9月と言えばお月見!何のため?お供えは?子供と一緒にお団子作って月夜を楽しんじゃおう!

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「お月見」といえば月を見上げてお団子食べて…というイメージを持つ方が多いでしょう。

派手な行事というわけではないのでスルーされがちなのですが、この日だけは立ち止まり日ごろの忙しさを忘れて月をゆっくり眺めるのもいいかもしれません。

今年(2019年)の中秋の名月は9月13日。ちょうど金曜日なのでお子さんと一緒にお団子を作って秋の夜空を共に楽しんでみるのはいかがですか??

お月見は何のためにするの?

空に美しく浮かんだ満月を鑑賞する風習は中国に古くから根付いていたもので、それが平安時代に貴族に伝わり、武士や庶民まで広がったそうです。満月を見ながら和歌を詠んだりお酒を飲んだりしながら秋の夜長を楽しんでいたのですね。それが長い年月を経て「お月見」として現代にも伝わっています。

秋と言えばお米の収穫が近づくとき。春から育ててたわわに実った稲も台風などの荒天に見舞われればあっという間にダメになってしまいます。

そこで中秋の名月の日に、お米がたくさん収穫できますように…どうか自然災害が起こりませんように…とお供えをして月に祈るようになったのです。

お月見のお供えって?

月見団子

お供え物と言えばまず頭に浮かぶのはお団子でしょう。お団子を満月に見立て、豊作祈願やものごとの結実、健康や幸福を丸い団子にあらわしています。地域により形の違うもの、餡ののったものなど様々なお団子が存在します。

簡単なお月見団子のオススメレシピ

10分で!モチモチのお団子→https://cookpad.com/recipe/4752840

材料二つで冷めても柔らかいお団子→https://cookpad.com/recipe/4068967

関西風のお団子→https://cookpad.com/recipe/3426596

ススキ・秋の花

ススキはその姿を稲穂に見立て、「お米がたくさんとれますように」との祈りが込められています。他に神様の依り代(神様が依りつくもの)であるとか、魔除けの意味もあるそうです。

ススキと一緒に供えられる秋の花には、キキョウやナデシコ、フジバカマ、ハギなどがあります。

お月見に飾るススキや花をお子さんと探しに行くのも楽しいかもしれません。

中には一昔前までは自生していた花も、自生地の減少により今では手に入りにくくなっているものもあるそうですが、お月見に飾る花を探すという体験は子供に文化に触れさせるいい機会だと思いますよ。

秋の食べ物

リンゴ、柿、栗、サツマイモなど、秋に収穫される美味しい食べ物をお供えします。「今年も無事に収穫できました」という感謝を込めてお供えしましょう。

お供えの並べ方

縁側や窓際など、お月様が見える場所にお供えを置きます。

お供えの配置としては、お月様から見て左側に自然界のもの(ススキ・花、秋の食べ物など)、右側に人工のもの(お団子、あればお神酒など)を並べます。

お団子は、三方(神事に使われる献上用の台)に白い紙を乗せた上にピラミッド型に並べていきます。三方は台の三面に穴があいていますが、穴の開いていない面ををお月様に向けてお供えをします。

まとめ

今までお月見のシーズンには月を見ることくらいしかしてこなかったという方も、今年はこの風習にどっぷり浸かってみるのはどうでしょうか?

お子さんとお供え作り、月を眺めながら会社帰りに一杯など、色々な楽しみ方ができると思います。

太古から人々を楽しませてきた満月。

昔の人に思いを馳せながら月夜を眺めるのもまた風流ですよね。

いい月夜になりますように。

※中秋の名月とされているのは今年は9月13日ですが、満月は翌日の14日になります。

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