子どもの栄養は1週間1サイクルで考える!ごはんを食べてくれなくても焦らず・怒らず☆

食生活

せっかく手を込んだ料理を作っても子どもが全然食べてくれない…なんて経験ありませんか?

私も何度ガッカリしたか数えきれません…。

子どもが食事をしっかり食べてくれないことがストレスになっているママはたくさんいらっしゃいます。

今回は、子どもがごはんを食べてくれない理由、食べなかった場合の対処法について考えていきたいと思います。

子どもがちゃんと食べてくれない理由

つい先日、4歳の男の子を育児中の友達から、

「お菓子はすごい勢いで食べておかわりまで欲しがるくせに、ごはんになるとちょっと食べてすぐ終わり。毎回子どもの食べ残しを食べてて嫌になる」

と愚痴のメールがきました。

少ししか手を付けずに放置された食事の写真が添付されていたのを見て、

「これだけきちんと作っているのに食べてくれなかったらそりゃ悲しいよね…」と胸が痛くなり…。

子どもがなぜごはんをちゃんと食べないのか考えてみると…

 

①食事の前にお菓子やジュースを摂っている

②運動不足でおなかが空かない

③スナック菓子など味の濃いものを美味しいと感じていて食事の味では物足りない

④嫌いなおかず(野菜や魚など)が入っているため食べたくない

⑤食事よりも違うことに興味が向いている

⑥食事の時間が不規則

⑦量が多すぎて食べる気にならない

⑧食事の時間が楽しくない

などが当てはまるのではないでしょうか。

場合によっては親の工夫が必要かもしれません。

食べさせることに固執しない

「今日はあまり食欲がないな…」とか、「肉より魚の気分!」など、大人の私達でも日によって体調や気持ちが違うように、子どももいつも一定なわけではありません。

前日にたくさん食べたから朝になってもまだおなかが空いていない、連日不規則な時間に食事をしているため食欲がわかない、野菜がたっぷりだからイヤなど、食べたくない理由は子どもにもきちんと存在しています。

成長期真っ盛りの子どもがご飯を食べないことに親は敏感に反応しがちですが、ここでやってはいけないのは、「無理にでも食べさせようとすること」です。

ごはんの無理強いは、ますます食べてくれなくなるきっかけになりかねません。

子どもにとって食事はプレッシャー?

私は幼稚園や小学校の頃に給食が苦手な子どもでした。

「苦手なものが出てきませんように…。量が多くありませんように…」と給食の時間が始まる何時間も前から心配しているような毎日。

特に小学校では、給食を残すときに残す理由を担任に報告し、許可が出ないと残せずに昼休みも食べ続けなければならないというまさに地獄のスタイル。

それが嫌でたまりませんでした。

それを参考にして考えてみると、ごはんを食べない理由の一つに食事をすることへのプレッシャーがあるのかもしれません。

自分は食べたくないのに全部食べないと怒られる、悲しそうにされる、「もう作らないからね!」って言われる…など、「マイナス感情になるきっかけ=食事」という図式が子どもの頭の中に描かれていて、そのために余計にごはんに抵抗が出て食べる気が起こらないという可能性があります。

子どもが食べられる量を

成長期の子どもに元気にしっかり大きくなってほしいという思いから、ごはんやおかずをたくさんお皿にのせたりはしていませんか??

お皿にたくさんのっているだけでイヤになってしまうお子さんもいるので、全体的に量は少なめにしてプレッシャーを軽くしましょう。(万が一残されたとしても元々の量が少ないため、「こんなに残して…」というお母さんのガッカリ度を下げる意味もあります。)

食事を残すのが当たり前になっているお子さんに足りないものは、「全部食べきれた!!」という自信です。

「これくらいなら必ず食べきれる」という量だけを盛り付けて完食させ、「全部食べられたね!!やったね!!」と自信になる言葉がけを繰り返すことで、食事をすることが苦ではなくなり「もう少し食べられるかも」という意欲に繋がっていきます。
少量の食事量に親は「もっと食べてほしいのに」という気持ちを持つと思いますが、まずは子どもに自信を付けさせてから次のステップで量を徐々に増やしていければいいと思います。

食事は楽しく

おもちゃで夢中になって遊んでいるときと同じように、食事の時間が楽しいと子どももきちんと椅子に座り、食事を摂ろうとするでしょう。

「お母さんの真似っこできる人~?」と子どもの注意をひき、お母さんが食べたものを真似して子どもも食べる、というゲームのようなやり取りをしながら食事をすすめていくのも効果的です。

日によって食事にかかる時間も食べる量もまちまちですから、食べない日があったとしてもあまり落ち込まず、気楽な気持ちで子どもと向き合いましょう。

栄養は1週間でちゃんと摂れていれば良しとする

野菜を●g、タンパク質を●g、糖質を●g…。

1日に摂る栄養の理想ってありますが、実際は意外と偏っているもの。

1食1食バランスを考えて食事を作ったとしても、必要な量を全て子どもが食べてくれるかはまた別の話ですよね。

「今日は大して食べていないから栄養が足りていない!!」と神経質になりすぎるとお子さんだけでなくそばにいる親もがんじがらめになって苦しくなってしまいます。

ですので、「栄養は1週間トータルでバランスがとれていればいいや!」と肩の荷を下ろしましょう。

肉、魚、野菜、果物、大豆、海藻類…などなど、1週間の食事の中で少量でも子どもが食べたならその週はその栄養素はクリアー!みたいな感じでOKです。

「手作りが一番」と大変な思いをして毎食作る方もいらっしゃると思うのですが、たまにはレトルトや冷凍食品に助けてもらいながらの食事で十分ですよ。

今では種類も豊富ですし、無添加など素材にこだわったものも販売されています。

親の心のゆとりがお子さんにも影響してきます。

「全部食べさせなければいけない」「手作りじゃないといけない」という考えは時に邪魔になります。

お父さん、お母さんと一緒に笑いながら食卓を囲むことが、子どもにとって一番の「食事って楽しい」になりますので、ぜひゆったりと食事に向き合ってください。

おわりに

子どもの食事、本当に悩んじゃいますよね。

我が家も3姉弟が食事の好みがバラバラなのでいまだに苦労はしています。

とは言え、現代は様々な食べ物があるため「どうしてもこの野菜じゃないとこの栄養分は摂れない」というものは少なく、他の食べ物で代用が可能なことが多いので、嫌いなものを無理に食べさせることはしていません。

でも全く食べなくていい、という考えではなく、普段は「キライ!」と言っている野菜でも餃子やお好み焼きに入れると平気で食べるので「好きな食べ方で食べさせる」という工夫はしています。

子どもはおなかが空けば食べ物を欲しがりますので、十分に食べなかったからといって必要以上に落ち込まなくて大丈夫です。

 

笑顔の食卓を心がけていきましょう!

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