絵本の絵ばかりに注目していた子供が文字を見つけ「これなんて読むの?」と聞いてきたり、街を歩いていて目についた看板に「ここはなんて言うお店?」と聞いてきたり。
子供が文字に興味を持ち始めるのは大体3~5歳頃だと言われています。
「読み」を習得したのちに「書き」の練習をするのが通常ですが、読むのと書くのは大違い。
文字がスラスラ読める子でも書きに苦戦することは決して珍しいことではありません。
子供の文字練習に、何かうまい方法ってないかな??
子供の文字練習は、まずはなぞることから
子供が書くことに興味を持ち出した時、市販の「ひらがな練習帳」を購入して文字の練習をさせるという方も多いと思います。
ページの上にお手本があってその下にマスが数個あり、これと同じように書いてみようね、っていうのがパターンとしては多いのですが、これは子供にはかなり難しい。最初の2~3マスには薄い文字が書かれておりその上から鉛筆でなぞるようになっていますが、あとは真っ白のマスのみ…。
書き順や文字のバランスなど、子供はわからないことだらけ。いきなりそれでやらせても効果はなかなか出ません。書ければいいというものでもないので変な癖がついてしまう前にきちんと練習を行う必要があります。
何事も最初が肝心。
そこで子供の文字練習にオススメするのは「トレーシングペーパー」です!
トレーシングペーパーって何??
なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、トレーシングペーパー(Tracing paper)とは、透かして複写するための半透明の薄い紙です。小さい頃にうつし絵ってしませんでしたか?あの、上からなぞっていくペラペラした紙のことを言います。
文具店やネットでも手ごろな価格で売り出しているので非常に手に入れやすく、文字を書いたり絵を描いたりと子供も楽しんで使用することができます。
さあ、練習をしよう
用意するものはトレーシングペーパーとお手本、そして鉛筆。
あ、トレーシングペーパーが手元に無い方はクッキングペーパーでもいいですよ!(種類により透け具合は違います)
お手本の上にペーパーを置いてなぞってみましょう。
書きづらい文字を徹底的にやるもよし、50音表全てをなぞってみるのもよし。
書き終えたあとにペーパーから外すと…。
綺麗な文字に子供も自信を持つこと間違いなし!
何度もトレーシングペーパーで練習を重ねたらペーパーなしで書いてみましょう。
書き順はもちろんのこと、それなりにうまく書けているかと思います。
大きいお子様には漢字練習や、好きなキャラクターを上手く書くための手段としても使えます。
「字が下手だから連絡帳書くのが嫌…」という大人もお手本さえあれば美文字の練習にも。わざわざペン習字などを習わなくても、まずは自宅でできることをやってみましょう。
まとめ
トレーシングペーパーを使えば、好きなキャラクターをなぞってその後塗り絵にしたり地図をなぞって地理を覚えたりなど、本当に色んな事に活用することができます。
子供のみならず年配の方でも写経に使ったり俳句に添える絵を写したりと用途が広がっています。
勉強にも趣味にも使える手ごろな価格のトレーシングペーパー。
一度試してみてはいかがでしょうか。
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