外出から帰ってきたら不在通知書がポストにヒラリ…。「あ、しまった!あの荷物今日到着だったんだ」とガックリしてしまった経験ってありませんか?私もたまにやってしまうのですが、わざわざ来ていただいたのにまた再配達を依頼するのっててなんだか申し訳ない気持ちになってしまい、荷物受取の際に宅配業者の方に2~3回謝罪するのが私の常となっております。
ゆうパックの『置き配』始まりました!!
再配達する手間や人員を減らすため、今月18日から『置き配』を始めたのが日本郵便の「ゆうパック」。『置き配』とは、荷物のお届け時に不在だった場合に受取人の指定した場所に荷物を置いておくサービスで、生ものやチルド、代金引換などの荷物は通常通りの手渡しとなるけれど、その他のものは玄関前や宅配ボックス、物置、ポスト、駐車場など、指定した場所に置いておくので再配達の必要がなくなるというもの。
確かに近年はネットで色々なものを購入する人が増え、宅配業者の方々の負担が大きくなっているとチラホラ話題になりますよね。その方たちの負担が少しでも軽くなるなら…と思う気持ちは持ち合わせているのですが、大事な荷物を置いて帰られることを考えると…迷いが生じてしまう人も多いのではないでしょうか。
盗難は大丈夫??防止するには専用グッズも。
確かに再配達を依頼する手間、持ってきていただく手間を考えると置き配は非常に効率のいい方法だと思います。しかし気になるのが盗難やイタズラ…。そんなに高価なものじゃなかったとしても何かあったらいい気分はしないですよね。この置き配を心配することなく利用できるよう、専用のグッズも販売されています。
「OKIPPA」という折り畳み式の収納袋。収納時は縦横約13cm、厚さ5cmほどなので玄関に常時ぶら下げていても邪魔にはならないサイズ。荷物を入れるときには70cm×66cmほどまで広がるので段ボール箱もすっぽり入ります。この袋には盗難防止にドアノブに固定するワイヤーロックがついていて、荷物を入れる際はワイヤーを伸ばして袋を広げ、荷物を入れた後は3桁の暗証番号をそろえる南京錠で施錠。雨をはじく素材でできているのでその点も安心です。盗難や天気を気にすることなく荷物が受け取れるとなれば、一つ欲しくなりますね。ちなみに価格は3,980円+税だそうです。専用のアプリとも連動しているので荷物が配送されたときには完了通知も届くとのこと。便利ーー♪
余談ですが、これを玄関に設置しておいたのにいつも通り不在通知がポストに入っていて意味なかったーー!ということも中にはあるそうなので、できれば玄関のわかりやすいところに「宅配専用袋設置しました」のようなシールか何かを貼っておくほうがいいみたい。せっかく設置したのに…せっかく届けたのに…と無駄なすれ違いは避けられた方がお互いに気持ちがいいですものね。
浸透するには少し時間が必要??
でも…それでも、荷物の配送時には直接手渡しが一番安心だなぁと思う私は、荷物の中身によっては再配達を希望してしまうかも。2倍の手間をかけさせてるわけですし、再配達料金のようなものがあっても利用したいときはしたい!もしくは最寄りの営業所まで受け取りに行くので荷物を一人ぼっちにしないでほしい!そんな心配がまだ心のどこかに存在しています…。置き配が当たり前になっていけば警戒心もマシになるかもしれませんが。
この置き配を通販会社等に利用してほしかった日本郵便ですが、このサービス開始から3日が経った今、導入した企業は0…。背後には盗難やセキュリティー面での懸念があるようです。まぁ確かに、買った側も送った側も不安な面はあるかも。誰がそこに届けたかがはっきりしている手渡しのほうが安心度が高いです。リスクを選ばないのも納得。来週、国と日本郵便と通販業者等が置き配についての検討会をするそうですが、どんな結論が出るのか注目ですね。
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