「何となく歯が痛い…」「口の中が変だ…」と気付いていながら、時間がない、面倒くさい、あの音が苦手…など、歯医者さんへ行く機会を延ばしがちな人もいらっしゃることでしょう。
心臓が痛い、頭が割れるように痛いなど、命に直結する箇所の診察にはできるだけ早くいこうと頑張るのに、歯医者さんってなかなか足が向きませんよね。
いやいや実は、歯も心臓や頭に匹敵するほど重要なパーツ。
歯の健康をほったらかすと、身を滅ぼすことになりかねませんよ。
知らなかったじゃすまされない!口腔ケアの大切さ。
歯が痛い、口臭が気になる…等、お口のトラブルには気を付けたいもの。
原因は人それぞれですが、適切にケアすることで大切な歯を守ることに繋がります。
たかが虫歯と侮ってはいけません。
お口の状態を敏感に悟って、治療や予防に務めましょう
歯の役割とは
歯の役割、知っているようで知らない人も多いかも。実はこれだけの働きがあるんです。
・咀嚼する…食べ物を飲み込みやすくかみ砕く。
・歯ごたえを楽しむ…食事の際、食べ物の固さ・柔らかさを実感し楽しく食べられる。
・異物を認識する…固いもの(貝類に含まれる砂など)をかむことで体内に取り込むのを防ぐ。
□□□「食べる」という行為だけではなく、こんな役割も□□□
・発音を正確にする…歯がないとシューシュー空気がもれて聞き取りづらい発音に。
・表情が豊かに見える…歯があることで顔が引き締まって見え、笑顔もより引き立つ。
・若々しく見える…歯が抜けると口元がしわしわになり一気に老け顔に。
・瞬発力を引き出す…奥歯をグッとかむことでジャンプやダッシュなどの瞬発力を発揮。
歯を失くしてから大切さに気付いてももうどうにもなりません。
今ある歯を1本でも多く残せるよう、日ごろの手入れが欠かせません。
口腔トラブルを放っておくとどうなるか
近年、虫歯や歯周病等の口腔トラブルが全身の健康を左右することがわかり始めてきました。歯周病は歯の周りの骨が溶け最終的に歯が抜けてしまう病気ですが、それだけにとどまらず全身へ影響を与えることが確認されています。
歯周病菌が全身にまわるまで
歯周病菌が全身に影響を及ぼすとはどういうことなのでしょうか。具体的に見ていくと…。
歯周病により菌が繁殖する
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深い歯周ポケットができる
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ポケット内で細菌が繁殖
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その細菌が歯肉の血管を通じて血液に流れ込み全身をめぐる
⇩
全身の組織や臓器に影響を与え始める
そしてその結果、このようなリスクが…
出典:l8020.jp
歯周病菌が抱えるリスク
歯周病の人はそうでない人に比べ病気になる懸念が高まることはわかりました。では具体的にどれほど高まるのでしょうか。
脳梗塞…2.8倍
低体重児・早産…7.5倍(アルコールや喫煙等で引き起こされる数値よりはるかに高い)
細菌性心内膜炎…全症例の30~40%が口腔内の細菌により引き起こされているとされている
糖尿病…歯周病菌が原因となっていることが確実な人、可能性を否定できない人を合わせて2200万人以上
誤嚥性肺炎…歯周病菌が気道に入り込み引き起こす率が最も高い
まとめ
この細菌の厄介なところは、細菌は死滅したとしても菌の持つ毒はそのまま体内に影響を与え続けること。抗菌薬を用いた治療をすることで影響が改善するそうですが、何よりまず全身にまわらせないことが大切です。
歯周病はその兆候があっても自覚するまでに20年以上かかる人もいるほどに静かに進行する病気。気付いたときには悪化していることが珍しくありません。
痛みがないから、腫れていないから、出血もないから、と放置せず、自覚症状はなくても半年に1度は歯医者さんで診てもらうことが何よりの予防になります。
成人の80%以上が抱えていると言われている歯周病。
歯のあるうちに、しっかりケアしませんか??
子供の口腔崩壊についての記事はこちら→https://sekiseiinco.com/1395.html
色々調べていると、ジェクス株式会社というサイトにたどり着きました。
なんと歯周病も虫歯もない子供の口腔内から発見された乳酸菌で歯周病菌を抑制する、というのです。
実際その検証結果がすごい…!
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