昨日、タレントの熊田曜子さんの夫が熊田さんへの暴力で18日に逮捕されていたことが明らかになりました。
真夜中に口論となり夫が熊田さんの顔を数回叩いた上に身体を蹴っ飛ばしたということで、熊田さん自らが警察へ通報し夫の逮捕へと繋がったようです。
今後の夫婦関係の行方や子どもへの影響について考えてみましょう。
夫婦関係は離婚一択
家族が自ら警察に連絡し身内を捕まえてもらうというのは、最後の砦です。
身内から逮捕者が出るわけですから、家柄にも傷がつくし、周りにも知れ渡るだろうし、配偶者は別れれば他人になれますが子どもは前科(前歴)のついた父親の子ども
となり就職や結婚の懸念材料にもなります。
通報する側にもそれなりの覚悟はいるということです。
突然の相手からの暴力で命が危ないと感じた時にはそんなこと考える余裕もないでしょうが、咄嗟に通報するほどに怖い思いをさせてきた相手とほとぼりが冷めた頃にまた一緒に暮らすということはほぼあり得ません。
通報した側は「またいつ暴力を振るってくるかわからない人間と同じ空間に居たくない」と感じるでしょうし、通報された側は「(暴力を振るったことは悪いと思ったとしても)身内を警察に突き出すなんて信用できない」と感じるからです。
既に双方弁護士をたてて離婚協議に入っているという報道も出ているくらいですから、もれなく離婚になると予想されます。
言葉の暴力は許されるのか
本題から多少ズレますが、ちょっとお話しさせてくださいね。
身体的に暴力を振るわれたら一発アウトのような風潮が世の中には広まっていますが、私は言葉の暴力にももっと目を向けるべきだと思っています。
「言葉だけなら相手に危害を加えていないからOKで、実際の暴力はダメ」という考え方はものすごく理解に苦しみます。
言葉は、相手に一生の心の傷を負わせることができる凶器の一面があります。
誰かに言われた一言が一生消えない傷となり、人生を終えるまでずっとその言葉に苦しめられることだってあるんです。
暴力を振るわれた人もその恐怖に心を傷つけられます。
どちらの暴力も配偶者からのものであったとしたら相当にキツいはず。
そういう意味では、言葉の暴力も身体的暴力も同罪だと感じています。
口が達者な妻と口下手な夫がいたとして、妻が夫のプライドに触るような言葉を毎日立て続けに浴びせていた場合、夫がそれに耐えられなくなりあるとき思わず手が出てしまったとしたら、それでも一方的に夫だけが悪いのでしょうか。
目に見えないだけで、夫の心は妻の言葉にズタズタにされています。
それでも本当に一方的に夫だけが悪いのでしょうか。
誤解がないように言っておきますが、私は暴力を容認しているわけではありません。
言葉の暴力に目を向けない人達の多さに疑問を持っているだけです。
実際の暴力と同じように、言葉の暴力も相当なモンよ、と。
熊田さんの場合、どのような状況でそうなったのかはわかりませんが、例えばもし熊田さんの口撃に夫が耐えられずに手を出していたとしてもこの件は完全に夫が悪いと感じます。
なぜなら、数回も手を出し、蹴りまで入れているから。
「思わず手が出てしまった…」のレベルではないですよね。
単なる憂さ晴らしのようなやり方。
こんなことされたら大半の女性は通報するのではないでしょうか。
こんな夫、ないわ~…。
子どもへの影響は…
話を本題に戻しますね。
気になるお子さんの影響について考えてみましょう。
母親への不信感は?
子どもにとってはパパもママも大切な存在。
その大切なママが大切なパパを警察に突き出し、パパは逮捕されパパとは今後一緒に住めなくなる…。
「ママがそんなことしなければ…」と子どもは感じるかもしれません。
でも、そもそもパパがそんなことしなければこんなことにはなっていないのです。
どんな理由があるにせよ、子どもから父親を取り上げるような形になるのですから、幼い子ども達にも説明はしなければなりません。
パパの暴力に身の危険を感じたこと、母親であれば子どもにまで手を出されたら…という恐怖もあるでしょうからみんなの安全を考えて離れるに至ったという経緯を子ども達にもきちんと説明すればクリアーできると思います。
熊田さんの手料理には一切手を付けずカップ麺を食べるなど、熊田さんへの侮辱ともとれる行為を何度も繰り返していたようですから、母親の悲しむ姿を子ども達は身近に感じていたかもしれませんね。
そのような父親の姿を見て育った場合、将来モラハラな相手と交際してもその異常さに気付けないこともあるかもしれないので、離れて良かった面も大きいのでは?と思います。
就職や結婚に弊害は?
お子さんの学校内や幼稚園内などの教育機関から外部へ情報が洩れることはまずないと考えてよいですが、前述の通り、周囲の噂話などから広まる可能性は十分に考えられます。
熊田さんの場合はもう全国に報道されてしまっているので今さら隠すことは無理ですが、一般の人の場合は噂話さえなければ身内の逮捕は隠そうと思えば隠せるようです。
就職に不利な場合も
一方で、就職先によっては不利になることもあるようです。
まず、警察官になりたい場合。
犯罪者のリストが警察署には保管されているため、就職の際にそのリストから身内の情報が出てくることが考えられ、不利になる可能性はあります。
それから金融機関を希望する場合。
金融機関は“信用”を売る商売であることから、いまだに身辺調査が厳しい傾向にあり、身内に逮捕者がいることで不採用になる可能性はあります。
上記以外の職種であれば身内に逮捕者がいたとしても就職の弊害にはならないようです。
おわりに
熊田さん夫妻にしかわからない部分も多々あると思いますが、昨日の報道は世間に大きな衝撃を与えました。
離婚は免れないと思うので、今後お子さん達がお友達や周りの大人に好奇の目で見られることでさらに深く傷つくようなことがないといいな、と思っています。
熊田さんとお子さん3人が幸せに暮らしていけますように。
コメント