【家電からの電磁波問題】子どもへの影響、できる対策とは。

健康

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、パソコンなど、私達の周りには生活に欠かせない家電がたくさんあります。

しかし、そのどの家電からも電磁波が出ていることを知っている人は案外少ないようです。

目に見えない電磁波による子どもへの影響はどうなのか、調べてみました。

電磁波とは?

電気が流れるところにはエネルギーの波が発生しています。

「電気」と「磁気」という2種類の性質の違う波を「電磁波」と呼び、テレビやパソコン、スマートフォン(携帯電話)の電波として活用されたり、クッキングヒーターや電子レンジなど、食材の温めに使われたりしています。

身近な家電からも電磁波は出ている

電子レンジから電磁波が出ていることを知っている人は多いと思いますが、そのほかにも家の中には電磁波を放つ家電は山ほどあります。

・Wi-Fi ・ホットカーペット ・こたつ ・エアコン ・洗濯機 ・乾燥機 ・掃除機 ・IH調理器 ・電動歯ブラシ ・電気マッサージ器 ・テレビ ・冷蔵庫 ・携帯電話 ・ドライヤー ・蛍光灯 ・太陽光発電 ・温水洗浄便座 ・自動車 など

私達の生活が便利になったことと比例して電磁波の出る機器も増えていて、それに伴って心身の不調を訴える人も多くいらっしゃいます。

電磁波は距離を取るほど影響をうけない

電磁波を発する機器があったとき、そばにいればいるほど影響を受けやすく、離れれば離れるほどに影響を受けにくいとされています。

電磁波の強い家電は消費電力の多い家電と一致していることが多いのですが、意外と見落とされがちなのが「ACアダプター」。

画像引用:Wikipedia

こう見るとACアダプターって家庭に意外とあるなぁ…って感じですよね。

我が家で言うと、ノートパソコン、ゲーム機器、カメラ機器の充電器、スマホの充電器、インターホン、電話機のコードレス充電器あたりがこれらのタイプです。

今まで何も気にせずに使用していたのですが、電磁波の影響が強いと知ってしまった以上、何か対策を考えたほうがいいような気がしています。

電磁波による健康被害

電磁波過敏症、という症状をご存知でしょうか。

家庭に便利な家電が浸透しだした1980年代から急増している病気で症状は人それぞれに違いますが、身体の不調だけでなく、精神面の不調も引き起こすことがあるので厄介です。

電磁波過敏症の症状

電磁波過敏症の初期症状とは

初期症状として、以下の異変が確認されています。

・目…疲れ、痛み、まぶたの腫れ、視力低下など
・鼻…鼻水、鼻づまりなど
・皮膚…発疹、赤み、チクチク感など
・頭…頭痛、記憶障害、うつ症状など
・顔…湿疹、むくみ、ほてりなど
電磁波過敏症が進行すると…

初期症状からさらに進行してしまった場合、深刻な症状が起こる可能性があります。

呼吸困難、動機、めまい、耳鳴り、吐き気、集中力低下、倦怠感、疲労感、不眠、手足のしびれ、筋肉や肩の痛み、強い不安や緊張、消化不良 など。

症状の出方は個々によって違うため、症状が酷似している自律神経失調症、神経症、気分障害、ノイローゼなどの診断を受ける人も多くいらっしゃるようです。

原因のわからない不調は、電磁波が関わっているかもしれませんよ。

あなたは電磁波過敏症??

ご自身が電磁波過敏症かわからない…という方も多いと思いますが、ご自身で家で簡単に調べることができます。

就寝時に携帯電話の電源をONにしたまま枕元に置いて寝た日と、OFFにしてから寝た日とで目覚めた時の体調の変化を体験してみてください。

もしOFFにした日の方がスッキリ目覚められたのであれば、電磁波の影響を受けている可能性が高いと考えられます。

携帯電話は着信していなくても電源が入っているだけで周りには電磁波が流れています。

後述しますが、脳は電磁波の影響を受けやすいと言われているため、枕元に置く携帯によって睡眠が妨害されている可能性も否定できません。

寝室には携帯電話を持ち込まないのが理想ですが、それができない場合はなるべく就寝場所から遠く離れたところに置くように心がけましょう。

子どもへの影響

結論から言うと、子どもは大人に比べて皮膚が薄く脳が柔らかいため、大人よりも電磁波を吸収しやすく影響は大きいです。

驚くことに、子どもは母親のお腹の中に胎児としている時から電磁波の影響を受けていることも判明しています。

アメリカが、電磁波の影響がどのように出るのかを13年間に渡り調査した結果があります。

それによると、妊娠中の電磁波のばく露を測定し、出産・育児の過程で子供にどのような影響が出るかを追跡したところ、電磁波の影響を受けるほど子どもの喘息が3.5倍、肥満が1.8倍増えるという結果に。

