未来ある子供達のために。『こども六法』で身を守る知恵を!

生活

いじめ、自殺、虐待…など、子供を取り巻く環境は安心とは言い難い昨今、これらの事案で苦しんでいる子供は現在も全国に一定数存在しています。小さな子供が追いつめられているなんて…。学校も家庭も子供たちにとっては大切な居場所。そこでトラブルがあった時に子供自身はどう対処したらいいのか考えてみました。

子供達のために、わかりやすい法律の本がある!

苦境に立たされた子供達が「自分で自分の身を守れるように」と一橋大学の大学院生である山崎総一郎さん(25)は、子供達にも理解できるようわかりやすく表現した『こども六法』の出版に尽力しているそうです。ご自身が幼い頃に友達にいじめられた経験があり、「大人に助けを求めるための力になれれば」とこの本への思いを明かしています。

『こども六法』とは、日本の法律(六法全書)の一部を抜粋したもの。日常生活で身近に起こり得る法令や条文に着目し、それを子供にも読みやすく、理解しやすく表現したものです。

自分の小学校時代などを思い出すと…法律の「ほ」の字も知らずに毎日生きていたな…。もしその時にわかりやすい法律の本があったら、いじめ云々関係なしに「こういう法律が存在するんだ」って興味本位で読んでいたかもしれません。

 

子供も社会の構成員。社会ルールを知ることで視野を広げて

この本を読むことで暴言は侮辱罪、暴力で相手に怪我をさせたら傷害罪など、子供達のすぐそばで起こり得る出来事がどんな罪にあたるのかを知ることができ、広い意味で自国のルールを知る一つのきっかけにもなります。自分にトラブルが降りかかった時にその「ルール」を知っているか否かでその後の対応も大きく変わってくるでしょう。「本当にこれが子供のしたことなのか?」と疑いたくなるような事件も後を絶たず、SNSの普及によりその手口は大人からわかりにくく緻密。自殺年齢も昔と比べ低年齢化している悲しい現状。子供といえどこの国の一構成員です。幼いころからルールを意識することで、卑劣な加害者を少しでも減らし、傷つく子供が一人でも減ることを願います。

「こども六法」は道路交通法、刑法、民法、憲法など6つの項目から構成されており、1200円程度の価格で今年の秋の出版を目指しているところです。(現在は電子書籍のみ販売) 著者の山崎さんはこの本を「まずは全国の小中学校1校つきに1冊以上置いてもらうこと」を目標に掲げているそう。子供のみならず、法律初心者の大人にもおすすめの一冊なので導入書としていいかもしれません。

                    

学校も家庭も、子供にとってはかけがえのない場所。その場所で苦しい出来事があった時に心身を救う手法の一つとして「法律の存在」というものがあってもいいと思います。「まだ幼いから…。まだその年で知らなくても…」と大人が思ったとしても、子供の法律に関する知識が子供自身を守る一つの術となることも十分あり得ます。この本を通じて子供達に法律に興味を持ってもらい、自分自身や周りを守る力を一人一人に持ってもらいたい。そして「これはおかしい」と思ったときに身近な大人にしっかり「力を貸して」と堂々と言えるような心が培われることを期待したいです。

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