チュート福田・アンジャ児嶋が、相方の不祥事発覚後に世間に吐露した共通の“後悔”。背景に相方だからこその難しさ？

お笑い芸人チュートリアルの徳井義実さんが、日本テレビで26日に放送予定の「東野・岡村の旅猿17」（水曜深夜1時29分）で10カ月振りに地上波放送に復帰することが明らかになりました。

昨年10月、徳井さんが経営する会社「株式会社チューリップ」の３年分の法人所得（約1億1800万円）が無申告であることが公になり、「脱税では？」という世間から強いバッシングを受け、世間に発覚してから3日後に活動自粛という形をとっていました。

本人や彼をよく知る周りの人たちの話では「本当にズボラで申告しなかったことに悪気はなかった」との声しか聞こえてこないのですが、悪気があろうとなかろうと世間を不愉快にしたのは事実。

果たして世間は彼を受け入れられるのでしょうか。

残された相方はお詫び行脚、当の本人は活動自粛で知らん顔

二人で活躍しているコンビの片方が不祥事で世間を騒がせるとなると、もう片方の言動に世間の注目が集まります。

徳井さんは発覚後に本人の口からこの件に関する説明をしていますが、納得のいく内容とは程遠く、ますます世間のバッシングを受けすぐに休業しています。

その後徳井さんの相方の福田充徳さんが相方の不祥事に対し世間に謝罪しました。

相方の不祥事に謝罪する福田さん→https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/11/03/kiji/20191103s00041000298000c.html

今年6月に公衆トイレでの不倫が取りざたされたアンジャッシュ渡部健さんの相方である児嶋一哉さんも、渡部さんの不祥事を謝罪しています。

渡部さんの代役として出演したラジオ番組の冒頭で10分近くにわたり謝罪し、涙声で話す児嶋さんに世間から温かいエールがたくさん届きました。

涙ながらにラジオで謝罪するアンジャ児嶋さん→https://www.youtube.com/watch?v=Y5p-sX7Wk24

渡部さんの場合、世間がその事実を知る直前に活動自粛という形をとったため、本人の口からは何も語られず、周りの人たちの謝罪のみという「逃げ」ともとれる動きを本日まで貫いています。

自身の行いで大変な思いをしている相方を見て、当の本人たちは何を思うのでしょうか。

深い関係性の中で失うもの

そんな残された相方、福田さん＆児嶋さんが共通して後悔を口にしています。

それは、

相方のそのような態度を知っておきながら、自分がきちんと相手に注意をしてこなかったこと。

これをそれぞれが悔いていました。

福田「今にして思うと、あの時からちゃんと注意をしておけば、こんなことにはならなかったのかなと。言っておけばこんなことにならなかったのかと思ったり…もします」

児嶋「僕がちゃんと相方として『ダメだぞ、そういうの』とか言っておけば、もしかしたらこういうことにならなかったのかな、とかは思いますけど…」

思うところはたくさんあったのに、それを言うことができなかった。

それぞれ自身への後悔の念を発しています。

なぜ言えなかったのか

その理由を

福田「コンビってちょっと独特で関係性が…皆様からすると、相方が一番強く言わなきゃいけないと思うかもしれないですけど、相方やからこそ、いろいろ言えなかったり、気を使いすぎたり、細かいことが聞けなかったり、注意できなかったりというのがあったりする。もっとちゃんといろいろな話をしておくべきだったんだろうなって今は思います」

児嶋「（渡部は）僕なんかより全然売れてるっていうのもあって、立場、アンジャッシュの関係性的にも、なかなかこう…あいつを叱るというのが立場的にもしづらくて、あんまりあいつに何かを言うってことが十年くらいなかったかもしれないですね。立場的には僕のほうが弱かったですよ、なんかあっても。こういう僕の弱い部分があいつを甘やかしたんだなって思ったりもしてますね」

と語っています。

組んで仕事をしているからこそ、お互いの空気が悪くなる事態は避けたい、との思いから言いづらかった面もあるんでしょうね。

まだ駆け出しのころなどはお互いの意見をぶつけ合って成長してきたはずだと思うのに、いつの間にか意見をぶつけることをためらってしまう関係性に変化したことは寂しいことなのかもしれません。

思っていたことなのに注意できなかったと悔いるお二人の言葉が、相方にちゃんと響いていると願いたいです。