大人(特にママ友)の世界にも共通することです。

アメリカなどで気に食わない相手には直接文句を言ったり手を出すことが多いそうですが、日本人は学校・SNSでの仲間外れや無視など集団から離脱させることに重きを置いていじめを進めていくパターンが多く、被害者も「自分が悪いからいじめられるんだ」と思い込んで引きこもってしまうのだそうです。

きゅーたろう
きゅーたろう

集団から脱落させようとすること、相手が悪いのに自分を責めることなど、どれも良くない日本人の特徴が出てしまっているね…

とはいえ今後は日本も人口が減り、多民族国家へと変貌していくでしょう。

日本のいいところを残しつつ、海外の良さも取り入れていく。

今より住みやすい雰囲気になることを願います。

おわりに

謙虚さ、相手を立てる、遠慮深いなど、相手のことを思いやるのに長けていると思っていた日本人ですがそれを心地よく思うのは日本人くらいで、海外の人からすると本音部分がわからないのでものすごく疲れそうな気がしました。

時代は「集」から「個」へ移りつつあります。

今までのようにただ学歴を積めばいいわけじゃない。それより他人より優れているところ、個性を社会は重んじ始めています。

他人と違って当たり前、特徴があって当たり前。個性があって当たり前。

そこをいかに磨いていくか、生かしていくかが今後を生きる子供達に求められることでしょう。

もっともっと「個」を重視して、発達障害をはじめとする何らかの特徴を持っている子が「集」の圧力にやられない素晴らしい力を発揮できる国になってくれるといいな、と思います。

ラジオの話が興味深かったというところからだいぶ話があっちこっちに飛躍したのに最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

きゅーたろう
きゅーたろう

だいぶ長くなっちゃったけど読んでくれてありがとう。またね♡

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