手足口病で爪が剥がれる!?子供から大人への感染多発!大人は重症化も。

健康

6月の中旬、4歳の息子が手足口病になりました。

上の二人はかかることなく今に至るので、初めて我が子がこの病気に罹患。

診断が下った時は「へ~、そうなんだ…」と漠然と思っただけですが、こんなに大変だとは思っていなかった…。

手足口病って??

ではざっとこの病気の説明から。

手足口病とは夏季に流行し、7月にピークを迎える病気。

潜伏期間は3~7日間。

発熱が1~3日間出ることもあるが、出ないことの方が多い。

症状は、手のひらや足の裏、口の中に小さな水ぶくれ。おしりや肘・膝などにできることもある。

罹患者のほとんどは5歳以下だが、まれに大人もかかることがある。

ウイルスの種類によっては発症後に爪が剥がれることがある。(発症から3か月後に剥がれた例もある)

ひどいと脳炎や心筋炎などの危険な合併症を引き起こすこともある。

ウイルスの種類が複数あるため、1度罹患してもその後何度もかかることがある。

ホウホウ…。そしてこの病気にはこれといった特効薬はないそうです。

 

参考までに息子の場合…

1日目

朝、おでこが熱いことに気づき、計ると微熱(37.1)。でも本人は元気いっぱい。…と思いきや、昼過ぎに39度超え、さらに40度超え…。さすがにグッタリしていたけれど、嘔吐はなく水分も摂れ、少量ですがご飯もパクリ。寝る前に1度大量の下痢。

2日目

朝、服薬もしてないのに熱が平熱(36.5)に。昨日のことが嘘のように元気元気!!…と思いきや、昼過ぎからまた発熱。またもや39度を超えグッタリ。でも水分補給はバッチリで熱さえ下がれば元気になりそうな感じ。食事もいつもより少なめではあるがパクパク。結局寝る直前も高熱で、夜中にまた大量の下痢を1回。手の小さなプツプツに気付く。

3日目

朝からずっと平熱。でも高熱をのダメージが残っているからかゴロゴロしている時間が多い。

高熱を出し始めたのが土曜日の午後だったため小児科に行けずじまいだったのでようやく病院へ。

結果「手足口病」の診断。下痢もこのウイルスに起因するものだろうとのこと。(処方されたのは炎症を抑える薬と整腸剤のみ)

この日から不機嫌さはMAXに。水分補給はできるが食事量が極端に減る。

4日目
この日も一日熱なし。本格的に口の中が痛いようで、果物(リンゴとスイカ)以外食べようとしない。痛いからかずっと不機嫌で嫌な声ばかり出している。歯磨きなんてできたもんじゃない。
5日目
手足のプツプツも消えかけている。不機嫌さも前日までよりマシ。でも口内はまだまだ痛い様子。歯磨きを嫌がったのはこの日がピーク。
6日目

口の中はまだ痛そうではあるけれど、ご飯も少しずつ食べられるように。しばらくお休みしていた幼稚園に行くと言い出し、この日から登園。

7日目以降は徐々に沈静化。

ウイルスの影響で下痢や嘔吐の症状が起こることがあるらしく、そのときは特に脱水に注意が必要です。息子は幸い2日間で下痢はおさまりましたが、熱が下がってからの機嫌の悪さは突発性発疹を彷彿させるものでした…。
やってと言われてやったことも「違う!!」と泣く。何を言っても何をやってもギャンギャンギャンギャン…。。。
突発の時は「まだ小さいし仕方ないな…」と思えたのですが、今回はかなりイライラしてしまいました。大人気ない。。。それだけ痛くて不快だということなんだと思いますが、母には試練の日々でした。
突発性発疹は別名不機嫌病とも言われるそうですが、手足口病も同じく不機嫌病と言えると思います…。

感染しない為に

感染を広げない為に、罹患者と同じタオルは使わずに別のものを用意しましょう。飛沫や接触等で感染が確認されているので、手洗い・うがいの励行、マスクをするなどで予防します。

罹患者の食べかけのものを食べたり飲んだりしないようにしましょう。

症状が治まっても2~4週間は尿や便にウイルスが混ざっているそう。感染力は弱いですが、いつもよりこまめに掃除と手洗いを励行した方が良さそうです。

大人がかかった場合…

手足口病を子供が発症し、看病していた親へ…というのが大人への感染ルートで最も多いパターンなんだそう。

基本的に手足口病は子供より大人がかかる方が重症化しやすく、ネットで検索しただけでも感染した大人の悲惨な体験がたくさん書かれています。

私の知り合いでもお子さんから感染してしまったママさんがいらっしゃるのですが、話を聞くだけで地獄のような苦しみが…。その方の場合、まず発熱。そして手・足・口に水ぶくれを発症。手は痛すぎて何も触れない状態、足も痛すぎて立つことができない。口も痛すぎて食べることができない。結局何もできなくて布団の上でひたすら時間の経過を待つしか術はなかったそうです。体は元気でも手足が痛すぎて家事もできず、発症から1週間くらい寝込んでいたようです。

子供は赤い湿疹程度で済むことが多いようですが、大人は米粒大の水泡がブワーーッとできるんだとか。それが一つ一つ潰れたら…と想像するだけで痛いですよね…。

先述した通り、ウイルスによっては子供も大人も関係なく、完治した数週間後~3ヵ月後くらいに手足の爪が剥がれてくることがあるそうです。剥がれた爪を調べると、手足口病のウイルスが確認されるそうなので、「治った!!」と思ったとしてもしばらくはまだ要注意です。ネットにもこの体験を書いている方が多く、「結局すべて元通りになったのは発症から半年後」「何気に恐ろしい病気」という方が結構いらっしゃいました。

ウイルスの種類によって病状も若干変わってくるとは思いますが、この時期気を付けたい病気の一つですね。手洗い・うがいはしっかりとやりましょう。

まとめ

手足口病がどのような病気なのか息子が診断されるまで詳しく知らなかったのですが、調べてビックリでかなり大変な病気だと知りました。今のところ、ノロの次にかかりたくない病気です…。

おたふくや水疱瘡と同じく大人だと症状がかなり重くなること、1度かかっても再度かかること、治ったと思っても爪がウイルスにやられて剥がれることなども衝撃で、毎年流行りの時期があることも恐怖です…。

お子さんやご自身の体調に「?」を感じたら、すぐ診察を受けて広げないことが肝心です。

先日九州地方が「手足口病大流行」と報道されていましたが、徐々に全国に広まるんですかね…。

来月あたりまでは気が抜けませんね…。

 

みなさんが無事にこの時期を乗り越えられますように…!!

 

 

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