嗅覚は本能と直結している!?香りが心身にもたらす効果は侮れない!

健康

嗅覚が心身にもたらすものってすごいと感じたことはありませんか?

「あ、このにおい…。あの時のにおいだ…」と嗅覚から記憶がよみがえった経験のある人もいらっしゃるでしょう。私もその一人で、視覚や聴覚以上に嗅覚が過去の出来事を鮮明に呼び覚ましている気がします。

他にもお気に入りの香水、土や海などの自然界のにおいなどはすごくリラックスでき、緊張がほぐれたり幸せな気分になったりします。

五感の一つである嗅覚は、脳にどのように作用しているのでしょうか。

においと記憶の繋がり

視覚や聴覚よりも嗅覚が記憶を鮮明にさせる理由は、五感の中でも唯一嗅覚だけが脳内で記憶を司る組織と直結しているからだそうです。

生まれたての赤ちゃんは、まだ目があまり見えない中、声のみならずにおいでも母親の存在を感じていると言います。敵のにおいをかぎ分ける、母の匂いを探しておっぱいを飲むなど、人間の持つ本能、生きていくための機能が最初から備わっているため、においを感じることで脳が俊敏に反応してるんですね。

私の場合、香水が大好きだった時期があり、当時付けていた香りがすると一瞬にして記憶が蘇ります。漠然とではなく、その時何に夢中だったか、何に悩んでいたか、どんな景色を見たかなど、詳細まで思い出されます。視覚や聴覚では思い出せない深いところまで嗅覚は入り込んでいるんだと実感しています。

香りで生活を快適に

においは脳に様々な効果を演出してくれます。においを感じる大脳辺縁系という部分は、心身の快・不快を感じる自律神経にも直結していて、アロマオイルや自分の好きな香りをかぐことでリラックス効果をもたらしてくれます。

においの種類によっては、集中力を高める(レモン、ローズマリー、コーヒーなど)、安眠効果がある(ラベンダー系)、心身のリフレッシュ(ミント系や柑橘系)など効果は様々で、生活においてプラスの効果が期待できます。勉強をするときはこの香り、寝る前はこの香り、というように状況に応じて香りを使い分けることで脳の切り替えにもつながり、メリハリのある生活が期待できます。

まとめ

危険なにおいに反応して身を守ったり好きなにおいをかぐことで緊張をほぐしたりと、においは私達の生活と密接にかかわっています。本能と直結している嗅覚。日々の暮らしの中で自分の好きな香りを見つけ、それを生活の中に取り入れることでより充実した毎日になることでしょう。

早速今日から香りのある生活をはじめてみてはいかがでしょうか。


 

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