【単身赴任】子どもの不安定さは母親のメンタルが原因となっていることが大半。ポジティブ思考が家族を救う。

生活

定期的に転勤があり、そのたびに家族と一緒に引っ越しを繰り返す…という場合、子どもの年齢によってはお父さんだけ引っ越しをする、いわゆる【単身赴任】を選択する家庭も少なくありません。

でも、子どもにとっては父親も母親もとても大切な存在。

普段そばにいるお父さんが離れて暮らすことになっても影響はないのでしょうか。

家族連れの転勤から単身赴任へ

何を隠そう、我が家は1年後から夫の単身赴任が決まっています。

結婚してから10年ちょっと。

その間に6回家が変わりました。

2年毎に来る転勤の辞令。

そのたびに家族全員で新たな土地へ移り住みました。

結婚した当初から「1番上の子が小6になるタイミングで単身赴任する」と夫婦で話し合っていたので、その時期がいよいよ来年やってくるという感じです。

なぜ小6かと言うと、

・中学1年から違う土地でデビューは精神的に負担が大きすぎるので、中学入学の1年前に定住し、友達を作っておいたほうがいいのではないか。(特に中学生女子は人間関係が面倒。既にあるコミュニティーになかなか入りづらいし…)

・姉弟全員が小学生になる(小6、小4、小1)ので区切りが良い

・会社から単身赴任手当が支給されるのが第一子が6年生になるタイミングからだから

とまぁこのような理由からです。

現在は新たな土地に居を構えるべく、週末はハウスメーカーと打ち合わせ三昧。

そんな中でパパとの時間を大切にしつつ、パパ不在でも家庭がうまく回るよう子供達に家事を少しずつ振り分けている状況。

子ども達が「自分達もしっかりしなきゃ…」と思ってくれていたらいいのですが…。

単身赴任はマイナスか

単身赴任って世間ではマイナスイメージが色濃いですよね。

・父親がそばに居なくて子どもがかわいそう

・子どもが情緒不安定になる

・浮気の心配

などなど、実際に単身赴任経験がある家庭よりも単身赴任経験がない人からのマイナスイメージが強いように感じています。

そういう私も夫が単身赴任をするのは1年後なので未経験ではあるのですが、自分の父親が単身赴任をしていた経験はあるのでその目線から書かせてもらうと、

すべては母親の心持ち次第

でプラスにもなりマイナスにもなる、と断言できます。

お母さんが単身赴任をどう受け入れるかで家族仲が左右されると言っても過言ではありません。

母親の気持ち次第で子どもも安定する

母親のちょっとした態度や言動一つで子どもが左右されるなんて言ったら世のお母さん方全員が身構えてしまうかもしれません。

が、実際にはそれって限りなくホントに近いこと。

赤ちゃんの頃から一番身近には母親がいたため、些細なことから母親の変化がわかっちゃうくらい、子どもは母親のことをよく知っています。

夫がそばに居なくて寂しい気持ち、子どもを一人で育てていけるのかという不安な気持ち、それは言葉に出さなくても子どもにも伝わっています。

「単身赴任は子供を情緒不安定にさせる」という見解がありますが、実際にお父さんがいなくなってしまった寂しさも多少は影響しているのでしょうけど、大半はお母さんのマイナス感情が強いことに起因していることが多いのです。

うちの母親も含め、私の周りで夫が単身赴任をしている妻達は実際にはとてもポジティブでパワフルな人が多いです。

なぜなら転勤族と結婚したことにより様々な土地を転々とし、その中で身に付けた環境の変化への適応力が高いから。

毎晩テレビ電話でコミュニケーションは可能、ごはんの用意がラクになる、久々に夫が帰宅する週末はみんなでお出かけしよう…など、マイナス面をプラスと捉えられるかどうかが子どもの情緒を安定させられるか否かの大きな違い。

