コロナワクチンを打つと不妊症になる________。
そんな恐ろしい情報が拡散されているのをご存知でしょうか。
コロナウイルスは今この瞬間にも人から人へと感染を続けており、罹患者は増すばかり。
一刻も早くこの状況を抜け出すために開発されたワクチンなのに、もしこれが真実であればワクチン接種をためらう人も多くなると予想されます。
これは単なる噂なのか真実なのか。
調べてみたいと思います。
どこから出た情報なのか
「ワクチンを受けた人の97%が不妊症になる」
「一世代全体が不妊になる」
など、ワクチンをめぐってかなり激しい書き込みがSNS上にはたくさん出ています。
アメリカではすでにワクチン接種を渋る人が増加していて「ワクチンを絶対に接種しない」と考えている人の2/3は生殖能力のリスクを懸念してのことだそう。
これから親になる世代の人にはとても悩ましいところで、難しい判断と言えそうです。
「不妊」「流産」の根拠
ワクチンを打つと不妊になる、流産をするなどという噂の根拠とされているのが、ファイザー元副社長の「ワクチンに含まれる物質が、哺乳類の胎盤に影響を与える」という発言。
『コロナに対する抗体が胎盤組織にあるたんぱく質を攻撃し、その作用により不妊になる』とする説がネット上を錯綜しています。
「不妊症」「流産」というフレーズは、これから子どもを生み育てる世代にとっては聞き逃すことのできないとても重大な事項でもあるため、SNSを通じてたちまち世界に拡散したと考えられます。
日本でも接種が徐々に進んできてはいますが、ワクチンの副反応は男性よりも圧倒的に女性に出やすいことが明らかになっているため、若い女性を中心にさらにワクチンに対する疑念が湧いているのではと推測します。
情報はデマ!?
その一方で、この情報はデマだ!と反論するメディアや組織は多く存在しています。
WHO(世界保健機関)の予防接種・ワクチン部門責任者であるケイト・オブライエン氏は今年の2月にTwitterにて
「私たちが推奨しているワクチンが不妊を引き起こすことはない。これはさまざまなワクチンに関して広まった噂に過ぎず、真実ではない。不妊を生じさせるようなワクチンはない」
Dr @Kate_L_OBrien busts some #COVID19 vaccine myths related to infertility, DNA and composition of vaccines ⬇️#ScienceIn5 pic.twitter.com/0Kudbr2ZmK
— World Health Organization (WHO) (@WHO) February 7, 2021
と発言しています。
アメリカでは、米国産科婦人科学会・米生殖医学会・母体胎児医学会議が「ワクチンが生殖能力の喪失につながり得るとの証拠はない」との考えを共同声明で発表。
日本でもこの情報に関する記事がいくつも出ており、世界中の関心の高さがうかがえます。
ワクチン接種後でも妊娠・出産に繋がる!?
デマだとする根拠の一つに、ワクチン接種後の女性の妊娠・出産が挙げられます。
ワクチンを打った後の追跡調査から妊娠、出産に至り、子どもも健康そのものだという事例がいくつも判明しているとのこと。
流産に着目しても、接種した人の流産と未接種の人の流産は率がさほど変わらず、ワクチンの影響はないと考えるのが自然との見方をしています。
ワクチン接種後に無事に妊娠・出産をしている人がいるのであれば、不妊症説は疑わしくなってきますが…。
ワクチンに対する不安
「不妊や流産はデマ」と多くのメディアや組織は結論付けてワクチン接種を推していますが、実際のところそうも言い切れないのでは…と個人的には思っています。
通常ワクチン開発は研究・実験・治験等に時間がかかるため数年を要することもザラにあります。
人体に悪影響が出ないかどうか様々な実験や検証を重ね、使用しても問題ないとされてようやく世に出てくるものなのですが、コロナワクチンが世に出てくるスピードって早いな、と感じませんでしたか?
ワクチンを打たずに様子を見ると言っている人達はおそらくそこが一番の懸念材料になっていると思われます。
世に出てくるのが早かったため、接種から中長期経った後の様子がわからない。将来副作用が出ないとも限らない。
ワクチン接種は世界で進んでいるものの、言ってみれば自身の身体で治験をしているような状態なのです。
万が一接種後にワクチンが将来に影響を及ぼすとわかったとしても体内から取り除くこともできないため、受けるのをためらう気持ちはよくわかります。
「不妊や流産になるという証拠がない。実際に妊娠・出産している人もいるし」というだけでイコール安心かと言われたらちょっと違う気がしています。
最近出てきたワクチンなのですから、ワクチン接種してから長期間経過した後の様子を誰も知らないのは事実。
ワクチンをめぐって莫大な費用が動いているし、イメージを悪くするような情報は隠蔽されている可能性だってあるとも考えられます。
疑いすぎでしょうか…。
自分の身は自分で守る
コロナワクチンの記事のコメント欄に気になる書き込みがあったのでご紹介しますね。
妊活している友達夫婦が、ご主人が医師でワクチンを接種。
その後いつも通り不妊治療の病院へ行ったら精子がゼロになっていたそうです。(それまでご主人に問題はなかった)
友達はワクチンがかなり怪しいと落ち込んでます。
子どもが欲しい世代は打つのを考えた方がいいと先日話してくれました。
私はこういう話が表に出てないことに不信感を抱きました。
実際にこのような体験をされている方がいらっしゃるようです。
失礼ながら、ネットのコメント欄での情報なので確実なことなのかと言われるとなんとも言えないのですが、仮に事実とするならばとても恐ろしいことです。
推奨されているから打つ、みんなが打っているから打つ、では後悔することが起きた時に悔いても悔やみきれません。
自分なりに調べよく考えた上で、接種をどうするか判断する必要があると感じています。
おわりに
ワクチンで不妊になる、という情報は合っているのか間違っているのか…正直どちらが正しいかははっきりわかりません。
現在はっきりとわかっているのは、
・ワクチン接種後でも無事に妊娠・出産をしている人がいる
ということと、
・ワクチンができて間もないので中長期経った後の身体の様子はわからない
ということです。
なのでどちらの情報が正しいとも間違っているとも言えないのが現状です。
新型コロナウイルスの流行も怖いですが、それを防ぐためのワクチンに対しても恐怖を持つ人は世界中に多く存在しています。
私自身も接種を迷っていてもう少し情報を集めてから判断しようと思っていますが、一人一人が情報を集め、調べ、吟味し、判断するという作業はとても重要です。
また新たな情報が入りましたらお知らせしますね。
昨日から北海道、岡山県、広島県が緊急事態宣言地域として加わりました。
まだまだ収束しそうにありませんので、皆さん予防をしっかりとしてお元気でお過ごしくださいね。
コメント
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