スマホやデジカメで手軽に写真を残せる現代ですが、撮った写真はその後どうしていますか?
写真としてプリント?
それともデータのまま保管?
せっかく撮った写真なのに、ほぼ見返すことなく保管しているだけならもったいない!!
愛情たっぷりの写真を見せることで、子供の能力の向上が促せるかもしれませんよ☆
写真から伝わる愛情
自分が赤ちゃんだった頃の様子を知る一つの手段として写真が挙げられます。
生まれた直後、1週間後、1ヵ月後…。
どんどん大きくなっていく自分の姿に感動するとともに、その記録を残してくれていた周りの大人への感謝の気持ちも湧くことでしょう。
出張撮影を手掛けている「fotowa(フォトワ)」(ピクスタ株式会社運営)が今年の1月に全国の15歳~29歳の男女を対象にアンケートを行ったのですが、その結果がとても興味深いものでしたのでご紹介したいと思います。※有効回答数:212名 うち10代69名、20代143名
非認知能力に大きな差
非認知能力ってご存知ですか?
それは心の持つ力。数字では計れない能力のことを指します。
非認知能力には種類が二つあります。
一つは自尊心、自己肯定感、自立心などの【自分に関する力】。
もう一つは、協調性、社会性、道徳性、思いやる力などの【他者と関わる力】。
どちらも生きていく上で絶対に欠かせない大切な能力です。
先程のアンケートでは、写真の有無がこの非認知能力と大きく関わっているのではないか、という結果が得られたのです。
「家族からの愛情を感じる写真を持っていますか?」という質問に「ある」と答えた方は、「自分の親から大切にされていると感じますか?」の問いにも「とても感じる」と回答する割合が高く、「愛情を感じる写真がない」と答えた方より32.1ポイントも高かったそうです。
「難しい問題にぶつかったときに諦めずに取り組めるか」では21.0ポイント差、「自ら目標に向かって何かに取り組むか」では19.2ポイント差など、親からの愛情を感じる写真を持っている人ほど非認知能力が高いという結果になったのです。
詳細はこちら→子どもの「やりきる力」「協調性」向上に家族写真が有効
非認知能力は、多くは親の愛情のもとで育まれていくもの。
親という安心・安全な場所があるからこそ、子供はのびのびと、色々なことに興味を持って、自由自在に動けるのです。
親という強い味方がいるから、失敗しても立ち上がる、チャレンジする、褒めてもらって自信をつける、そしてそんな自分を好きになれるのだと思います。
「写真」という親や周りの大人から見た目線にどう写っているかで自分がどう思われていたのかを推測することは子供でも可能です。
愛されている、と感じる写真をたくさん撮れるといいですね。
最も愛情を感じやすい写真は…
あなたが持っている写真の中で、親の愛情が一番溢れている写真を1枚選ぶとしたらどんな写真でしょうか。
それは何歳頃の写真ですか?
アンケートでは、
・幼ければ幼いほど
・カメラ目線ではなく親子の目線が合っているもの
・カチッとしたものではなく自然体のもの
がより愛情を感じやすいという結果が出ていました。
ポーズをきめている写真もいいのですが、普段の何気ない生活の中で愛情を感じられる写真が撮れているということは、写真になっていない時間も自分は愛情を注がれていたと想像がつきやすく自信に繋がっているのではないかと思います。
写真の中だけの幸せではないことが子供にもきちんと伝わっているんですよね、きっと。
子供に「あなたは望まれて生まれ、愛されてここまで育ってきたんだよ」と話しながら、撮りためた写真を振り返ってみるのもいいかもしれません。
写真の撮りすぎは逆効果!?
写真がたくさんあるほどいいのでは?という気がしますが、それとは逆の研究結果も出ています。
2013年発行の米心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス(Psychological Science)」に、写真の撮りすぎは思い出が薄れる、という研究結果が発表されました。
博物館でガイドツアーに参加した人のうち、展示をただ見て回った人と写真を撮りながら見て回った人とでは写真を撮っていた人の方が詳細を覚えていない、という結果が出たとのこと。
論文の著者である米フェアフィールド大学の心理学者、リンダ・ヘンケル氏は「人々は何かというとすぐにカメラを取り出しては、ほとんど何も考えずにシャッターを切っている。目の前で起きていることを捉え損ねるほどだ」と述べています。
確かに…。
撮ることに気を取られ、撮ったことに満足し、特に見返す機会もなく…という人、私も含めて案外多いのかもしれません。
写真は見返してこそ意味がある
私が幼い頃はフィルムカメラが普通で、フィルムがなくなったら写真屋さんに現像に出してまた新たなフィルムを買って…というのがごく一般的な流れでした。
できあがってきた写真をみんなで眺めてその時の話をしながら思い出に浸る、なんていうのもあの時期ならではの貴重な時間だったなぁと今になって思います。
先ほどのヘンケル氏は、
「写真は何かを記憶する助けにはなるが、それはじっくり時間をかけて鑑賞したり見直した場合のみで、写真を過剰に撮影すると鑑賞がおろそかになる。
個人の思い出のためにデジタル写真を撮っても量が多すぎ、整理していなければ、多くの人は写真を見直したり思い出す気もなくなることを、調査結果を示している。
記憶にとどめるには、写真を撮りためることよりも、撮った写真を眼にする機会を持つ必要がある」
ともおっしゃっています。
撮っただけでは写真は生きてこない。
撮ってそれを振り返ることで写真は真の意味を持つのかもしれません。
私もやってしまいがちなのですが、公園で遊んでいるときや旅行に行ったときなど、写真を撮ることに集中してしまい子供とその場を楽しめていない時があります。
写真という形で残すのも大切ですが、お互いの心に深く刻まれるほどにその場を楽しむ、ということも同じくらい(もしかしたらそれ以上に)大切なんだと気付かされた気がします。
あれもこれもと過剰に撮らなくても最低限だけ撮影して、あとはカメラ越しではなく自分の目でしっかり見ておくのも大切ですよね。
最近は家族の誰かが写真を撮る役に回るのではなく、家族のイベントや普段の日の自然体の写真をたくさん撮ってくれるプロのカメラマンの出張サービスが人気です。
そういうサービスを利用してお気に入りの写真を飾るのもいいですね。
おわりに
私の周りにいた大人たちは写真が好きな人たちが多くてありがたいことに実家には写真がたくさんあります。
大人になってから見てみると、「ファインダー越しにこう見てくれていたんだな…」と感動というか、グッとくる写真もいくつかあって、幼すぎてその時の記憶はなくても写真から愛情がいっぱい出ているのはすごく感じています。
先程述べたように単純に写真があればいいというのではなく、愛情溢れる写真を何度も見返したり飾ったりすることで心に大きな効果が出てくるので、ぜひ今までの写真の中からベストショットを探してみてください。
写真や自分が作った工作や絵などが目に見える場所に飾ってあるだけでも子供の自信に繋がっていきます。
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100均の写真立てに入れるだけでもインテリアとしていい感じになるので、親子で楽しみながら飾っていくのもいいですね。
お気に入りの写真を1冊のフォトブックにしていつでも手に取れるようにしておくのもオススメです。
あなたの愛情がお子さんの心にずっと残りますように♡
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