正直なところ、家族全員での転居も夫だけ単身赴任という場合も、夫と同様に妻にも負担は多大にあり、影響も大きいです。

どういう選択をするのが自分たち家族にとって最適なのかをしっかり見極めましょう。

子どものことだけでなく自分のことも報告しよう

夫婦が離れると、連絡を取ったときの話の中心が子どものことになると思うのですが、子どもの成長の報告以外にも大切なことはあります。

それはお母さん自身のこと。

不安な気持ち、孤独な気持ち、一人で子育てをすることへのストレス…全部パパに聞いてもらって共有するのがいいです。

環境の変化に弱いお母さんは一人で全部抱え込んでしまって精神的に病んでしまう方もいます。

そういうお母さんは人一倍頑張り屋さんで弱みを見せない傾向にあるのですが、弱みを見せないことは自分を追い詰めてしまうことにもなってしまうのでよくありません。

夫に甘える素直さもポジティブ思考と同様に母親に必要なスキルと言えます。

単身赴任をしてほしいと思う妻も

家族一緒が理想の形ですが、一方で単身赴任してほしいな…と思っている奥さんは世の中に結構います。

・夫が家事も育児もやらないためいないほうがラク

・家事を手抜きしても文句を言われない

・夫の世話をしなくても収入は入ってくるから

・週末に会うくらいがちょうどいい

などの理由から単身赴任にならないかな~…と思っている人も(苦笑)。

夫婦関係がギクシャクしていたり、家事や子育てを手伝わない夫であればそう思われても仕方ないかな…と思いますね。

夫婦喧嘩を間近で見ること、家事育児をしない父親を見ながら育つことは、子どもにとってマイナス要素になりますから…。

参考記事はこちら→父親の家事参加が子供に与える影響って?父親が家事をする姿を見て育った子はお手伝いを進んでするという統計結果も。

父親との時間は“量”より“濃さ”

「父親と離れて暮らすなんてかわいそう…」という意見もよく耳にしますが、平日にお父さんと交流を持てている子って実際にどのくらいいるのでしょうか。

ドゥ・ハウスによるリサーチ(2018年実施、有効回答914人)によると、パパが平日に育児に参加できる時間は8割が1時間未満との結果が…。

家事・育児に関わる時間(数値は平日・休日の家事・育児の全体を表示)

参照:パパの平日育児時間「1時間未満」が約8割、休日は? | リセマム (resemom.jp)

平日は父親との接点が少ないことが浮き彫りになりました。

日本の父親の平均帰宅時間が19時~22時に集中しているのに対し、子供(幼児~小学生以下)が寝る時間は20時~22時に集中しているため、一つ屋根の下で暮らしていてもすれ違うことが多いようです。

私の父も、私が幼稚園~小学校2年生頃まで父は単身赴任。

でも一緒に暮らしていたとしても、朝早く・夜遅く帰ってくる父とは平日は接点がなかったと思われるので、父親が週末に赴任先から帰ってくるのとなんら変わらない状況であったでしょう。

寂しかったという記憶よりも、幼い子どものために毎週末帰ってきて一緒に遊んでくれた父との思い出の方がたくさんあります。

先ほどのグラフによると、休日であっても育児に1時間未満しか関われないお父さんは約5割。

普段離れているからこそ帰宅時に集中して子供と向き合いたいと考える単身赴任中のお父さんは多く、そういうパパほど子どもと密な時間を過ごしています。

お父さんが毎日帰ってきてくれることが理想ではありますが、単身赴任になってもビデオ通話などで顔を見ながら話すことは可能ですので、お互いに安心材料になります。

夫婦で子どもの成長を共有できるアプリもありますのでそのようなツールを利用すると、

・夫婦で今日一日のことを共有できる

・好きな時に見られる

・記録として残る

ので、オススメです。

ベビレポ:赤ちゃん育児記録を夫婦共有・成長曲線と授乳タイマー付の母子手帳日記アプリ

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家族は密な時間が多いほど結束しますので、毎日一緒にいるけど全然育児に関わらないパパよりも、離れていても帰宅時にたくさん関わりを持ってくれるパパの方が子どもも不安定になりにくく、家族関係は良好です。
そしてお父さんとの時間が充実したものだったと子どもの心にしっかりと刻まれることでしょう。
帰宅時にママや子ども達と積極的に交流しようとするパパであれば、離れていても家族はうまくいきます。

単身赴任の覚悟はしていても…

ここまで色々書いてきましたが、実際は私も色々不安はあります。

2重生活で出費がかさむこと、子ども達を一人で守らなければならないというプレッシャー、毎日一緒に成長を見守ってほしいのに夫がそばにいなくなることへの心細さ…等々、挙げたらキリがありません。

せっかく縁あって結婚して子どもにも恵まれたのに何で会社のためにわざわざ離れなければならないのか…、いくら収入のためとはいえ離れることが本当に得策なのか…と引っかかる部分が多く、夫に転職を促したこともありました。

年齢や収入を考えると転職は不利になるだろうととりあえず今の会社にいることになりましたが…。

このコロナ禍でリモートが推奨されていますので、今後この政策が社内でもっと進むことを期待しつつ、来年は夫を送り出します。

わーーー!!

不安だよー!!

でも母は頑張ります☆

おわりに

単身赴任について色々書いてきましたが、ママの気持ち次第で父親がいなくても子どもは安定して成長ができる、パパの気持ち次第で子どもと濃密な時間が過ごせる、ということで“単身赴任=悪”というイメージが少しでも好転してくれたら幸いです。

離れているからこそのストレスも多いと思いますが、家族の大切さを改めて知るいい機会にもなるでしょう。

何事もポジティブに考えられる人は、子どももポジティブに育ちます。

 

自分のために、家族のために、お互いに頑張りましょう☆

 

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