さらには、同じ母親グループで流産の影響を調べた論文でも流産リスクは1.8倍に増えていました

電磁波が胎児に与える影響は深刻なようです。

日常生活における子どもへの影響は?

では、電磁波は子どもにどのような影響を与えるのでしょうか。

調べてみると、発がん作用、神経ホルモンの変化、免疫機能の低下、学習能力の低下など様々なリスクの可能性が出てきますが、どの病気も「電磁波が影響している可能性はあるが絶対そうとは言い切れない」という見解です。

がんにしてみても、遺伝、生活習慣など様々な要素で引き起こされるのに、電磁波だけが原因かという話ですし、ホルモンや免疫、学習能力に関してもそうです。

ただ、携帯電話の使い過ぎで脳腫瘍のリスクが上がるということは10年前にWHOの関係組織が指摘しています。

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は2011年5月に、携帯電話の電磁波と脳腫瘍リスクについて過去の調査を評価した結果、携帯電話の電磁波による脳腫瘍リスクには「限定的な証拠(limited evidence)が認められる」とする結果を公表しています。
携帯電話の電磁波に脳腫瘍リスク WHO組織が指摘

電磁波は自然界にも存在するものですが、家電による病気のリスクが疑われている今、電磁波を減らす努力はしたほうがいいようです。

白血病と高圧線

高圧電線の近くなどの電磁波の多い地域で育った子どもには白血病を発症する子が多い、なんて話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

現段階では、白血病(特に小児白血病)と送電線から漏れる超低周波電磁波の因果関係は医学的にはまだ立証されてはいないのですが、疫学調査では明白になっているとのこと。

日本ではWHOの依頼を受けて、国立環境研究所の兜真徳博士が7億円の予算で、大がかりな疫学調査を実施したことがあります。

その結果、送電線(4ミリガウス以上)の近くでは、それ以外の場所に比べて白血病が2.7倍(急性リンパ性白血病を含めると4.73倍)も多いことが判明しています。

家電は高圧線ほどではないにしても電磁波を出しており、それを私達は毎日浴びて生きています。

長期間にわたり電磁波にさらされた後に何が起きるのか、目に見えないからこそ怖いと感じます。

 

【余談】大阪府門真市は電磁波の街として知られています。
電磁波&鉄塔の街・門真 「白血病死者18人調査」から10年、今も変わらぬ風景

海外と日本の差

海外では電磁波による対策が進んでいるのですが、日本ははっきり言って電磁波には甘いです。

各国の取り組みをもう少し詳しく見ていくと、

イギリス

・16歳以下の子供の携帯使用は控えるよう勧告されている

・高圧電線の16m以内に学校・住宅の新設を禁止

ドイツ

・携帯の広告を控える

・携帯から子どもを遠ざける

フランス

・妊婦のお腹や若者の生殖腺に携帯を近付けない

・子供用携帯を買うことが困難

ロシア

・16歳未満の子供・妊婦・体が弱い人は携帯を使用するべきではない

 

世界がこれだけ様々な配慮をしているのになぜ日本が電磁波の規制に乗り出さないかというと、電力会社や携帯会社との忖度があって、危険性は知りつつも国民にはあえて知らせていないというのが大筋でしょう。

国民の健康を害することがわかっていても経済を優先し、自分達の私腹を肥やすのが日本の政治家の大昔からのやり方です。

重大事項が隠蔽されていることを知り、自分で調べなければ自分の身は守れません。

電磁波対策、どうする??

