現在世界的に懸念されているのがコロナウイルスの変異株«オミクロン»。
日本では今日から医療従事者を対象に3度目の接種が進んで行く予定になっていますが、モデルナ接種者には悲報とも言る情報が飛び込んできました。
英新聞社「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューで、モデルナのバンセルCEOが「オミクロン株に対する現行のワクチンの効果ははるかに低い」と発言。
オミクロン株に対応するワクチンを今から造るのであれば、数カ月はかかるとの見解を示しました。
オミクロンに対する自社のワクチンの効果の薄さを公にしたのはモデルナが初めて。
ここで気になってくるのが、ファイザーやアストラゼネカの効果はどんなものなのかということですよね。
まずファイザーですが、イスラエルでファイザー製のワクチンを3回接種済みの医師が2人オミクロンに感染しています。
しかしこれは想定内。
デルタ株の時もそうだったように、ワクチン接種済者でも感染はするし人にもうつす可能性があったことから、オミクロンもそうなのだろうと容易に想像がつきます。
オミクロンに感染した医師はいずれも軽症で自宅療養で済んでいるとのこと。
ファイザーワクチンで重症化が防げているのかもしれないし、そもそも軽症で済む型なのかもしれないし、そのあたりはまだはっきりしていないようです。
続いてアストラゼネカ。
アストラゼネカは全ての変異株に対して有効性が示されていると強調していて、ワクチンのみならず開発中の抗体カクテルも新変異株にも有効性を維持できると見込んでいるとのこと。
勝手にそう思い込んでいるだけなのか実際に効果があるのかはイマイチよくわかりません。
これまでの調査からWHOは「(オミクロン株は)過去の変異株よりも、一度コロナにかかった人が再感染しやすかったり、急速に広がったりしやすい可能性がある」としていて、まだ調査中ではあるものの変異株よりも感染力が高く、罹患経験者やワクチン接種済者でもそれまでに備わった免疫をすり抜けて感染が広がってしまう心配があるとしています。
現行のワクチンがオミクロン株にも有効かどうかをはっきりと知るためには、まだ数週間程度は情報収集がいるとのことで、今のところ現行のワクチンがオミクロン株に有効か否かは不明であるという状況です。
コロナ対策としてワクチン接種が促されていますが、テレビの情報を鵜呑みにしていては身を滅ぼす結果に繋がりかねないので、打つ人も打たない人も自分自身で情報収集をし、納得のいく選択をしてほしいと思います。
情報は与えられるものではなく自分から取りに行くもの。
1日でも早くコロナ騒動が落ち着くことを願います。
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