クリスマスまであと2カ月を切りましたね。
サンタさんに何をもらうかそわそわしているお子さんも多いことと思います。
『サンタクロース=プレゼント』と考えがちですが、実はもっともっと素敵な贈り物があることに気付いていましたか??
クリスマス当日までの日々が最大のプレゼント
「サンタクロースから子供への最大のプレゼント」と聞くと何を思い浮かべますか?
子供が欲しがっているおもちゃでしょうか。
家族で囲むクリスマスの夜の食卓でしょうか。
どちらも最高のプレゼントですが、もっともっと大切なサンタさんの役割があります。
サンタクロースから子供への最大のプレゼント。それは「想像力を培うこと」。
サンタさんはどこに住んでいる?どこの国の人?ソリを引くトナカイは何頭いるの?何で家の場所がわかるの?クリスマス以外は何をして過ごしているの?…などなどサンタクロースにまつわる疑問は数えきれないほどたくさんあります。クリスマス前の子供達は自分で様々なサンタクロースの姿を想像してその日を待ちわびていることでしょう。
実はこの「わからないことを想像してみる」という行為は生きていくための根幹ともなる重要な作業です。子供が幼いころから絵本や遊びを通じて「想像の世界を楽しむ」ということがどれほど重要なことなのか、残念ながらきちんと理解している大人は意外に少ないように思います。
想像する力がなぜ大切なのか
『想像力』とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
辞書で調べてみると、
経験していないことや現実には存在していない事柄を心の中に思い描く能力
とあります。
想像力が高ければ高いほど、豊かで充実した人生が送れると言われるほど生きていく上では大切な能力。
想像力がなぜ人生を左右するほど重要なのでしょうか。
想像力が高いと…
・将来に展望が持てる…想像することで「なりたい自分」に近づこうと努力ができる。望んだ未来を現実のものにするために今自分に必要な行動を見極めることができる。
・思考が柔軟になる…困難があったとしても、自分の過去の経験や知識、はたまた友達の経験したことなどからヒントを得て柔軟な発想で対応することができる。様々なシーンを想像できるため、予想外の出来事などに直面しても大してうろたえない。
・自分を危険から守る…「これをしたらどうなるか」と想像することで実生活においてもビジネスにおいても危険回避に繋がる。
・人間関係が円滑に進む…相手が今どのような心境なのか想像することで思いやりを持って接することができ、共感する力にも恵まれる。
想像力が欠如していると…
・目の前のことしか見えず行き当たりばったりの行動になる
・相手の気持ちを汲み取れず、トラブルに発展することが多くなる
・予想外のことに耐えられない
人生の豊かさと直結していると言われている想像力。
「今すぐ身につけさせたい!」と思いませんか?
想像力を養うには想像することを習慣化することが必須
子供が想像力を鍛えるのに一番いいきっかけとなるのはサンタクロースではないか、と私は考えています。世界中で大人も子供も共通してワクワクする行事であるクリスマス。シーズンになると町中がクリスマス一色になり、大人も一緒になってその時期を楽しむ。親子で楽しみながらクリスマスやサンタクロースについて想像力を鍛えることができるので、今からの時期は習慣化に向けて適した時期になりますよ。
例えば…
・プレゼントを考えるとき、そのおもちゃがあったらどういう遊びができるのか、それで遊んでいる自分は楽しそうか、などを想像させてみる。
・サンタさんがどこの窓からどうやって入ってくるかを想像させてみる。
・街中で日中に見かけるサンタさんは本物かどうか想像させてみる。
などなど、ネタはあちらこちらに転がっています。
親子で想像することは子供が一人で想像するよりも楽しく話の幅も広がるので、ぜひ一緒に取り組んでみてくださいね。
子供の考えがより具体化するよう、想像したことを絵に描かせてみることも想像力を鍛える訓練になりますよ。
おわりに
想像力を鍛えることでよりよい人生が送れるのであれば、今日からでも実践してみたいところですよね。サンタクロースに限らず、絵本の世界でも想像力を鍛えることは十分に可能ですのでその子に合ったやり方を見つけてあげてくださいね。
我が家の長女は9歳なのですが、今でもサンタクロースを信じている(信じようとしている?)ようです。本当に存在しているのかな…と薄々気付いてはいるようですしお友達から本当はいないという情報を仕入れて帰ってきたりしているのですが、こちらも想像力をフルに生かして彼女の疑問に一緒に向き合ったことでまたサンタクロース存在説が有力となりました(笑)。
どの子供達もいずれ真実がわかるときがくるとは思うのですが、物事を想像する習慣は永遠であってほしいです。
今年のクリスマスが皆様にとって素敵な思い出となりますように。
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