電磁波の影響を気にされる親御さんはすでに対策をしている方も多いですが、まだ対策していない方は検討してみてくださいね。

 

電磁波防止エプロン

IH調理器を使用する際には、おなかや胸のあたりに電磁波が強く当たり【部分曝露】をします。

それを避けるために開発されているのが【電磁波エプロン】。

前面にコンロ、背面にレンジや冷蔵庫、炊飯器などの家電を置いている家庭は多いと思いますが、キッチンって家電の宝庫で電磁波が一番多く集まるスポットと言っても過言ではありません。

そこに毎日立たなければならないお父さん、お母さんの健康を考えた時、身体の前後を電磁波から守ってくれるエプロンが1着あるだけでも安心しませんか。

もちろん、キッチン家電だけでなく、パソコンや洗濯機、乾燥機からの電磁波もカットしてくれるので、安心・安全に家電と向き合えます。

 

電磁波防止シール

携帯電話やテレビ、Wi-Fiルーターなどの電磁波対策には、電磁波防止シールがお手軽です。

気になる機器にシールを貼るだけで対策ができてしまう優れモノ。

値段も手頃なので試す価値ありますよ!

電磁波防止ペンダント

身に付けているだけで周りの電磁波を身体に無害の電磁波に変調するというグッズ。

今後広がっていくとされる5Gにも対応しているため、お子さんの電磁波対策にもおすすめです。

ネックレスタイプだけでなく、持ち運ぶタイプ、据え置きタイプなど、ご家庭に合うタイプを選べます。

□□メーカーの説明書き抜粋□□

・ペンダントタイプは、身に着けている本人は電磁波から完全に守られます。

・スタビライザーは、CMC大容量充填されている置き型タイプです。ご家族みなさんを電磁波から守ってくれます。(住宅/職場環境の電磁波防止用) 

・CMCは、照射される電磁波の99%以上を吸収するので、外部からの電磁波を完全にシャットアウト、また内部からの発生する電磁波も吸収するので、電磁波障害からほぼ完全に保護出来ます。

・効果は半永久的です。

どこまで気にするか

私事ですが、現在家を新築中でオール電化にするためIHコンロを使用する予定です。

でも、キッチンを注文した後に「IHは電磁波がヤバい」と知り、血の気の引く思いでした。

「うわーーーどうしよう…。今さらガスに変えられないし…」と色々対策を考えたところ、電磁波防止グッズで対処するしかないと行きつきました。

結局のところ、IHをやめたからと言って家の電磁波が全てなくなるわけでもなく、気にしたらキリがなくなってくるんですよね。

ガスにもIHにもメリット、デメリットはあるわけで、電磁波が強いと知りつつも我が家にはIHの方がメリットが高いと判断した次第です。

子どもに携帯電話やパソコンは使用をさせないようにとの声も多くありますが、今後ますますIT社会になっていく中を生きる子ども達にとって、「触らせないこと」が必ずしも正しい選択だとは私は思っていません。

電磁波対策、時間制限をした上で、小学生になった頃には触らせて「こういうものだ」と認識させるほうが将来のメリットが大きいと感じています。

さすがに幼児には早いかな、と思いますが。

参考に→【心の飢餓】禁止事項が多い家庭で育った子供の行く末は…。大人になってから暴走するケースも。

極端な話、電磁波の出る家電を家から全て排除したとしても、このご時世携帯の電波は飛び交っているし、どこかの家のWi-Fi電波は飛んでいるし、電線には電気が通っているし、今さら電磁波から逃れることはできません。

電磁波のない生活を望むのであれば、海にポツンと浮かぶ無人島にでも行くしか方法はないでしょう。

排除という方向ではなく、いかに安全に使用するかがポイントではないでしょうか。

電磁波に対する考え方、取り組み方もそれぞれの家庭の考え方によりますから、ご家族でよく話し合ってベストな解決法を導き出してくださいね。

おわりに

日常に埋もれて気付きにくくなっている電磁波からの影響ですが、皆さまのご家庭の電磁波対策はどうでしょうか。

我が家では、「電子レンジが動いている時には子どもを近づけさせない」「テレビは離れて見させる」くらいしか対策という対策はしてこなかったように思います。

電磁波に対する対策が遅れている日本ですが、今後は今以上にもっと心配な5Gの時代がやってきます。

私達は、便利さと引き換えに健康を失うことをしているのかもしれませんね…。

 

今から万全の対策をして、家族の健康を守っていきましょう!!

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